10111503 つい先ほどまで、私の見ていた夢です。
 季節は冬のようです。あるよく晴れた日です。私はどうやら警官のようです。そしてある県警の警察官として警視庁に派遣されてきました。どうやら、大学闘争の現場です。私は私の県の県警に命じられて、警視庁で学生運動革命運動と、それへの警視庁の闘い方を学びに来させられたようです。
 だが、着任したときが、ある大学闘争の闘いの現場なのです。どうみても、私がついたのは、東京大学のようです。何故なら、黄色に色づいた銀杏の並木の中に、警察のテントがはってあります。そして月日は1969年昭和44年1月18日です。そのテントで私は敬礼をして、私の所属氏名をいいますと、そこにいた警官が

  あ、○○さんから、聞いております。どうぞこちらへ座ってください。

といいます。彼は自分の紹介をしたあと、現在のこの場の情況を教えてくれます。どうやら、もうすぐ学生たちとの戦いが開始されるようです。
 しばらくしあたと、私の相手をしていてくれている警官が

  あ、○○さんから、この本を読んでおけと、渡されたものがあります。

と言って4冊の本を渡してくれます。以下の本でした。

  擬制の終焉
  現代トロツキズムの思想と系譜(実際にこんな本はありません。夢の中の話です)
  自由と規律
  公安条例

 そして、「あ、この本もです」と少し離れた机から持ってきてくれたのが、

  損害保険の査定について

 私はなんで、こんな本までという気持になります。きょうのこれからの戦いが、この大学のかなりな建物を壊してしまうために、国家からだけの補償ということではなく、損害保険会社との交渉もあるから学んでおけということかななんて思う。
 そういえば、きょうはものすごく早く起床して、ここへ来たのだった。今はまた午前6時をすぎたばかりなのだ。上空にはヘリコプターの音が聞こえる。そして、大勢の機動隊の部隊が集合している。いよいよなのだ。

 そのときに、私は唐突に、昨年末に自分の恋人と会った日のことを思いだす。なんだか、ありありとそのときの情景が私の脳裏に浮かんでくる。それは23日の夜のことだった。彼女と知り合って間もない私は、クリスマスイブを一緒に過ごそうということになったのだが、24日は彼女が両親の自宅へ帰るというので、その前日に会うことになった。そして、どこかの喫茶店で待ち合わせて、どこか適当なレストランで食事と考えていた私に、彼女は自分の部屋で食事をしようと言ってくれたのだ。
 その日の彼女のアパートは、とても明るくてなんだか「白い模様」という雰囲気だった。彼女は白いドレスを来ていた。ケーキがあって、料理があって、ロウソクが灯されていた。
 彼女の笑顔を見たときに、私は食事をするよりも、何故か彼女の唇に私の唇をちかずけてしまった。彼女も私にあわせてくれる。なんだか彼女を抱きしめることもしないで、ただただ唇と唇をあわせてしまいます。「なんて綺麗なひとなんだろう。このひとも、この俺を愛してくれるんだ」という思いばかりだ。このキスの味で彼女が私のとって一番大切な存在なんだということが確認できた気がしている。
 そこまで思いだしたときに、またヘリコプターの音で、現実の世界に私はひきもどされる。「そうだ、もう戦いの現場なのだ」。
 そんなところで、目が覚めました(19日午前2時30分)。夢の中の彼女に会いたいという思いで、私はもう一度眠ろうとしましたが、もう目をつぶっても無理なのです。

 そんなところで、私は起き上がりました。そしてパソコンを開いて、インターネットで30分ばかり、いくつものサイトをのぞいたあと、この文章を書き出しました。
 もう夢の中の彼女に会うことはできないのですね。
 でも、私は東大闘争ではこの警官たちとは闘う側でした。どうして反対側にいた夢を今になって見たのだろうか。(2001.09.19)