12012903 金丸が追起訴され、保釈になりました。もうあれは終りだと感じたとおり終りになりました。マスコミ等の反応では、何だか思ったよりは軽そうだった、脱税額が予想より少なかった(当然追徴金等も予想より少ない)、保釈金3億円も予想よりは少ないといったところでしょうか。まあ、当りまえですよ。もう脱税云々はあれで終りなのですから。本来ならもっとさまざまなところに手を入れていけそうなのですが、もうそうなると、全部が対象になって大変でしょうね。検察庁のことも会計検査院が真面目に調査してほしいな。
 田中角栄のときのように、裁判闘争というようにもならないでしょう。もう話はついたはずです。しかし今回は後藤田というのがなにか、とんでもなく怖い感じの男に思えますね。
 今回6日に金丸等が逮捕されて、たしか8日のTBSでその解説をやっていました。そのなかで、

  最初は国税、検察ともよくやったと思っていたが、よく考えれ
  ば、こんなこと、なんでもっと今までにできなかったのだろう、
  という疑問が国民の間にわいてくるのでは?

という当然の疑問が出された。それに対して、立花隆が

  いや、そういう疑問はもっともなのだが、この政治資金という
  のは立証が難しいんですよ…………

などと解説していた。だけどどうなの。これはおかしいんじゃないの。立花は何をかばっているのだ。単なる脱税の立証がなんで難しいのだ。政治資金として届出があったものを「いやこれはちがうんじゃない」というのは難しいかもしれないが、単なる脱税を指摘するのがなんでそんなに難しいのだ。間違いなく、いままで怠慢だっただけです。そして今回金丸にのみ集中してやっただけです。
 どうも立花という人は、「日本共産党」のこととか「死の瞬間」のこととかやるときは緻密で敬意を感じるが、こういうことはまったく駄目ですね。彼も結局検察に期待している。国家に期待している。
 まったく国家官僚のやることなんか信用できない。信用できないどころか、今回こそなにかおそろしいものを感じます。いったい私たちをどこへ連れていこうとするのか。
 田中角栄のときは、まだ保釈後も田中のところにたくさん日参する議員たちがいました。今回は竹下が金丸の自宅へ訪問したくらいでしょう。私はかなり自民党の議員のひとりひとりまでいきわたる、「ファッショ」というようなものを感じます。いったい何の準備なのだ。完璧に統制された社会よりは、まだかけマージャンでもやれる社会の方がましなのだ。いわゆる、「ワイロ」とかいうものが商売上の必要悪として存在する社会のほうが、もはやワイロなしでは道も歩けないような「全体主義国家」や「共産主義国家」よりはましなのだ。ここを勘違いしてはいけないと思う。
 ちょうど、すべての基幹産業を国営にしていこうという「国家社会主義」や「プロレタリア独裁による社会主義」よりも、国鉄もNTTもみんな民営にしてやっていこうと考えるのがあたりまえなのと同じように感じます。

 この間さまざまに考え、さまざま友人等と話してきました。そしてかなり現在の情況がおそろしい事態だと痛感します。しかしこのまま指をくわえて見ているわけにはいきません。いまどのようにしたらいいのだろうとさまざま考えます。
 日韓米のある一部の統制官僚たちが、自分たちのみの理念による世界秩序、東アジア安定を考えています。たしかに北朝鮮はアジア型の古い専制国家ですから、そこが崩壊し、民主化していくことはいいことだと思います。だがその方法が問題です。イラクではフセインは倒れなかったし、グルド人たちの上には今もナパーム弾が降っているに違いありません。あれでは単にアメリカが戦争勝利のパレードができただけではないですか。また同じにやられてはかないません。
 そして今度は日本はまたどうするのでしょうか。

 湾岸戦争をよく総括すべきだと思います。日本は金を出しました。あのお金は何に使われたの。たしか約束では、武器には使わず、後方支援とかに限るということでしたね。そもそもあの130億ドルというのは、どうやって集めたの。あれは赤字国債ですね(そうは言わなかったが)。今もだから集めていますね。そしてあのお金はだれに出したのかな。国連かな、多国籍軍かな、アメリカかな。誰が出したんだ。橋本ですね。説明していただきたい。しかも予想より早く戦争が終ったから、お金は余ったはずといわれている。いったい私たちの会社で、何か仮払いしたものはちゃんと精算しないとうるさくおこられるんじゃないのかな。いや仮払いではなく、あれはもう支払いというなら、必ず「受取」をもらいなさい。子どもの使いだってそうしてますよ。「受取」みれば、だれが受け取ったのかわかるんじゃないのかな。橋本さん、「受取」「領収書」もらってきてください。
 湾岸戦争をよく総括すべきです。あの戦争を予想したのは、私が知るかぎり長谷川慶太郎さんだけです。多くの軍事評論家とか、国際政治評論家などは見事に外していました。バクダットから、イラクの戦争遂行の意思を確認しながら、多国籍軍の準備を見ながら「戦争は絶対に起きない」なんて断言していた馬鹿もいます。そしてあの戦争への日本がやるべきことを述べていたのは、私の知る限り吉本(吉本隆明)さんだけです。
 湾岸戦争を総括すべきです。多くのアメリカイギリス等の軍事の専門家が戦争前にこの戦争をシュミレーションしていました。どうやっても、どちらも相手におおきなダメージを与えようと頑張ります。そしてやがては、多国籍軍が勝利します。イラク側にたった専門家も最後は敗北を認めます。しかし、私は見ていて腹がたって仕方なかった。君らがそのようにシュミレーションで爆撃、攻撃している下には、その先には生身の人間がいるんだ、普通に生活している親子が恋人同士がいるんだ、なんでそんな予行演習よりも、だから殺し合いはやめようといえないのか、と。そして現在もやっているのだろう。

 北   38度線を越え、ソウルを占領します。残念ながらソウ
        ル市民3割が死傷。
 多国籍軍 それに対して北軍事施設中心に徹底的に破壊します。
 ……

 北    ここまでくると、やむをえず「科学兵器」で攻撃しま
          す。

 多国籍軍 残念ながらこの「科学兵器」のために「韓国国民」は
          2割が死傷しますが、最終的に地上軍が進行して、ほぼ
          北を占領。金親子を逮捕します。

 こんなことを、今まちがいなくシミュレーションしています。科学兵器まで使われたとしても、その割には死傷者がすくなく、やはり民主主義、自由世界が勝利したなんていう結論になるのかもしれない。このようなシミュレーションは湾岸のときに堂々とやっていました。ただし「科学兵器」というのは話の中でも出てきませんでしたが。
 なぜ戦争をしなくてすむようなシュミレーションをしないのだ。 現在かなりな前段階の神経戦でしょう。いよいよ日韓でもさまざまなことが整いはじめると思われます。だって金丸だって黙らせちゃうのだから、あとは簡単です(とおもっているだろうな)。
 なんとしてもこの動きに対応した明確なことをやっていきたいと思っています。私たちおじさんたちが頑張らねばとも思っています。