11022306 1875年(明治8年)7月31日〜1962年(昭和37年)8月8日の生涯でした。私がこの本を読んだのが中学2年の時でしたから、その年に柳田国男が亡くなっていたのでしたね。角川文庫の随分古い本でした。
 私は小学生の時に日本の昔話はいくつも読んできたものでした。それが、この短い文庫本の中にずっしりと詰まっている感じがしたものです。でも今の私には、一つ一つの本は思い出せません。ただ私にとっては、柳田国男の本を始めて読むものでした。その後高校生になって、「定本柳田国男全集」の何冊かを手にするようになったのでしたが、それはあまりに膨大で、その点、これは文庫本で容易く読める感じで私には実にいい読書でした。
 でも、この本で始めて私は柳田国男に接したわけです。高校生になって、柳田国男と折口信夫はすべて読もうと決意したものでしたが、そうした思いに至る最初の出会いがこの文庫本でした。今後きっとキンドル(今は私はガラパゴスですが)でも読んでいくことでしょうね。(2010.03.14)