Wednesday, May 23, 2001 9:34 PM
「Re: 将門Webマガジン第40号」

11070205いつも読み応えのあるメルマガをありがとうございます。また、 先日はお手数おかけし、すいませんでした。
 最近は、リンクス情報から、いろんなサイトへおじゃましてみるのが楽しくて、歴史の本もろくに読まず、パソコンの前にくぎ付けでした。
 個人事業主さんの掲示板に周さんの書きこみを発見、その通りだと思いました。
 日本史は、今ようやく南北朝にたどり着いたところ、しかも古墳時代をとばしています。とりあえず6月中に明治時代まで行って、7月からもう一度復習しようと決めました。
 日本史の本を読んでいると、どうしても中国の歴史の本も読まないといけない気がしてきて、ほかの本にも手を出してしまい寄り道ばっかりしています。
 また、メルマガの中で周さんが、ギリシャ悲劇についてお書きになっていたのを見て、ギリシャ神話など読みたくなったりしています。
 なんだか、つまらないことばかり書きました。
インターネットをはじめてまもなく、周さんのサイトに出会えたのは幸運だったなと、最近思っているところです。夏になってもこたつのこっちー


   Thursday, May 31, 2001 4:38 AM
「Re: 将門Webマガジン第40号」

 いつもメールいただきまして、その返事が遅くなり申し訳ありません。

 最近は、リンクス情報から、いろんなサイトへおじゃましてみるのが楽しくて、歴史の本もろくに読まず、パソコンの前にくぎ付けでした。
 個人事業主さんの掲示板に周さんの書きこみを発見、その通りだと思いました。

 いくつもの掲示板でこたつのこっちーさんの書込みを見ることができるのは嬉しいです。

 日本史は、今ようやく南北朝にたどり着いたところ、しかも古墳時代をとばしています。とりあえず6月中に明治時代まで行って、7月からもう一度復習しようと決めました。

 もう南北朝は読まれたでしょうね。あの「太平記の世界」で、どの人物が好きですか。私はもうなんと言っても、あの時代はすべての人物が好きになるのですね。
 例えばですね、足利尊氏はその複雑な性格含めて好きですし、ただ真面目な直義も好きです。いや、日本の歴史では最高の嫌われものであろう高師直も好きです。そして愚直とも思える新田義貞も好きです。北畠顕家も当然好きですし、いやいや、例えばもっと時代が下って活躍する細川頼之も好きです。足利直冬の最後の心を思うと、とても悲しくなりますが、彼にもひかれます。
 いや、嫌いだといえば、太平記で活躍するわけではないですか、吉田兼好が嫌いですかね。

 日本史の本を読んでいると、どうしても中国の歴史の本も読まないといけない気がしてきて、ほかの本にも手を出してしまい寄り道ばっかりしています。

 そうです。南北朝の太平記は中国の「三国志演義」なのですね。尊氏は曹操であり、楠正成は諸葛孔明なのです。
 中国の歴史関係では、一番最初に読むべきは「十八史略」だと思います。そしてやはり「史記」ですかね。「史記」はやはり「本紀」や「世家篇」というのは若干退屈なのですが、それを我慢して読んでいきますと、「列伝」という、驚くほど面白い世界になります。
 私は宮城谷昌光という作家が好きです。ただし、彼の小説を読むのには、ある程度中国の歴史と古典を読まれてからがいいと思うんです。彼の小説を読むと驚いちゃうんですよ。
 例えば、帝舜のことをかいた小説があるのですが、そこに舜の弟で象という人物がいます。この人物のことは、やはり最初は「十八史略」なりで読んでからでないと、この宮城谷昌光という人のすごさが判りません。あるいはその小説にかすかに背景に出てくる、堯という帝王の画き方にも、私は驚いてしまうわけなのですが、それもこれも、まずは最初に常識としての人物像を持つべきだと私は思うのですね。

 また、メルマガの中で周さんが、ギリシャ悲劇についてお書きになっていたのを見て、ギリシャ神話など読みたくなったりしています。

 たしかに、ギリシアの神話および英雄伝説というのは、実に面白いですね。これまた基本的なことを読んでおきますと、さまざまな作家の解釈に実に興味が深まると思います。
 例えば、ギリシアでは、英雄としてヘラクレスが最強の男であり、人気があるはずと考えるわけですが、実はそう簡単ではありません。ヘラクレスの親友でもあり、若いときには、あのトロイア戦争の原因になるヘレネを誘拐したこともあるテーセウスという英雄が人気があるというか、だんだん人気が出てくるのです。それは、ヘラクレスは彼の死後、彼の子孫たちが、ペロポネソス半島を攻略したことになっており、これは歴史上ではアカイア人たちの土地を奪ったドーリス人が作ったスパルタ国になるわけなのですが、このことがペロポネソス戦争におけるイオニア人だったアテナイ人には、気にいらなかったことなのでしょう。テーセウスは一貫としてアテナイの英雄です。
 とにかく、やっぱりさまざまに読んでいかないとならないなあと私も今確認しているところです。萩原周二

