11061205 この人物は、1763年1月26日〜1844年3月8日まで生きていたフランスの軍人で、スウェーデン国王になった人物です(ノルウェー国王でもありました)。現在のスウェーデン王室もこの国王の血筋です。
 1780年にフランス陸軍に入り、1789年はフランス革命ですが、そのときには、熱烈なジャコバン派でした。やがて、ナポレオンが権力を握ると、当初はフランス軍の指揮官として働いています。
 彼は、ナポレオンの昔の恋人であったデジレ・クラリー(彼女は、ナポレオンの兄のジョゼフ・ボナパルトの妻の妹)を妻とします。
 当時スウェーデン王室は、後継者がいませんでした。それでこのベルナドットが後継者に目されます。スウェーデン議会も、「プロテスタントに改宗するならば」という条件だけでした。またナポレオンも、北欧の大国に自分のシンパの国ができるのならというつもりだったでしょう。でも事実はそうならなかったのです。彼はスウェーデン国王になるや、反ナポレオンの立場になってしまいます。
 ロシア遠征に失敗したナポレオンに対して、ベルナドットは、反ナポレオン、反フランスの最前線の部隊を率いてドイツからフランスまで攻撃することになります。
 ただし、彼はスウェーデン語はまったく話せませんでした。まあ、このことは今でもスウェーデン人といえば、フランス語を流暢にあやつる人間が多いことにもつながっているのかもしれません(と、私が勝手に思うだけです)。
 親ジャコバン党であったベルナドットが、反ナポレオンになるのも仕方がないことも判る気にもなりますが、もう国王になった彼には、フランス革命への気持はどうだったのでしょうか。
 ちなみに、私は子どものときからナポレオンがただただ好きであり、このベルナドットはどうにも好きにはなれません。彼はたぶん、ナポレオンを破ってくれる最大のロシアをただただ好きなだけだったでしょう。
 ただし、彼の片腕には、「王侯くたばれ」という刺青がありました。彼は熱烈なジャコバン党だったのです。
 このベルナドットの王室は今も続くスウェーデンに存在しています。(2011.06.14)