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 この一つ前のUPである 吉本隆明「中学生のための社会科」 で吉本さんが書かれている「新約聖書」のマタイ伝19章の言葉です。
 
 視よ、或人みもとに來たりて言う『師よ、われ永遠(とこしえ)の生命(いのち)をうる爲には、如何(いか)なる善き事を爲すべきか』 イエス言ひたまふ『善き事につきて何ぞ我に問ふか、善き者は唯ひとりのみ。汝もし生命(いのち)に入(い)らんと思えば誡命(いましめ)を守れ』 彼いふ『孰(いずれ)を』イエス言ひたまふ『「殺すなかれ」「姦淫するなかれ」「盜むなかれ」「僞證を立つ忽(なか)れ」 「父と母とを敬え」また「己の如く汝の鄰を愛すべし」』 その若者いふ『我みな之を守れり、なほ何を缺くか』 イエス言ひたまふ『なんぢ若し全からんと思はば、徃きて汝の所有(もちもの)を賣りて貧しき者に施せ、さらば財寶(たから)を天に得ん。かつ來たりて我に從へ』 この言(ことば)をききて、若者悲しみつつ去りぬ。大いなる資産を有(も)てる故なり。
 
 ここを読みまして、イエスの厳しい言葉よりも、去ってしまった若者の悲しさのほうが判る気がします。今のボランティア運動なんか、すべてこの若者の立場ですよね。でもイエスの言葉は厳しいです。おそらく吉本さんがボランティアに関して言われるのも同じことなのでしょうね。
5月28日の千駄木駅近くの小学校の運動会です。