バカとは何か (幻冬舎新書)
バカとは何か (幻冬舎新書)
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 しかし、ここで目次を書き抜いていて、さすがに「バカ」という言葉が多いことにいささか嫌になりました。これは「私がなんでかなあ?」、と思うのですが、私が自分のことを昔から馬鹿であると思い、そしてそのことに少しもいいとは思っていなかったからでしょう。

書 名 バカとは何か
著 者 和田秀樹
発行所 幻冬舎新書
発行日 2006年11月30日第一刷発行
読了日 2009年6月24日

 いつもの通り、著者紹介と、目次を写します。これが私には、本を読み通すことと並んで、また再び本を読み直していることと同じになるのです。

著者紹介
和田秀樹(わだひでき)1960年生まれ。精神科医。国際医療福祉大学教授。一橋大学経済学部非常勤講師。東京大学医学部卒業。東京大学付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、日本初の心理学ビジネスシンクタンク「ヒデキ・ワダ・インスティテュート」を設立。主な著書に、『大人のための勉強法』(PHP研究所)、『バカの人、その傾向と対策』(ぜんにち出版)などがある。その他、受験勉強法や頭の良さにまつわる著書多数。

目次
序 私の原動力はバカ恐怖
第一章 バカの定義を考える
 衝撃的なバカ論との出会い
 辞書ではどう定義しているか
 「通じない」という巨大な壁
 「わからない」のはバカじゃない
 バカは差別語、さげすみ語ではない
 語源は「無知」を意味する梵語?
 IQとEQ(心の知能指数)から考える
 バカは治るか、治すべきか
 バカにつける薬
第二章 世間のバカを見極める
 鈍臭い人、要領の悪い人
 結果が出せないかわいそうな人
 詰め込み教育はバカを作るか
 知識社会というパラダイム
 馬鹿は悪循環する
第三章 認知科学から見たバカ
 “脳”からバカを考える
 知識が足りないというバカ
 知識があっても推論のできないバカ
 メタ認知(自己チェック)が働かないバカ
 スキーマ(思い込み)に縛られるバカ
 都合の悪い推論はしにくい
 メタ認知から自己改造へ
第四章 精神医学と心理学から見たバカ
 心の病とバカの関係
 神経症になりやすいバカと森田療法
 自動思考というバカ状態と認知
 うつ病になりやすいバカの考え
 ボーダーラインというバカ
 自己愛パーソナリティ障害というバカ
 EQ理論から見たバカ
 さまざまなバカを生み出す強迫性の心理
第五章 二十一世紀におけるバカ
 時代が変わるとバカも変わる
 学問があてにならなくなってきた
 新しいタイプの学者バカ
 知的謙虚というリコウと知的怠惰というバカ
 スペシャリストを目指すバカ
 文系の発想で生きるバカ
 数字でものを考えられないバカ
 数字に振り回されるバカ
 問題“発見”能力と問題“解決”能力
 これからは試行力がものを言う
 疑わないバカと疑いすぎのバカ
 複眼思考を身につける
第六章 バカに見える人の構造
 リコウであってもバカに見られたら終わり
 威張る人はなぜバカに見えるのか
 論客がバカに見えるとき
 テレビに出るとなぜかバカに見える人
 “賢そう”にはワケがある
 自分の能力特性を知る
 話をわかりやすくするテクニック
 議論に弱いと圧倒的に損をする
 話がうまい人の落とし穴
エピローグ バカとリコウは結果論
 バカのほうがいい思いをすることはあるか?
 “脳の格差社会化”が広まっている
 バカを脱皮しながら生きのびよう

 テレビでよく拝見する方です。裏表紙に次のようにあります。

私は他人からバカ呼ばわりされることに恐怖を感じる。私はそういう人間だ。しかし昨今、街中、社内、テレビの中に、目に余るバカが激増している。理由は何だ?なぜバカは自分のバカに無自覚なのか?―バカが気になって仕方ない著者が始めたバカの研究。精神医学、心理学、認知科学的見地から、その諸症状をあぶり出し、処方箋を教示。リコウとバカの格差によってコミュニケーション不全が拡大する今こそ知りたい、バカの治療法。 

 09062702思えば、このことは私も同じですね。自分では、自分のことを馬鹿だと思っていても、他人にそう言われること、そう思われることには恐怖心があるものなのです。
 なんだか、自分にたいして、情けないなあと感じてしまいます。
 思えば、私は自分の頭で考えるよりは、自分でこうしてキーボードを手で打ちながら、どこかを写しながら、それで少し考えて行こうと、今も思っているし、昔から思ってきたことです。
 でもこうして、インターネットでさまざまなものを見たり読んだりできることはいいことですね。昔のように本ばかりしか読まなかったときよりも、数段いい時代になったなあ、ということを強く感じています。