昨年12月のある忘年会でのことです。40、50代の人が多かった会でした。私からかなり離れたところで、私と同じ歳の人が、盛んに執拗に喋っていることがありました。

  パソコンやインターネットを俺は使わない。ああいうものを使
  うから、不況になるんだ。インターネットなんて禁止しなきゃい
  けない。あれは、まさしく弱肉強食だ。やれない人はますます弱
  者になっていく。パソコンを買える豊かな人間はますます豊かに
  なっていく。だから使っちゃいけない。俺は絶対に使わない。

11051003 もうあんまりひどいので、私は相手にもしたくありませんでしたが、ちょうど私は、パソコンを普通に使っている人と、携帯電話のメールの話をして、私の妻からのメールを見せて、「こういう風に使えるから便利ですね」なんて話していたところでした。
 それで、私がそういう風に話していると、彼は面白くないようです。それで、みなに盛んに言っているわけです。でも、私が「たとえば、妻でも子どもでも連絡とるのに、便利な手段があればいいじゃないか」といいますと、「そういうものを使っているから、日本は不況になるんだ」なんてさらにいます。私はもう、「どうしようもない人がどうしようもないことを言うな」という思いでちゃんと話そうとしました。だが、他の人たちがいいます。「メールでも連絡は駄目だというのなら、手紙ならいいのか。どう違いがあるんだ」といいます。そして同じことを60代の人もいいます。その60代の人は、「パソコンは使っていない」といいますが、「ワープロですべて書いている」のです。
 結局その変な彼は、私にたいして、「だって、面白くないだろう。俺にとって今は最悪の事態だから、面白くないんだ」といいます。もうそこにいた誰も彼もこれには、みなブーイングです。その彼は、実は自分が出来ないだけなのじゃないですか。彼の子どもたちも、普通にそれらの道具は使いこなしているんですよ。
 実は、そこにいる人たちは、もう誰もみなパソコンを使い、インターネットも当然やっています。そうしなかったら、仕事も私生活もうまくできないじゃないですか。
 しかし、今もこういう人が存在していることに驚きます。もう私はまったくこうした人とは話もしたくありません。たぶん、もうそうした人は、ごくごくわずかしかいないと思いますが。私のクライアントにも、友人にもそうした人はほしくありません。