12032404 国家というのは宗教の最後のかたちです。
 未開時代や古代から宗教はあるわけですが、この宗教はかたちをかえます。その変わり方にはふたつある。
 第一は、呪術的な宗教がだんだんかたちを変えて進化します。掟のような法になります。それがさらに国家だけにしか通用しない国宝とか憲法になるのです。そういうふうに変ります。そして最後は今の民族国家になるのです。だから、民族国家は宗教の最後のかたちだといえるわけです。
 もうひとつ、かたちを変えない場合があります。宗教のままです。
「ならずもの国家」異論2004.01.30光文社「国家は宗教の最終形態」

「国家とは共同幻想である」という言い方が、これでなおさらはっきりした思いがします。いや実をいえば、私はよく理解できていなかったのです。今になって、こうして「そうかなるほどなあ」とうなずいている私が今ここにいます。