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 私の 吉本隆明鈔集「これまでいろんなことを偉そうに言ってきたけど、自分がやっていることは全部嘘で、全部ダメじゃないかと思いました」へ以下のコメントがありました。

1. Posted by 目森一喜    2008年11月18日 01:20
 もうずっと、今は自信のある事なんて言える時代ではないと思って来ました。重要なのは、自信のある事を言う事ではなく、間違ってもいいから、その都度、思う事、信じる事を言っていく事だと思って来ました。
 もう、みんなおっかなびっくりだから、後戻りして、ロクでもない言説ばかりが横行しています。
 吉本さんは、自信があろうとなかろうと、言うべき事はずっと言ってきて、偉いなと感じて来ました。
 ご自身で、自信を持ちきれない、ダメかもしれないと思いながらも、前に出ています。それは凄い事です。
 この原因は、マルクスがダメで、嘘だったようだという事です。吉本さんは、マルクスを、前よりはいいと思わなくなり、その事を言っているのではないかと、勝手に思います。

重要なのは、自信のある事を言う事ではなく、間違ってもいいから、その都度、思う事、信じる事を言っていく事だ」ということに深く頷きます。私なんか、羞しいことばかりですが、でも自分が思うことを、ここで述べるようにしてきました。いえ、ここだけじゃなくて、毎日書いている手紙にも、なんかのことを話すようにしています。
 そうですね。吉本さんは、前ほどマルクスのことをいわなくなりましたね。私なんか、マルクスの言うことをよく読み込もうとは思うのですが、どうしてもマルクスその人があまり好きにはなれないのですね。そばでいたら、面倒な人だと思うのですね。私には、どうしても合わない人だと思うのですね。でも懸命に理解しようとはしてきたつもりです。マルクス主義は駄目でも、マルクスその人そのものはいいのじゃないか、と思うようにはしてきたつもりなのでうが、やはりどうしてもマルクスという人も好きになれないのです。
 このことは、私のはどうしても大きなことなんですね。私はどうしても吉本さんは、その人そのものが好きなのですね。
自信を持ちきれない、ダメかもしれないと思いながらも、前に出る」というのは、大切な姿勢だと思いますね。おそらく、戦後すぐに、吉本さんは、高村光太郎に、小林秀雄に、何かを喋って欲しかったのだと思います。
 その意味で、今の日本がどんなに混迷していようが、一人の吉本隆明を持っていることは、私には大変に幸せなことなのです。

 写真は、この家にあるメトロノームです。これをポコ汰がいじって実に嬉しそうなのです。それをいつも思い出しています。