世界大規模投資の時代―世界同時産業革命で日本に「超」長期好況が到来する
 昨日仕事先へ行きました電車の中でほぼ読み終わっていました。やはり私には電車の中が一番いい読書の場です。

書 名 世界大規模投資の時代
    世界的同時産業革命で日本に「超」長期好況が到来する
著 者 長谷川慶太郎
発行所 東洋経済新報社
定 価 1,500円+税
発行日 2007年7月5日発行
読了日 2007年7月28日

 この本で、いくつものところで、「そうだよなあ」と頷いてばかりでした。
 例えば、次の指摘です。

 東京はというと、二〇〇八年に一三号線が開通する予定であるが、その後は、というと、現在までのところ増設計画はないという。世界的には珍しいことである。(第2章 大規模投資の時代 5 進む世界の大都市再開発 地下鉄の建設ラッシュが進む)

 私は昔よく、早稲田の戸塚町(今は西早稲田)から、新宿まで都バスに乗ったものでした。あとは、高田馬場まで歩くしかないのです。そのときに、いつかそのうちに、ここの地下鉄が走るんだろうな、と思っていましたが、それが実に38年後なんですね。いや、他にも地下鉄をもっと走らせてほしいと思うのですが、さてさてどうなのでしょうか。
 おそらく、この日本でも地下鉄に限らず鉄道の深夜運転の希望が増えて行き実現するかと思います。そうしたときに、もっと鉄道網の拡張が必要なのではないかな。
 例えば、私は埼玉大学の学生だった頃、都営6号線が、大宮バイバスの上か地下かを走って、大宮まで鉄道ができるものだと思っていましたが、それはないようですね。思えば、たくさん夢想していたものです。
 次も始めて知りました。

 今、「デフレ」が定着する世界経済の基調の中で、BRICsの急成長が大きく関心を集めている。中国に次いでインドが、さらにブラジルが、さらにまたロシアは脚光をあびている。さらには、それに続く国として、「ネクストイレブン」と呼ばれるベトナム、インドネシア、トルコ、メキシコといった国々など、これまで経済成長の恩恵に浴することのできなかった多くの地域に住む地球人口の圧倒的多数を占める人たちが、本格的に経済成長の渦の中に自ら身を投じ。そこで大きな成功を獲得したいと考えている。彼らのそれなりの努力と同時にまたチャンスをうかがうという積極的な姿勢は、これから二一正気の世界経済に新しい特徴と、同時にまた際だった成長の原動力をもたらす最大の要因と考えて間違いはない。(第3章 世界経済大発展の基調が定まった 2 急成長するBRICsと新興開発国 日本生き残りの道は多品種少量生産にある)

 そして、このあとに書いてあります、愛媛県今治市の「タオルの産地」の解説ですが、もう私は驚き、そしてこういうことを書かれる慶太郎さんをもう尊敬してしまいます。他の方では、こうしたことに関心を持たないとしか思えません。
 それと「第5章 日本の技術が世界を支配する 4 世界が見倣う日本の環境保全技術 環境保全投資の効果が出てきた」に書かれている米国カルフォルニアのシュワルツェネッガー知事のトヨタ、ホンダのハイブリッドカーへの処遇には、もう大変なことを感じています。米国も変わらないとならないのだと確信します。
 ただ、この本は読んでいて感心していたばかりではなく、なんだか私にも勇気をもらった思いがします。やっぱり、いつもやってきていたこと、主張してきたことは決して間違ってはいなかったのだという思いです。(2007.07.29)