蘇我氏の正体―日本書紀が隠そうとした真実
書 名 藤原氏の正体
    名門一族の知られざる闇
著 者 関裕二
発行所 東京書籍
定 価 1,500円+税
発行日 2002年12月22日第1刷発行
読了日 2007年11月24日

 実に面白く読みました。壬申の乱で天武天皇が勝利しながら、そののちには、やがて天皇家は天智系が復活して、天武系は排除されてしまうわけですが、それは藤原氏の政治的陰謀が大きいとは思っていましたが、天武の皇后であり、のちの持統天皇が、結局は夫よりも父の天智天皇の意思を継いだのだというのは、いわば初めて知った見解ですが、朝鮮半島の政治との中で、「そうかもしれないなあ」という思いになりました。
 百人一首にある、持統天皇の「春過ぎて夏来たるらし白栲の衣乾すてふ天の香具山」という歌は、この天の香具山は聖地であり、そこに衣を乾すというのは非常識なことであり、これが許されるのは、衣を干したのは、神だったということです。そしてそのあとの説明は、ここで私が書くのは面倒なのですが、最後は以下のように言っています。

 持統天皇の「天香具山の歌」は、天武政権打倒の秘めたるクーデーター歌い上げていた疑いが出てくるのである。

 驚きますね。

 藤原氏が四家(北家・南家・式家・京家)を持った意味も、深く判りました。また、藤原が、同じ同族の中臣氏を分離していったわけ、菅原道真を追い落としたこと(私はこのことは今でも藤原氏を憎んでいます)など、いくらでも興味深く読んでいけました。
 でも、私はあまりに判っていません。もう少しいくつもの本・資料を読んで行こうと強く思ったものです。

 でももうやることがたくさんあって、余裕を持って本を読んでいられないことが実に悔しいです。