今日の日経新聞の一面の春秋に次のようにありました。これはチリの落盤事故のことで、書いたもののようです。

▼「狭いんで驚いちゃ、一足だって踏ん込(ご)めっこはねえ」。漱石は足尾銅山の坑内を「坑夫」にこう書いた。

11032507  この『坑夫』は、主人公が死のうとしても自殺もできなかったことがあります。偶然知り合ったある男に騙されて足尾銅山の坑内に入ってしまいます。だが彼は実際には坑夫にはならず会計係になります。
 これは漱石の元を訪れた人物が自分の若い頃の体験談を話して、これを小説にしてくれと頼まれたということで、どうもこの人物の話そのものが信用できないものだったようです。それで漱石の小説としては、失敗作だと言われています。漱石の作品を読んだ多くの人も、読んでいないという作品じゃないかなあ。
 朝日新聞に、1908年1月〜4月まで連載されたそうです。私は高校2年のときに読んでいました。思えば、12月にガラパゴスが発売されたら、それで再読したいものですね。

 以上は昨年2010年10月14日に書いていたものです。ガラパゴスは12月にすぐに手に入れていまして、いつも持参するようになりましたが、これでは別なものばかり読んでいます。日経新聞はいつもこれで読んでいますよ。(2011.03.26)