11081104  Monday, June 07, 2004 5:23 PM
パパへ

 メルマガ読みました。昨日電話したらあんまり元気がなかったみたいだから心配したけど、長崎の事件のことを書いた部分を読んだら「まだパパも大丈夫」と思いました。

  佐世保の事件について(2004.06.07)
  続佐世保の事件について(2004.06.14)

よくぞ言ってくれたって感じだよ。
私もあの事件のことは本当にびっくりして、どうしたら良いのかわからないけど、でもパパの言っていることはわかる。すごくよくわかる。

大人が子供から目をそらしちゃいけないよね。
子供ってめちゃくちゃパワーがあるから
ずっとやりやってたら疲れちゃうんだよ。
特に5,6年の子供たちなんて、本当にパワーが上へ横へ延びている時期だか
らつい見逃したくなる。そのほうが楽だからね。

でもそれじゃだめだって思った。いつでも真剣勝負!なんだ。
こっちが本気で伝えなければ、絶対に伝わらない。それを思うよ。日々、いろんな子と触れ合ってて。大人、とか子供とか関係ない。特に子供はひどく残酷にも天使にもなる。気を使うとか、人の気持ちをよむ、とかできない。だからこそ、伝えなければいけない。
「今、君は私を傷つけた」
「今の発言は優しくない、ひどい、言ってはいけない」
「手は上げてはいけない、絶対にやってはいけない」

自分の存在がどれだけ悪魔になってしまうのかをどれだけ人を傷つけているのかを
ちゃんとわからなければいけない。

それが大人も子供も生きている責任だよね。

そんなことを思いました。毎日体力つけて、子供と真剣勝負! がんばりまーす。

パパも、自分の大切な家族のことを考えて、家族が悲しむことはしないで自分の体のことを考えて、長生きするんだよ。
それでは。おはぎ

 Monday, June 07, 2004 6:22 PM
Re: パパへ

 メールをありがとう。ちょうど、メルマガを配信していたら、おはぎのメールが入っていました。

メルマガ読みました。昨日電話したらあんまり元気がなかったみたいだから心配したけど

 いや、なんとなくブルータスもいなくて、寂しくてね。

長崎の事件のことを書いた部分を読んだら「まだパパも大丈夫」と思いました。

 こういう事件が起きると、あちこちで私は意見を求められるので、あちこちで喋っているんだ。ただ、今回のことは早くホームページで言わなくちゃと思っていて、「まずはメルマガで」と考えたのです。
 本当を言うと、もう少しちゃんとまとめたかったんだけれど、そんな「綺麗にまとめる」よりも、早く書いてみんなに伝えようと思ったのです。だって、インターネットだの、パソコンなんぞに犯人を見付けたかのような馬鹿な言い方には頭にくるよ。
 昔からあったんだよ、「悪書がいけない、追放しよう」「テレビがいけない」「とくにドリフの全員集合がいけない」。そういえば、私の好きな「ヤクザ映画がいけない」という言い方もあったっけ。
 昔見せたことがあるけれど、「ティーンズロード」という女の子の暴走族の雑誌だけれど、あれを販売禁止にしようというマスコミの動きもあったんだよ。あれほど、多くの女の子に読まれて、しかも教育のことを真面目に書いている雑誌はほかにはなかったと思うんだけれどね。
 このパソコンについても、私がパソコン通信をやっていた頃も、常に

  パソコンなんかやらないで、もっと本を読むべきだ
  パソコンやファミコンは目を悪くする
  子どもは、もっと外へ出て遊ぶべきだ

なんていう言動ばかり聞きました。私は「私はあなた方よりも、おおいにパソコンを使うが、あなた方の数十倍本は読んでいるよ」と判るように行動してきました。そんな決めつけがくだらないのです。
 一番大切なのは、私たち人生の経験者である大人が、たくさんのことを子どもたちに伝えることなんだよ。
 きのうの夜も、きょうの朝も、ブルータスとこのことを少し話しました。親が話すべきことは、たくさんあるんだ。
 大人が、親が、担任が

  人の悪口を言ってはいけない、差別やいじめは絶対にだめだ、
  人を傷つけたり、殺しては絶対にいけないのだ

と言い続けたとしたら、子どもたちの中には、でも言ってくることもあるかもしれない。

  でも、もしバトルロワイヤルのような時代・世界になったら、
  どうしたらいいのか、自分が生きるためには相手を殺さなければ
  ならないという世界なら仕方ないのじゃないのか

 だから、こういう言い方に「違うんだ」と応えなくちゃいけないのだ。
 昔私が教育実習をやったときに、このことを話したことを思いだしました。以下のUPです。

 あげあしとり47「『悪法もまた法』とやらに」

 このときにも、中学生たちの中には

  いつかこの地球上で、自分を守るためには人を殺してもいい

という法律だって作られるかもしれないとまでいいだした生徒もいました。
 このときの内容は、今回の問題にも充分適応できることです。

よくぞ言ってくれたって感じだよ。

 いやまだまだ足りないんだよ。私の友人やクライアントの人には伝わるけれど、そこまでだよね。だから、こうしてメルマガに書いて、ホームページで展開しなくちゃいけないんだ。

大人が子供から目をそらしちゃいけないよね。
子供ってめちゃくちゃパワーがあるから
ずっとやりやってたら疲れちゃうんだよ。
特に5,6年の子供たちなんて、本当にパワーが上へ横へ延びている時期だからつい見逃したくなる。そのほうが楽だからね。

 そうなんだけれど、やっぱり見逃しちゃ駄目なんだよね。だから、おはぎの以下の言葉はどれも嬉しいよ。

 でも、以下には驚きました。

おはぎ(ここにはおはぎの結婚後の苗字で氏名が書いてあります)

 ああ、おはぎはよそんちの子になっちゃったんだな。でも苗字なんか関係ないよね。おはぎは、やっぱり私の娘であり、私はおはぎのパパです。萩原周二
(第200号 2004.06.14)