c013acfd.jpg 昨日の朝は霙を見て、『霙の降る風景』という小説を思い出したものです。それで「読書さとう」に私は書きました。その同じ作家の『死了魁戮箸い作品で、実朝の暗殺事件が書かれているのですが、実朝の歌をいくつも思い出します。
 私は百人一首の実朝の歌も思い出します。先日来てくれた私の次女ブルータスが別れるときに、私が実朝の歌を聞いたところ、すぐに口から出てきたものでした。実朝は私は実に好きです。彼の歌を読んで行くと、口から声を出していくと、ただただ淋しく感じてきます。
 正岡子規が実朝の歌を万葉調の雄大な歌などとほめたたえるのが、私は嫌でたまりません。どの歌も実朝の淋しい気持ちしか感じられないではないですか。思えば、このことを高校時代に古典の先生にいいましたが、少しも折りあわなかったものでした。藤原定家があの歌を選んだときの「この将軍の歌はいい、だけど何故か寂しいな」と感じたことがよく判ります。
 写真は3月8日の朝9時14分の江古田です。 (03/11)