2017122401987f6434.jpgさしぶりに、曹植の詩を見てみたいなと思いました。
父である曹操には、『薤露』という詩があります。

http://shomon.livedoor.biz/archives/50915860.html 周の三曹の詩「曹操『薤露』」

この父の詩も曹植は、読んでいたと思われますが、この「薤露行(かいろこう)」とは、葬式の時、柩を挽きながらうたう挽歌。人の死を哀しみ悼む歌であるということです。
私は自分の生涯を悼んでいるのであろうかと思いました。
曹植には、こうした詩が多いですね。いや、こうした詩ばかりかといえるのではないかなと思いました。

薤露行 曹植
天地無窮極 天地 窮極(きゅうきょく)無く
陰陽轉相因 陰陽 転じて相い因る
人居一世間 人 一世の間に居ること
忽若風吹塵 忽ち 風の塵を吹くが若し
願得展功勤 願わくは 功勤を展(の)ぶるを得て
輸力於明君 力を明君に輸(いた)さん
懐此王佐才 此の王佐の才(註1)を懐(いだ)き
慷慨獨不羣 慷慨して独り群(ぐん)せず
鱗介尊神龍 鱗介は神龍を尊び
走獣宗麒麟 走獣は麒麟を宗とす
蟲獣猶知徳 虫獣すら 猶お徳を知る
何況於士人 何ぞ況んや 士人に於いてをや
孔氏刪詩書 孔氏 詩書を刪(さん)して
王業粲已分 王業 粲(さん)として已に分(あき)らかなり
騁我逕寸翰 我が逕寸(けいすん)の 翰(かん)を騁(は)せ
流藻垂華芬 流藻(りゅうそう) 華芬(註2)を垂れん

(註1)王佐才 王者を補佐する才能。曹植自身のことを言っているかと思われる。
(註2)垂華芬(かふんをたれん) 花の香りを示すこと。後世に輝かしい名を残すこと。

天と地は永遠に存在し
日月や四季は次々に交代を繰り返す
だが人の送る一生は
まるで風に吹かれる路上の塵のようだ
私の願いは 思う存分の働きをし
持てる力量のすべてを明君に捧げたい
この王佐の才をもつだけで
高ぶる感情を抱えながら ひとり群れることをしなかった
水族は神秘な竜をその長として尊び
走る獣は麒麟をその宗主に仰ぐ
そのように虫や獣でさえ徳ある者を知っている
まして志ある人物なら尚更のことだ
孔子が「詩経」「書経」を著して以来
王者の業績はかがやかしく明かになった
私はここに直径一寸の筆を駆使して
文を後世に伝え、いつまでも華の香りを残したいのだ

なんとしても曹植は、自らの王佐の才能を生かしたいと常に考えてきたかと思います。とくに、そのことは兄である曹丕に伝えたかったのではないでしょうか。
だがその願いはかなわれることはありませんでした。
だから、最後に、「せめて文章を著して、後世に伝えて花の香を残したいものだ」と言っています。
私はいつも曹植に、あなたの詩をいつも読んで、あなたの詩才を感じていますよ、と伝えたいと思っています。

4月7日は、初孫ポコちゃんのお食い初めでした。2つ目の画像は私が購入してきた鯛とあちらのおじちゃんが持ってきてくれた御赤飯です。この御赤飯が美味しかったのです。でもポコ汰本人はまだみな食べられません。実はこのすぐ後(うしろ)には、すました顔のポコ汰がいます。

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