   Saturday, June 02, 2001 9:03 PM
「Re: 将門Webマガジン第40号」

お忙しい中、お返事ありがとうございました。
 日本史の中では、いままでのところ、ヒトがやまあいでこじんまりと暮らしているような縄文時代がすきだったのです。
 南北朝や戦国時代には、ヒトは狡猾になってゆくばかりです。戦をふせぐためにも、自分が生きるためにも、人の裏をかき、身内を犠牲にしなければならないです。でも、周さんのメールを読んでいるうちに、だれしも好きでそんな時代に生まれたわけじゃないし、みんなその中でなんとか一生懸命やった人たちばかりなんだ、と思えるようになりました。

 もう南北朝は読まれたでしょうね。あの「太平記の世界」で、どの人物が好きですか。私はもうなんと言っても、あの時代はすべての人物が好きになるのですね。
 例えばですね、足利尊氏はその複雑な性格含めて好きですし、ただ真面目な直義も好きです。いや、日本の歴史では最高の嫌われものであろう高師直も好きです。そして愚直とも思える新田義貞も好きです。北畠顕家も当然好きですし、いやいや、例えばもっと時代が下って活躍する細川頼之も好きです。足利直冬の最後の心を思うと、とても悲しくなりますが、彼にもひかれます。 いや、嫌いだといえば、太平記で活躍するわけではないですか、吉田兼好が嫌いですかね。

↑を読んで、歴史上の人物の中で誰がすきかなんて思ったことがなかったので、ショック。そういう風に読めば 、すごくおもしろいでしょうね。 いま、信長とか秀吉が出てきたところまでしか読んでないので、引き返してもう一回読んで見ます。
 好きな人はいないけど、後醍醐天皇は、立場をわきまえずわがままな人だと思うので、もし今生きてても出会いたくない人です。
 足利兄弟は、お兄ちゃんの方が戦に強くて、弟はかしこいけど戦がだめだったみたいですね。あの厳しい時代に、長年、二人で一緒に仕事していくのはきつかっただろうな。血のつながり以上のものがないと、できないことですね。 高師直という人は、わかりません。(いーかげんな読み方してるのが、はずかしい)とりあえず、もう一回読んでみます。

   Saturday, June 09, 2001 1:28 AM
「遅くなりました」

 返事を書かないでいるうちに次のメールをいただいてしまいました。

 南北朝や戦国時代には、ヒトは狡猾になってゆくばかりです。戦をふせぐためにも、自分が生きるためにも、人の裏をかき、身内を犠牲にしなければならないです。でも、周さんのメールを読んでいるうちに、だれしも好きでそんな時代に生まれたわけじゃないし、みんなその中でなんとか一生懸命やった人たちばかりなんだ、と思えるようになりました。

 まったくそう思いますよ。だから、私は南北朝の時代でも、尊氏も直義も高師直も好きなのです。

 好きな人はいないけど、後醍醐天皇は、立場をわきまえずわがままな人だと思うので、もし今生きてても出会いたくない人です。

 これは仕方ないでしょうね。私も好きになれません。

 足利兄弟は、お兄ちゃんの方が戦に強くて、弟はかしこいけど戦がだめだったみたいですね。あの厳しい時代に、長年、二人で一緒に仕事していくのはきつかっただろうな。血のつながり以上のものがないと、できないことですね。

 私は以下で次のように書きました。

   堺屋太一「豊臣秀長」

 日本の歴史で、政権をとった兄と弟といったらたくさん出てくると思います。いまざっと思い出してみました。

  天智天皇と天武天皇
  源頼朝と義経
  足利尊氏と直義

まだまだいるでしょうが、上の二組はそれほど親しい肉親といった感じはなかったと思われますが、尊氏と直義といったら、実に仲のいい兄弟でした。だが、最後に兄は弟を毒殺してしまいます。直義が保守的な鎌倉武士団にどうしても担ぎあげられてしまい、兄の補佐役などに留まることなどできなかったからでしょう。

 この二人の兄弟、および直冬のことはときどき思い出しては、ため息をついてしまいます。
 でも南北朝は、この他さまざまな人物が生き生きとしていて好きです。例えば今川範氏や小弐頼尚や、もちろん菊地武時(いちおうみな九州での武将をあげました)も、みなそれぞれ魅力があります。ちょうどやはり、「三国志」なんだよな(いや、正確には「三国志演義」かな)なんて思います。すいません。どうでもいいことを。また。萩原周二
(第46号 2001.07.02)