11010308 司馬遷の『史記』は実に長大な歴史書ですが、なんと言ってもこの書物が驚くべきことは、この書物の後半に『列伝』があることです。これはほかでは見られないものなのです。そしてその『列伝』の中にさらに驚いてしまうのですが、この『刺客列伝』があるのです。言わば、殺し屋-テロリストのことを書いているのです。
 以下の人物の列伝が書かれています。

 曹沫(そうかい)
 専諸(せんしょ)
 予譲(よじょう)
 聶政(しょうせい) その姉の栄(えい)
 荊軻(けいか)
 高漸離(こうぜんり)

 やっぱり私には、始皇帝を暗殺しようとした荊軻と高漸離のことがいつも思い出してしまいます。司馬遷がよく書いていてくれたと思うのですね。
 私は高校1年の秋にすべて読みました。退屈な授業のときにずっと読んでいたものでした。この長大なる歴史書の中で、列伝が実に面白く、そして中でもこの『刺客列伝』を熱く読んでいたことを思い出します。(2010.01.25)