2005年09月23日

吉本隆明「13歳は二度あるか」

13歳は二度あるか―「現在を生きる自分」を考える

読了日 2005年9月23日(さっきの電車の中で読み終わった)

 実に刺激的な本の題名でした。私も自分の13歳のときのことを考えました。
 次のことはもっとも頷いていました。

 誰かがさぼったら、そいつを糾弾したりせずに、同じグループの仲のいい奴らで、そいつの分も黙ってやってしまうのがいちばんいいということでした。

 これは吉本さんは他でも言われていました。もう私もすぐに納得してしまうところです。 私も小学生の頃(12、3歳ですね)、学級委員をやっていて、掃除のときなんかに、真面目に掃除する女の子のグループなんかに、掃除をさぼって、箒でチャンバラなんかしている男の子たちのことを注意してほしいとよく言われたものです。私は、そんなとき、「さぼる奴はそれでいいじゃないか、僕たちだけでやればいいんだよ」と言っていたものでした。

 私のこの考えは、その後もずっと変っていません。
 この真面目な女の子たちの言い分を通すとすれば、そのさぼるグループを排除したとしても(いくら説得しても、相手が変らなければ、最後には彼らを排除するか最終的には削除するしかなくなります)、また同じ事態が起こるのです。不良分子を撲滅しても、また不良でないはずの中から、必ず一定の割合で不良部分は生まれてきます。

 いえ、他にもいくつも思うことがたくさんあった吉本さんの本ですが、今はこのことが思い浮かびました。



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