2012年05月14日

吉本隆明鈔集460「倭建命の物語は日本の神話のなかでは唯一人間らしい匂いがする」

12051304 倭建命の物語は神話か事実の話かわからない。ただ日本の神話のなかでは唯一人間らしい匂いがするものだ。登場する人間の性格形成としても、いちばん具体性をもっている。戦前・戦中の日本浪漫派がもっとも力を入れたところだった。
 折口信夫は自己劇化としてこれを自らの宿命とみなしたのではないか。これがわたしの推測である。
「家族のゆくえ」2006.3.1光文社『第三章 性の情操が入ってくる───【前思春期・思春期】

12051401 なんだか、私はこの吉本さんの言葉で、始めて倭建命の物語が判った気がしています。そして折口信夫という人は、それが自らの身体で判ろうとしたのでしょうね。折口さんに私がたどり着けるのはいつのことになるのでしょうか。



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