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 たった今、振替伝票に記入する科目印を見て思いました。

 もう今はみな財務会計は、ほぼパソコンで処理するわけで、あのコクヨの振替用紙に科目印を押す作業って今は必要なのかな。
 私はある会社で、振替伝票を何年も押していたことがあります。そこでは社長の奥さんが出金伝票と入金伝票を起こすわけですが、銀行の当座勘定とか、毎月の売上仕入等々の勘定を起こすことはできませんでした。最初の数年は教えていましたが、もう途中から止めました。昭和ひとけたの生まれでしたし、そんな振替伝票を正確に起こす意味なんかないのです。もう最終的にパソコンに私が正確に入力すればいいのですから、その振替伝票を正確に起こす必要はありません。

 でも私の思いを正確にいいますと、やはり振替伝票は起こして、それをすべて決済してもらう必要があります。小さな会社なら、すべて社長が見て決済印を押すべきでしょう。疑問があれば、そのときに解決すべきです。
 それででも、だからコクヨの振替伝票を起こす必要があると私は言っているのではありません。そうではなく、まずすべてパソコン経理ソフトで入力して、振替伝票を印刷して、社長なりに決済印を押してもらって、もし違っていたらパソコン上で訂正するということです。
 この決済が終わって初めて元帳が作られ、月次決算というよりも日々の決算もできていきます。
 でも長年経理をやってきた人は、どうしてもコクヨの振替伝票に科目印を押さないとすまないのですね。その気持は正しいのですが、大事なのは正確な振替をして、それを社長なりに決済してもらうという正確な手続きです。コクヨの振替伝票に科目印を押すこと、そのものには、本来たいした意味はありません(といっても、私はあのコクヨの振替伝票は好きですが)。
 せっかく振替伝票に科目印を押しても、社長なりに決済してもらわないのでは(ええと、これはその経理が悪いのではありません。社長なりが理解できないからいけないのです)、何もなりません。

 私が30歳の頃就職しました赤坂の広告制作会社では、社長は4つの会社の社長でした。ワンマンで、非常に怒りっぽい社長でしたが、そして経理畑の人ではありませんでしたが、いつも振替伝票は決済していました。一つの会社は日本中に支店があるのでしたが、その支店の各帳簿も、この本社の社長決済が終わってからのち帳簿に記載されます。
 私なんか、私の制作会社の仕事上の決済事項で、絶えず社長の決済が必要です。社長室には、秘書が3人いまして(あ、思い出した、そのうちの一人が美人で私は好きだったなあ)、それを通さないとならないのですが、私は一気に社長室に入ってしまいます。筆頭秘書が、「あれ、社長、萩原さんを呼びました?」なんて言って社長室に来る頃、私はもう社長の前にたって喋り始めていました。
 でも社長は、もういつもこの振替伝票のたばに、代表印を押していました。「耳は聞いているから、一体なんだ?」と聞いてきたものでした。そこで私は喋りだすのです。
 もう面倒な社長で、私はどうでもよかったけれど、今思い出せば、あの経理の決済のやり方は正しかったなあ(あ、でも、あんなにすべて全部社長が決済すべきではありませんが)。

 前に「資本金とは何か」への周の応え に書きましたが、財務会計って大事だよなあ。大事なことを教えてくれます。

 写真は21日の我孫子の自宅近くの手賀沼ふるさと公園です。三脚構えて野鳥を撮っている方がいました。私より5,6歳年上の方だったなあ。