20170826112017041014  昨日の安田弁護士の不当起訴を絶対に許さないことを、何度も何度も確認したいと私は思っています。そして、この私のホームページをみてくれるたくさんの人に私の思いを伝えたいわけですが、その私の思いとして、次のことを述べます。私が安田弁護士と同じ港合同法律事務所の大口弁護士についての文章です。(98/12/26 3:29:25)

私にとっての大口昭彦
   私周こと萩原周二は今回の安田弁護士不当逮捕ならびに不当起訴に関して、いろいろと文句かつ抗議かつからみたいので、ここでそれを露出したいと考えました。
   私は安田弁護士を知りません。大口弁護士と同じ事務所だということだけです。私には大口さんと同じ事務所の弁護士さんだというだけで、「これは絶対に負けられないよ」と思い込んでしまうのです。
私は大口昭彦を語るしか、今回の問題にはいいようがありません。大口さんは私にとって如何なる人なのかを、ここで述べていきたいと考えます。そのことが、少しでも、今回の問題へのなんらかの理解に近づく道になればいいと思いました。

私にとっての大口さんとは、「早稲田闘争」での偉大なる(と言われる)大口議長でした。私は昭和23年12031007生まれであり大学へ入ったのは昭和42年(1967)ですし、しかも入ったのは埼玉大学ですから、第1次早大闘争というのは全く知らないわけです。ただ、うわさは聞いていました。「いつも学生服で闘争の先頭にいた剣道一筋の男、だけど何故か社青同解放派」というのが私の大口さんの印象でした。そんな大口さんが、早大と解放派を離れて(これはたぶんというか間違いなく解放派が悪いんだよ)、京都大学にいたころ、私ははじめてお会いしました。
私たち埼大の活動家連が、ただただ、「京都へダークスーツとサングラスで飲みに行こう」ということで、大挙して行ったのですが、そのときに、平安神宮そばの「チボリ」という飲み屋(レストランかな)ではじめてお会いしました。私たち埼大の連中は3日酔い4日酔いなので、もう目茶苦茶でしたが、大口さんは、挨拶から最後の最後まで正座をくずさず、私は「これはいったいどういう活動家なのか」とまいったものです。ただ途中でトイレにたった大口さんと連れションになった私は、大口さんが屁をするのを聞いて、「あ、大口昭彦も屁をするのだ」と感動したものでした。
それから、大口さんが何度も司法試験に挑戦されていたのを、(まずい言い方かもしれないけれど)私は祈るような気持で聞いていました。「大口昭彦また落ちる」というような新聞の言い方に歯斬りして怒っていたものでした。でも見事合格して、そのことを知ったときには、私は一人である飲み屋で乾杯したものです。ただただ嬉しかったのです。そして「三原橋法律事務所」にいる大口さんは、その事務所に杉本昌純先生とともに、実に素敵でした。
  その頃に私はさまざまなことがあり、大口さんにさまざまなことを頼みました。こうしたときに大口さんは実に頼りになります。私も経営コンサルタントとしてはプロだと思っていますから、いろいろなことでは、けっこう勉強してから相談に行きます。そうしたときに、でっかい弁護士事務所のいそ弁が、六法を片手に話してくるやり方には腹が立ちます。「そんなことは、俺はあなたたちに失礼だと思うから、もう読んできたよ、だからどうすれば一番いいというの?」ということが私の言いたいことであるわけです。
  そうしたときに、大口さんは、「この萩原さんのいうことは、民法の○○でしょう。でもこうして言いきれるかな」と適確についてくるのです。民法も商法も大口さんはすべてそらんじています。私はただただ、私の不明といいかげんさに羞しくなるだけです。
  その弁護士の大口さんと知り合った頃、ある会社の社長が大口さんに顧問になってほしいという希望を述べました。私はいいことだから、すぐに大口さんに伝えましたが大口さんがなぜかぐづぐづしています。あまりのことに、私もその社長も大口さんに迫りました。大口さんは最後にいいました。顧問契約をするのには条件が二つあるというのです。その会社はゴルフ関連の会社でした。

   勝手ですが、二つのことを認めていただきたい。将来、この会
社で労働組合ができたとして、そうしたときのトラブルには私は
一切関わらない。決して私は会社側として、組合弾圧の側には加
わらないということが一つ。それから、大変に申し訳なく、言い
にくいことですが、私を決してゴルフに誘ってほしくありません。
私は剣道は好きだが、ゴルフは嫌いです。

   これだけのことを大口さんは言いました。そのときの社長は、半ば笑いながら、「もっともです」とすべて認めました。そんな人が大口さんなのです。
   大口さんの剣道好きには、私にはなぜか訳が判りません。あるときに、浅草の裏手のほうのクライアントへ打ち合せで行って、そのあと浅草駅まで帰るときに、話して歩いているのに、何故か大口さんがすっとある店のところへ行きました。ちょうど、何か若い男が女の子たちの集まりを見つけたような感じです。大口さんの熱心に見ている先には「剣道具」がありました。大口さんは何故か異常です、これはへんです。別なところで、大口さんが子どもたちの剣道道場を偶然見て、いつまでも飽かず見ている姿を、これまた私が飽かず見ていたことがありますが、これはまた変です。異常です。そういえば、大口さんと彦由さん(あとで紹介する)が、代々木の松村さんの道場の稽古をずっと正座をくずさず長時間見ていたというのを聞いています。どうしてこの人がマルキストだったのだろうか。(ごめんなさい、大口さん)

