2012年05月16日

吉本隆明鈔集462「思春期は性的な事柄が完全に生活のなかに入ってくる時期だ」

12051507 思春期は性的な事柄が完全に生活のなかに入ってくる時期だ。幼少年少女期を「遊び」の時期とすれば、「性」が生活の全体を占めている時期ともいえる。「性」への関心の一部を割いて、高校から大学への歩を進める。または義務教育を終えて、一般社会での賃労働に従う部分もあるといえる。学校教育でいえば高校生から大学生に移行する時期、そのあたりを「思春期」と呼べば、そこでは完全に「性」が日常生活の体験のすべてに入ってくる。
「家族のゆくえ」2006.3.1光文社『第三章 性の情操が入ってくる───【前思春期・思春期】

 自分のことを思い出しても、このことはまったく頷いてしまいます。私の青春も、学生運動ばかりにあけくれていたように私自身も思い出いがちですが、同時にというか、それ以上に大きく私の中を占めていたのは、性とそしてその相手との愛の問題です。思えば、私の思春期とでもいうのは、19歳から25歳くらいのときだったと思いますが、闘っていた学生運動よりも、この性と愛のことが一番私の心を占めていたように思い出されま
す。



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