1210120612101207 今日の話は、この的矢六兵衛の旧と新が入れ替わった日のことなのです。それは12月の末に変わり、元旦には替っていたのです。この日に節分の豆を撒くのです。桜内藤七がこの日に的矢六兵衛の豆を撒くように旧の的矢六兵衛の妻に頼まれたのです。

「・・・。的矢殿のご妻女が拙宅に参り、年男がおらぬゆえよろしょう、とねんごろに頼まれました」

 でも新年には新しい的矢六兵衛夫婦に、本人も妻もなっていたのです。

 ・・・。追儺の翌(あく)る日、朝五ツにはこぞって登城したのだ。だとすると、その夜のうちに的矢六兵衛は入れ替ったことになろう。12101106

 いや子どもたちも入れ替わったのだ。そしてその入れ替わりになっても、明治維新が起きてしまったのです。
 これには、新しい的矢六兵衛も驚愕したことでしょう。