10123009 私の次女のブルータスは、9日午前中に退院できることになりました。1か月くらいの入院になると言われていたのですが、結局は16日間ですみました。若いだけに回復力がかなりあるようです。ただ退院しても、安静にしていなければならず、しばらく大学へも行っては駄目だと言われています。
 ところで、風邪から急性肝炎になったようなことを前には書きましたが、慈恵医大で6日に診断されたところですと、最初から風邪などではなく、A型肝炎だったようです。それを私たちもいくつかの医院も、風邪だとばかり思い込んでいたのです。かなり危険なことでした。それで何か「生もの」が口から入ったということなのですが、本人は刺身等々は絶対口にしませんから(好き嫌いが激しいのです)、今もって原因が解明できません。
 それにしても、本人は入院生活は退屈だったようで、困ったものです。たくさん本を差し入れたのですが、ほんの数冊しか読んでいないようです。せっかくひたすら読書できるいいいチャンスなのになあ、と私は納得いきません。
 でも、私一人で、面会に行くと、いろいろなことを二人で話しました。妻やおはぎと行くと、私なんか相手にされないので、なるべく私一人で、時間を見計らって行くようにしました。4日の3時半頃、私が行くと、しばらく愉しく話していたのですが、何故か妻がやってきて、さらに近所の友だち姉妹がやってきて、私は独りになってしまい、ブルータスのベットで横になるうちに、いびきをかいて眠ってしまいました。
 慈恵に入って2日目のときに、私とブルータスで随分長く話しました。こうして狭いベッドに寝ているのは退屈だというので、私は私の経験した府中刑務所での独房生活のことを話してあげました。

   そりゃね、面白いんだよ。飯は朝は麦しゃりとみそしる、昼は麦しゃ
  りと豪華なおかず、夕方は大きなコッペぱんが入ってくる。はじめての
  食事が夕方で、このコッペぱんが房に入ってきた時には、パパは何でこ
  んないい目に会えるのだと大感激したものだよ……………。

「パパは入院したことある?」という問いに、

  いや、ないよ。……いや、まてよ。あるある、大学でハンガースト
  ライキ、要するに飯を一切食わないで大学とやりあっていたら、確か
  7日目に倒れて、救急車で病院に運ばれて、何日か入院した。もうで
  もあれはやるものじゃないね。もっとも、そのあと刑務所でも2回やっ
  てしまったけれど。

 ブルータスはたいへんに面白がり、かつ呆れていました。まあ、もっともっといろいろ話しましたけれどね。刑務所では、食事の時間がどうだとか、消灯は何時だとか(みな病院との比較)、運動の時間のこととか、もうそれこそ、愉しく面白くお話しました。

 ブルータス パパ!、パパはもうママをもっと大切にしなよ!
 私     うん、あの人はさ、結局幸せ薄い人なんだよね。

なんてことで、またまた怒られていました。
 なんだか、ブルータスと二人で話したお話の内容を記録しておきたい気になります。