53c3fd80.jpg 個人の一人ひとりはどこかに重点を置くということになって、その場合に個人に重点を置く人も、制度に重点を置く人も、家庭の幸福に懸ける人もいるわけで、その三つは相伴う場合と相矛盾する場合と両方あるから幸不幸はどこにもあり得るけど、マルクスみたいに一つのことに夢中になった人は個人的にも家族的にも幸福ではなかったでしょうね。
 少なくとも三つある中の一つに重点を懸けたらそうなります。極端に言うと、特に知的な人で、俺の家族は一〇〇パーセント幸福だという人には出会ったことがない。やっぱりどこかが何パーセントか何十パーセントか欠けるだろうなということです。
(「よせやぃ。」『自意識について───第三回座談会』)

 私はどうしても、どれか一つではなく、全部考えていこうかと思っています。吉本さんも実のところも思いは、私と同じであろうと思います。このことは、このあとのところに書いてあります。私も少しずつやっていくつもりなのです。

 3月21日の朝、王子のマンションの周辺です。もう画像が足りなくてね。