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 NIKKEI NETこのニュース がありました。

 三菱商事が北越製紙の筆頭株主に躍り出ることで、北越株を巡る王子製紙と日本製紙グループ本社の争奪戦は三菱商事の意向が左右する状況が強まる。商社が製紙会社に出資する狙いは何か。原材料供給から製造、製品流通まで紙・パルプ事業に一貫して関与することで利益拡大を狙う新しい商社ビジネスの姿が見えてくる。
「北越製紙との提携でいろんな成長戦略が描けるようになる」。三菱商事の水野一郎副社長は7月28日の2006年4―6月期決算発表の席上、北越への出資効果についてこう説明した。
(2006.08.08)

 この製紙業界のニュースを興味深く見ていました。私は30代前半に広告制作会社でチーフプロジューサーをやっており、毎日の仕事のうち一番多いのが、チラシ広告の制作でした。だから、印刷会社に、この使用する紙をどうするのかというのは、もう実に大切なことでした。日経新聞には毎月1度、日経産業新聞には、週に1度、製紙のキロ単価が掲載されており、それを私は切り抜きしていました。実はあの新聞記事では、実際の紙の値段が判るわけではなく、あくまで参考にするわけですが、とにかくかなりな折込チラシ数ですから、紙の値段は大事でした。

 それに私は紙に関する手帳を持っており、実に印刷屋の営業マンには、紙に関しても私のほうが詳しかったと思います。
 その時代よりも、製紙業界も随分変わりましたが、今でもチラシの紙は手で触ってみていろいろなことを感じています。コート紙も厚さも違うし、紙の断裁方法も違います。「あ、この断(たち)だと、枚数は何十万部くらいだな。そうすると、このチラシの物件は○○の範囲くらいに撒いているんだ」なんて考えているのです。
 もちろん、チラシだけではなく、それこそいくつもの製品のカラログも作りましたから、いい紙も使いましたね。商品によって、写真が映えるもの、日本的にしっとりした印刷に合うものなど、紙はたくさんのことを考えたものでした。

 今製紙業界の闘いを見ていまして、いろいろなことを思い出してきます。

  写真は、昨日8日午後7時くらいの、このマンションのこの部屋から見た夕日です。