2018031901 ヤオハンジャパンが倒産したというニュースを目にしたときに、「あ、まったく慶太郎さんの予想のとおりじゃないか」と思ったものです。中国に進出している日本企業について、長谷川慶太郎は一貫として、その危険性を警告していました。彼が地方へ講演に行く際に、銀行から「先生、どうか中国の話はしないでください」と言われたものだそうです。銀行は、地方の有力企業に中国進出を勧めているわけで、そこで、慶太郎さんに、中国の本当の姿を話されては、それがぶち壊しになってしまうからです。11120208
以下、簡単に拾ってみた慶太郎さんの言です。

中国への企業進出は絶対危ない。
(「繁栄か衰退か─日本のゆくえ?」1994年6月21日発行)

国も企業も泣き寝入りの日本
日本の中小企業で、(中国に)引っ掛かって進退窮まってい
るところが多い。相手は、それでも絶対にダメだとは言わない。
もう少し、もう少しと言い続ける。金利のかかるカネを投資し
た日本の会社はたまったものではない。(「1996年長谷川
慶太郎の世界はこう変わる」1995年11月30日発行)

経営者に告ぐ「中国幻想を早く捨てろ」
となれば、中国に進出した日本の経営者に警告したい。中国
への投資を全面的に確実に「回収」する見通しはほとんどなく
なった。(リチャード・クーとの共著「有事のアジア」1996年
5月27日発行)

まだまだいくつでも見つけることができるはずです。そして、ヤオハンの倒産は、中国投資のことだけが原因とは言えないのかもしれません。毎日新聞9月19日朝刊の見出しには、

無謀な中国投資のツケ メーンバンクの支えなく

とあります。これくらいだとメーンバンクがあれば、まだ倒産という事態にはならなかったはずという見方もあるようです。でも私が思うのには、たとえメーンバンクがあったとしても、遅かれ早かれ、同じことだったでしょう。根本は、経営者の「中国幻想」にこそ、その原因があるのだと私は考えるからです。
さてさて、ほかの中国進出企業は大丈夫なのかな。

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