紀元前446年頃〜紀元前385年頃の生涯で、アテナイの喜劇作家でした。作品は今は全11作が現存しており、私はそのすべての作品を読んでいます。読んだのは高校2年の時かなあ。
 このアリストパネスの喜劇は、いわゆる私たちがよく知っている多くのギリシア世界の神話等々にからんだ悲劇作品とはかなり違います。實際のペロポネソス戦争を経過していたギリシア世界では、過去のいくつもの悲劇を普通に見ている状況にアテナイ社会他がなかったのかなあ、なんて私は思っていまいます。
 この作品では、戦争ばかりしている男たちに対して、女たちが戦いを挑みます。戦争をやめて平和にしていかないと、女たちは一斉にストライキをやり始めるのです。
 そのストライキとは、女たちが一斉に男とのセックスを拒絶するのです。これは強力で、もう男たちは困っていまいます。もう戦争をやろうにも、もう自分の一物がいきり立ってどうしようもないのです。これを芝居の中で男たちは大きな張りけいを付けて演じています。女たちの中には男とセックスがしたくて裏切るものも出てきますが、でも女たちの団結は強力で、どうやら男たちは戦争なんかしていられなくなります。
 この女たちの戦いは勝利し、ギリシアの諸都市は戦争を止めて平和になるのです。
 その他の作品も私はみな楽しく読んだものです。思えば、同じこの時期にソクラテスやアルキビアデスがいて、みな大きな存在だったのでしょうが、その時期にこうした喜劇を実際に演じていたことを私は、ものすごく嬉しいものです。