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 弁護士 小松亀一 法律事務所この記事 がありました。私は読んでいまして涙が出てきました。こんな裁判官もいるのですね。

○更に感心、感激したのは調停条項について確認が終わると普通の審判官は直ぐに退席するのですが、その審判官は、離婚成立に当たり、私から当事者の方に「お願い」がありますと告げて、以下のお話をされたことです。私は、上から押し付ける説教口調ではない「お願い」と言う表現に感激しました。

・不幸にも離婚に至ってしまいましたが、離婚したことは、何ら恥じることはありません。いたずらに離婚に至った過去を悔やむより、新たに出発する今後の、将来のことに目を向けて下さい。

・お父さんにお願いです。母親とは離婚して他人になり、親権者が母親になり子供と離れた生活となっても、父親と子供の親子関係は生涯続きます。父親としての自覚を決して忘れないで下さい。そのために父親は決められた養育料をキチンと最後まで支払って下さい。時に支払が苦しくなるときがあるかも知れませんが、何とか、頑張って支払を続けて下さい。

・お母さんにお願いです。養育料に不満を感じることがあるかも知れませんが、子供が病気になったり、或いは進級、進学等でお金がかかるときは、お父さんに堂々と相談して下さい。またお父さんも相談に乗って下さい。

・最後にお母さんに一番大事なお願いですが、お父さんから養育料を受け取るのですから、決して、自分一人だけで子供を育てているとは思わないで下さい。子供が物心ついたら、お父さんが養育料をキチンと支払って養育してくれていること、お父さんはいつも君のことを思っていることを、決して、お父さんに見捨てられてはいないとことを伝え、子供とお父さんの面会には出来るだけ協力して下さい。

 こんな裁判官(審判官とは裁判官のことだろうと私は思いました)がこの日本に実際にいるんだということにただただ嬉しくなってきます。私も学生のときに二度裁判を受けました。裁判官は、悪い人、駄目な人だとは思いませんでしたが、はっきりいってけっして頼りにできる存在だとは思いませんでした(ただし、一つ目の裁判の東大闘争の裁判で、すべて欠席裁判、欠席判決ですから、裁判官のことは父や母から聞くしかありませんでした)。
 この裁判官がいう通り、離婚は当事者にはなんら羞じることではありませんが、その両親の子どもには、実に苛酷なことであるわけです。
 それが判っていても両親が離婚するのは、それだけの事情があるのでしょうが、それにしてもその二人の子どものことに関しては、この裁判官のいう通りです。
 ひさしぶりに、いい話を知りました。

 この写真は1月31日に撮りました。ミツ君のお父さんがくれましたチョコレートです。