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 ぼくがもし小泉純一郎みたいな立場の政治家だったとして、たとえば外国から靖国神社へ行くのは外交の妨げですなんていわれたら、冗談はよせやいと一言のもとにいうところです。そんなこといまさら言えた義理かというと思いますね。ヨーロッパとかアメリカとか、自分たちは植民地をさんざん作っておいて、何で日本だけがいけないんだ、しかもこっちは大東亜戦争の名目はついていたんだから、そういうことをいうのはおかしいと、ぼくだったらいうと思います。政府の命令と主導で大勢引き連れていくのなら問題だけど、一人で御参りして帰ってきてどこが悪いんだって、そんなことは仮に悪くたって、お前のところに言われる筋合いじゃないっていいます。(『生涯現役』2006.11.20洋泉社第ニ章「老いのことば」)

 これは実に気持いいことを、気持いい言葉で言ってくれています。私はもう大昔から思っていたことです。なぜこれだけのことを、日本の政治家及び各知識人たちは言いきれないのか。なぜ自分たちの父親母親たちが、何か卑劣なことをしでかしたようなことを思い込んでいるのか。私にはどうしても理解できないことだった。今こうして、吉本さんの言葉を読むと私の父が笑顔で私を見てくれている気がしています。

    写真は6日に撮りました。ポコちゃんの生まれた産院の廊下にあった絵です。私周は美術はよく判らないけれど、絵が大好きでよく見ていた父や義父だったら、この絵のことをいくらでも論評したでしょうね。