郵便番号
 住所
   萩原たか子 様
                         2007年5月11日
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                               萩原周二
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 前略
 手紙を1日に出してからもう1週間が過ぎてしまいました。なんやかやと忙しいものなんですね。12072104

 ブルータスがお嫁に行きまして、我孫子の台田の家を引き払わないとなりません。けっこう大変な作業です。当初は、あの大きなピアノをブルータスが持っていくということだったのですが、やはりそれは止めにしました。そうすると、あのピアノを廃棄しないとならないのです。廃棄するのも大変な作業です。
 あの台田のマンションに、私たち家族4人が引越することになって、あのピアノを王子の家から持ってきました。おはぎもブルータスも、あのピアノをよく弾いていましたよ。
 おはぎは、やがて音楽よりも美術が得意だということで、そちらに精進しましたが、おはぎはピアノが大好きでした。だから、小学校でオーボエをやって、先生になってからは三線をやっていますが、その基本にはピアノをやったことにあるのだと思っています。
 ブルータスはね、実はピアノにしろ何にしろ、音譜を見るのではなく、指で覚えちゃうのですよ。だからよく、我孫子の家で、テレビのアニメなんかの放送の曲をピアノで弾いていることがあって、私が「あの曲は何の曲だ。あの曲はテレビ番組で流れているだけで、音譜がないだろう?」というと、ママが、「あの子はね、音を指で覚えちゃうのよ。それで弾いているの」と言ってくれたものです。この能力は私には、全然備わっていないものです。
 思えば、この能力は私ではなく、マサシにはあるものですね。よく子どものときからハーモニカを吹いていたことを思い出します。それがああして尺八を自在に演奏できるようになったんだろうね。
 でも子どものときから、私にはない能力といか、私には想像もできない能力ですから、マサシが羨ましかったものでした。
 思えば、私たち3人兄弟はかなり違った性格と能力なのでしょうが、いつもマサシにはたくさんのことをやってきてもらっていました。親父の葬式のときも法事のときも、いつもマサシがすべてを仕切っていたね。私はいつもマサシの下で小回りよく動き回ろうと思っていただけです。
 でもいつも長男である兄貴のことは必ずあらゆることを支えているつもりですよ。これはマサシも私も同じです。
 思えば、こんな兄弟でよかったな。 早々