2008年07月01日
周の漢詩入門「李白『相逢行』」
広い長安の街の中で、二人の少年が逢って話を交わしている様を李白が見ています。
相逢行(そうほうこう) 李白
相逢紅塵内 相逢(あいあ)う 紅塵(註1)の内
高揖黄金鞭 高く揖(ゆう)す(註2) 黄金の鞭
萬戸垂楊裏 万戸 垂楊(註3)の裏(うち)
君家阿那邊 君が家は阿那(あな)の辺(へん)
(註1)紅塵(こうじん) 往来に立ちのぼる塵の日に映じて紅く見えるもの
(註2)高揖 高く鞭を振り上げる敬礼
(註3)垂楊(ようすい) しだれ柳
紅い塵の立ちのぼる街で出会った二人の少年
たかだかと黄金の鞭を振り上げてあいさつする
しだれ柳につつまれて立ちならぶ何万という家々
君の家はどちらのほうなのですか
これを、少年ではなく、李白が若い女性と出会っているところと解しているものもあります。でも私にはやはり、これは二人の少年の若者の出会いに思えます。
その李白の姿は、年を重ねた姿でもありますし、また少年の日の李白のようにも思えます。
写真は、私の部屋にある「ラバウル経友会『南十字星の戦場───第八方面軍作戦記録』」です





































































