10121707  私は岩波文庫の『阿Q世伝・狂人日記』よりも、この作品のほうが先に読んでいます。中学2年の11月に鹿児島のデパート山形屋の前の「センバ」という古書店で購入したものでした。
 読みながらなんだか魯迅のいうことにただただ辛くなった思いです。この作品の中の『犬の反駁』に次のようにあります。

お羞しい次第です。私はまだ銅と銀の区別を知りません。それに木綿と絹の区別も知りません。それに役人と人民の区別も知りません。それに主人と奴隷の区別も知りません。それに……

 私はもともと犬が好きでしたが、この魯迅を読んで、犬を不気味なものに見直したものでした。犬は俺が考えているような存在ではないのだ…。でもそれは魯迅が書いている犬だけなのかもしれません。私の家で飼っている犬には、こうした魯迅の書く犬はいないように思えたものです。
 私はここで言われるように、私自身も「まだ銅と銀の区別を知りません。……」。それだけではなく、もっと知らないのです。それがこの本を読んだときではなく、それから約50年が過ぎているのに、まだ知らないのです。まだ分からないのです。
 また読み直してみます。ただ、辛い思いは心でも感じたくないのです。またインターネット上でいくつも読んでみます。(2010.09.19)

 またこの本を読みたいと思ったのですが、でも私のところにはありません。この本を魯迅の作品では最初に読んだものでした。中学の時で実に読むのが辛かったのを覚えています。これからまた読みなおすにはどうしたらいいかあな。
 また読んでみて、他のところに関しても私の読んだ思いを書いてみます。(2010.12.18)