軍神―近代日本が生んだ「英雄」たちの軌跡 (中公新書 1904)
書 名 軍神
    近代日本が産んだ「英雄」たちの軌跡
著 者 山室建徳
発行所 中公新書
定 価 940円+税
発行日 2007年7月25第発行
読了日 2007年9月18日

 きのうの電車の中でほぼ読んでいました。

 軍神───という言葉から、私はどうしても「広瀬武夫」を思い浮かべてしまいます。私は、どうしても彼の「正気歌」を詠うのが好きで、これまでにも
何度も吟ってきたものです。
 この詩については、以下に書いてあります。

  http://shomon.net/kansi/kansi8.htm#hiseiki 広瀬武夫「正気歌」

 この詩については、私は今まで何度も詠ってきたものです。
 また、彼の恋についても、いつも思い出してしまいます。なんと哀しい恋だったことでしょうか。
 私は、この文章に次のように書いています。

 私はこの広瀬武夫が好きです。軍神になった広瀬ではなく、ただまっすぐに生きている広瀬が好きです。不器用に生きた広瀬が好きです。

 思えば、この本にも書いてありますが、この日露戦争のときには、ロシア海軍の名将マカロフを讃える気持も日本国民にはありました。

 戦争とは衆人環視の下、戦う意志を持ち武器を携えた軍人同士によって、日常生活の場から離れた戦場で行われるものだという前提が、ここにはあった。そうだからこそ、そこで戦い抜いて斃れた者、とりわけ秀でた軍人には、敵味方を超えて追悼すべきだとみなされていた。「マカロフ追悼」

 これが実によく判ります。だが、その後の戦争は、ただただ大量殺戮の場に変わってしまったものだと思います。

 ただ、私はこの広瀬武夫は、まだ実に親しい思いが湧くのですが、橘少佐については、勿論知っているとはいえ、それほど親しい思いは湧きません。
 ただし、そのあとの第三章の爆弾三勇士や、第四章の「昭和の軍神たち」よりは、ずっと詳しく知っているつもりです。
 そして第二章の乃木希典に関しては、今も私はいくつも詩を詠っているものです。いやときには、乃木さんをいつも論じてあちこちで喋りすぎているところです。

 それにしても、この本に関して、どうしてもまだ語りつくせない思いばかりがわき上がります。「軍神」という言葉そのものに、どうしても私もこだわりがあるのでしょうか。