11120110 随分前から自民党内の「自社さきがけ派」と「保保連合派」で勢力争いがあるということです。新進党の方でも、自民党の一方と連合しようかという動きがあるようです。先日には、橋本首相と小沢党首が一緒に会合というか食事をしたらしいですね。しかも、その場には長谷川慶太郎さんが同席していたということです。
 さて、私はどうにも「保保連合」という動きに嫌なものを感じていました。それは何故かというと、保保の動きが出てくると、結局は社会党を生き返らせてしまうのではないのかという思いからなのです。せっかく、社会党(今は社民党と名乗ったり、民主党にもなっているようだが)がつぶれてくれる寸前にまできたのに、保保連合ができたら、社民党は生き返ります。
 私は日本の今後未来の政治勢力は以下のような形になるのだろう、なるべきなのだろうと思っていました。すなわち

 1、「自由」に主をおき、小さな政府を目指し、徹底した行革を
  進める。
 2、「民主」に主をおき、強力な政府で福祉国家を目指す。

 これが、1が新進党であり、2が自民党(これに社民党、さきがけ、民主党等々が合同していく)であると思っていました。米国でいえば、1が共和党、2が民主党になります。イギリス、フランスでもその区別ができますね。
 ところが、以上のように思っていても、現実はそうした動きになりませんでした。新進党は選挙で敗北し、民主党などという政党ができて(ただし、ここもそれほどの政治勢力になれない)しまいました。結局は、自民党そのものが上の1と2を兼任してしまっているのです。
 そこで、やはり、再度再再度、政治勢力の再編が必要なのかなと思うのです。そう私も思い始めました。だから、自民党の側からばかりではなく、小沢の側からも保保の動きがあるのかなと思います。保保連合が上の1であり、自社さきがけ派及び民主党連合が上の2になるべきかななんて思うのです。
 私は今政府がやるべきことは、実にたくさんあると思っています。行革を徹底して進めることにより、経済の活性化を図ることです。この点では、農協を助けるべくやった住専処理や消費税値上げはまったく逆行しています。これを阻止するような動きを徹底してやるべく政治勢力が絶対に必要でした。その意味では、私は、住専処理に断乎反対して、国会で座り込みを続けた新進党の面々には感動すら覚えました。そうした実力行使自体がいけないのだというような言い方しかできない識者には、怒りしか感じませんでした。
 とはいえ、新進党はやりきらないし、自民党が勝ち続けます。このときに、自民党内の保保派と言われる部分が危機感をもつのは(この危機感とは本来、日本の危機、国民の危機ととらえているはずだ。違う思惑のある保保派もいるだろうけど)、当然であろうなと思います。
 いま保保連合ができて行った場合、つまりは自民党が分裂するということですが、それは歓迎すべきなのかなと、私は思い出しました。そうしてこそ、そこでまた逆に自社さきがけ派(リベラル派とでもいうべきかな)も、民主党も存在価値が出てくるかと思うんです。やっと、日本にポリシーのはっきりした政治勢力の対立軸ができてくるのではないのかと思うんですね。ついでに言っておけば、日本共産党はリベラル派や民主党勢力を補完する立場になるでしょう。
 以上の政治勢力の立場には、さらに外交や安保への考えを検討すべきかと思いますが、それは少しまた違う話になるので、また別に述べるべきかなと思います。