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光とともに… (1)
光とともに… (1)
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 この著者とこの本を紹介してくれたのは、SHIROのポメラ日記の斎藤さんのお蔭です。

 しかし、今になると今斎藤さんのホームページを探しましたが、どこで書いてありましたかわからなくなってしまいました。

書 名 光とともに…… 1
    自閉症児を抱えて
著 者 戸部けいこ
発行所 秋田書店
定 価 760円+税
発行日 平成13年8月20日初版発行
読了日 2009年3月14日

 読み始めました。義母が朝の食事をしたとき、そばでこれを読んでいました。母は風邪気味なので、きょうはデイサービスをお休みすることにしたのです。
 なんだか、読みながら、どうしても涙が溢れてしまいます。私の次女が最初に文京区の小学校でこうした自閉症の子どもを看ていたことを思い出します。その子と私の次女が運動会で、手をつないで出てきたときは、私は涙が溢れて仕方なく、後を向いてしまっていたものでした。
 でもこの漫画を読んでいても同じなのです。でも、私の次女のときも、この漫画でも、私はその自分の涙に負けない思いで、懸命に読んでいきました。でもどうしても数々のところで涙が溢れて仕方なかったものでした。
 幸子さんは、憧れの彼雅人さんと結婚して、待望の赤ちゃんが生まれます。でもでも、この赤ちゃんの光は、何故か他の子どもとはどこか違うようです。なんか成長が他の子よりも遅いのかな。
 でも次第に、いくつもの医院他に触れてみて、この光が「自閉症」らしいということが判ってきます。でも憧れの彼だったはずの光のパパも、そのお義母さんも、そのことが判ってくれません。幸子は、別居して自分の父母の家へ転がり込みます。
 でもでも、ここが悔しいです。何故、彼もそのお義母さんも理解してくれないのでしょうか。でもでも、やがて、その苦しい生活を続ける中、この彼も、お義母さんも理解してくれるようになります。お蔭で、雅人は、仕事では閑職に追いやられますが(家庭のことばかりにかまける男は駄目だという、それこそその会社こそが駄目なのです)、やっぱり、自分の家庭を見直し、自分の子どもと妻を見るようになります。そしてお義母さんも、義父さんも判ってくれます。幸子が息子を抱えてけなげに生きる物語ではなかったことで、私は実にホッとしたものです。
 でも、今もまた涙を流してしまいました。幸子のお腹に赤かちゃんができて、それを雅人に伝えると、

「え? あかちゃんができた ───!?」
「うん 今日 病院に行ったら おめでただって」
「そうか赤ちゃんか」
「雅人が今考えていること当てようか?
 もし 光と同じ障害の子が生まれたとしてもちゃんと育てていこう
 でしょう?
「ああ
 赤ちゃんの泣き声が嫌いな光はどうなるのかわからんけど
 なんか方法を考えよう」

 なんだか涙ばかり出している私です。
 でも、これで光も小学生になるのです。私の次女ブルータスが小学校一年生で見ていたあの生徒と同じになるのです。

 最後に、「だだとともに……」という文章を、ダダ母(奥平綾子)という方が書かれています。この方が、この漫画の光のモデルの子を育てているのかなあ?
 最初に以下のようにあります。

 ランドセルがピッタリサイズになった3年生のダダが、朝別れのときにするあいさつは「行ってきます」ではありません。私の目を覗き込んで、目を見開いて、パチッと閉じる…まるでシャッターを切るように。それで私の映像をおしまいにします。
 こんな小さな儀式がいくつもある。そう…ダダは自閉症です。

 この文の最後には、こうありました。

 ダダを育ててきて強く感じること…自閉症という障害が克服させるものではなくて、その特性を理解して、上手に付き合っていくもの。それが、ダダを成長させ、私たちとの暮しを楽にしてくれます。そして、ダダにわかりやすい環境は私たちにもわかりやすいということ。それを、もっとたくさんの人に知ってほしい…今はそう思っています。

 このページに、以下のホームページのURLが示されていました。

   http://www.nucl.nagoya-u.ac.jp/~taco/dada/ann.html ダダ父通信