   私はいくつかの相談で法律問題になりますと、大口さんに委せます。そして大口さんも法律解決以前に、経営の改善になんとかなるのではないか、という人や会社を私に紹介してくれています。そんな中でこんな人がいました。
   あるお二人が相談に来たのです。私は普通にさまざま応えましたが、どうにも、その一人の方の口ぶりがおおいに気になりました。どうみても、彼の喋り方は学生活動家の言い方なのです。ただし、その活動家としても何か少し違います。相談が終わったあと、私は聞きました。どうして大口さんと知り合いなのですか。

彼「いや、私は昔、学生運動をやっていまして、ご存知でしょ
うが、大口先生は社青同解放派でして、私は日学同でした。
だから敵同士でしたが、あるときに捕虜交換というのをやり
まして、そのときに大口さんと知り合いました。
本当をいえば、大口さんにしろ、彦由さん(またこの方も
早稲田の活動家です。こよなく剣道を愛した方でした。党派
的には革共同中核派と反戦連合の方でした)にしろ、あんな
左翼ではなく本来は右翼の人なんですよ。いや本当をいえば、
左翼の人たちこそ右翼になるべき人ばかりでしたよ」

  私は何故か納得しました。こんなにまで日学同にも慕われる大口さんというのは、やはり素敵で素晴らしい人です。

   私はいくつもいくつも、大口さんにお願いしたことがたくさんあります。どうみてもお金にならない民事事件なのですが、本人たちは必死なのです。そして私では解決できないことだと大口さんに頼むしかないのです。大口さんは必ずやりきります。そして私の紹介した依頼者からの信頼感は驚くほどです。
   ある女性が私に電話してきました。結婚サギにあってしまったのです。相手は結婚をしているのに、彼女と結婚をしたというようなことで金を巻き上げ、さらに暴力で彼女に怪我をさせました。彼女は、二つの無料法律相談に行きました。そこで言われたのが、まずは、以下でした。

これは、あなたが馬鹿だったんだよ。そんな悪い男に引っ掛か
るのは、あなたがいけないのだ。これをよい教訓として、これか
らはしっかり生きていくことだよ。

  彼女は悔しくて、がっかりしました。でももう一人の弁護士に相談したときに少しは希望が持てました。

  これは相手の男が悪い。これからはあなたたち女こそが自ら闘
わなくてはいけない。まけちゃだめです。あなた自身こそが闘わ
ないいけないのです。

   この弁護士の言うことで彼女は意を強くしました。日共系の弁護士だったようですが、彼女はこの人にこそ頼みたいと考えました。だが、その弁護士は名刺もくれようとしないし、電話もしてはだめだといいます。ようするに、こんなケチな事件は受けたくないのです。彼女はそれから人間不信に陥ってしまいました。もう心の底から嫌になったのです。
  そんなときに、私と大口さんが解決しつつありました、ある地上げに会っている蕎麦屋さんが、彼女のことを私に紹介してきました。「なんとかしてあげてください」
   私は電話で話しました。

あなたがあってしまった今回のことは、どう考えても、あなた
は悪くないと思います。悪いのは相手の男です。こいつをどうす
るのかを考えていきましょう。

というよう私の言に、彼女は「こんな暖かい言葉をもらったのは初めてです」と泣いていました。そして私は「でも今の段階では私よりも、すぐに法的なことだから」ということで、大口さんを紹介しました。大口さんの迅速な処理で彼女にはいいことになりました。それからが大変です。彼女はおおいに変化をとげたのです。元気な元気な女性になりました。彼女自身が相手の男を追い詰めだしたのです。これは心の底からいいことでした。
   実はこうした例はたくさんあります。いつも大口さんには、民事事件としても小さな件ばかり頼んでいて申し訳ないなあとは思っていますが、とにかく当事者のほうは必死なことなのです。おそらくそうした民事で世話になった人に聞けばみな大口さんへの感謝の声がいっぱいになるでしょう。
   大口さんは不思儀な人です。いつも筆を持っています。そして萬年筆で書くことがあります。私は紹介した人と行って、そのあと「どうして大口さんの万年筆のインクが青色だか判りますか。あれはやはり大口さんは、今も社青同解放派なのですよ」と説明します。みななぜか納得できるようです。今回はパソコンでも打たれているようで(私周がうるさく言うしなあ、とにかくテキストでほしいよね)、たいへんだろうなと思います。
それと大口さんは身体は大きく、いかにもスポーツマンですが、なにしろハードにやりすぎです。これまで何度か倒れています。なんだかもっともっと私たちでカバーしなければなりません。お酒も強いし、実は(私の大好きな)詩吟も好きです(私は大口さんの詩吟を何度も聞いたことがあるぞ)。それから実はドストエフスキーのおおいなる研究家でもあります。
  私は自分の人生において、こんな男、こんな人間に出会えたのが嬉しいのです。そして、その大口昭彦が一緒に組んで闘っている安田好弘弁護士という方も、きっと素晴らしい方だと信じることができます。
大口さんが信じることが間違いありません。私はひたすら自分がやれること何なのかとだけを考えています。
  今回のこの不当なやり方に絶対に勝利して、大口さん、安田さんを囲んで、美味い酒を飲みましょう。その酒をこそ夢に見て、今後も闘いぬいていきたいと考えています。
1998年12月26日 萩原周二

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