11041401  私は最初は、「中大兄皇子(のちの天智天皇)の愛した女、額田王」と書いていました。そして大海人皇子に関しては、「天武天皇の愛した女、持統天皇」というのを次に書く気でいました。でもやはり私には天武天皇ではなく、皇子時代の大海人皇子の名を書き、そして額田王(ぬかだのおおきみ)名を記してしまいました。
 とくに次の二人の歌は忘れることはできません。

  茜(あかね)指す紫野(むらさきの)行き標野(しめの)行き 野守は見ずや君が袖振る(額田王)
  紫の匂へる妹を憎くあらば 人妻ゆゑに我恋ひめやも(大海人皇子)

 ただし、この歌も宴席での座興の歌ではないかとの池田弥三郎の意見も強いようで、私には判断できません。でもでも私には、美しい額田王を中大兄皇子と大海人皇子が争った三角関係の歌だとい思いたいものなのです。(2011.04.16)