12052004 ある友人の結婚式で、「……子守唄」を唄うといいだした友人がいました。私たちは、「おッひさしぶりに、『望郷子守唄』か、いいな」なんて言い合いましたが、唄いだしたのを聞いたら、「〜逃げた女房にゃ〜」なんて唄っています。「なんだ、『浪曲子守唄』じゃないか、しょうがねえな」なんていいながら、やっぱり他大学の活動家は駄目だななんてひとしきり話になりました。私たち埼大の活動家なら、当然この歌を唄うのです。

曲名  望郷子守唄
作詞  大 次郎
作曲  深井大輔
補作詞編曲 渡辺岳夫
 唄   高倉 健

一 オロロン オロロン オロロンバイ
  ネンネン ネンネン ネンネンバイ
  意見無用と 世間をすねた
  バカな男の 身にしみる
  故郷のおっかさんの 子守唄
二 オロロン オロロン オロロンバイ
  ネンネン ネンネン ネンネンバイ
  おどま おっかさんが あの山おらす
  おらすと思えば 行くごたる
  おらすと思えば 行くごたる
三 オロロン オロロン オロロンバイ
  ネンネン ネンネン ネンネンバイ
  意見無用と 世間をすねた
  バカな男の 身にしみる
  故郷のおっかさんの 子守唄

 高倉健の唄う声は、本当にこの歌にあっている気がします。やくざ映画の一つのテーマは「母」ということがあります。高倉健が藤純子に惚れるのは、その藤純子の手の暖かさのなかに「母」を感じるからなのです。雨の中藤純子の差し出す傘を受け取るときに、健さんの手が藤純子の手に触れます。そのときに、健さんは「母」の温かい手を感じてしまうのです。
 その「母」とは優しいけどまた厳しい母親なのです。この「望郷子守唄」での母親は浪速千栄子です。故郷九州でボタ山のそばで真っ黒になって働いている浪速千栄子の母親がいます。私はそのことを思うだけで、いつも自然に涙が頬を伝わります。
 浪速千栄子が健さんを怒る声が聞こえても、藤純子が傘を健さんい差し出してもいつも涙が出てしまう私です。(1998.11.01)