11012703 またこの漫画を読んでいるわけですが、この作品は、その前にある『天界の音』と並んで古道具屋の上柳千(せん)の話です。
 前にも思ったのですが、この千は、私には吉本隆明さんを思い出させます。一見何をやっているか判らないのですが、実は人類を破滅から救うようなことをひっそりとやってしまうのです。
 中にある「姉について」で、妹のよしもとばななが、で次のように言っています。

  姉は何だかよくわからないけど「愛」にあふれた人で、作品も
 そうで、その「愛」はとてもはげしく熱く巨大に今日も燃えつつ、
 大宇宙とつながっているようなのです。

 なんだか、このことが実によく判ります。
 でもできたら、また漫画の新しい作品を見せてもらえないかな。そのことを強く希望します。(2010.06.26)