2012年05月19日

吉本隆明鈔集465「文芸批評はやるけれど、文学を研究することはやったことがない」

12051802 ぼくは学問というのは本気でやったことがないんです。文学でも、自分の文学批評はやるけど、文学を研究することはやったことはないんですね。必要だから調べたりはするけれど、それ以上に関心を持つことはない。文芸批評であれば、その作品に批評をつければいい。もちろん批評の方法というのはあるでしょうが、そのほうが目的であって、文学の作品や作者を土台に自分の学問を深めていこうというかんがえは、あまりぼくにはありませんね。
(『還りのことば』2006.5.1雲母書房「環相の視座から」

 これは吉本さんのやる大事な方法なんだなと思いました。そしてこのことは、次に吉本さんが述べられていることにつながります。頭で考える学問をやるのではなく、手を動かして、手で考えるということです。



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