201702280113020501 一つ前のUPで、「ヘルマン・ヘッセの『春の嵐』を思い出しました」ということを書きまして、この詩を思い出しました。今日は今も強い風の音が聞こえています。
  でもつい先日は雪がたくさん降り、また今週も降るようです。
  そのときに思い出したのがこの詩です。

   春雪 劉方平
飛雪帶春風  飛雪(ひせつ)春風を帯び、
裴回亂繞空  裴回(註1)乱れて空を繞(めぐ)る。
君看似花處  君看(み)よ花に似たる処(ところ)、
偏在洛陽東  偏(ひとえ)に洛陽の東に在り。

(註1)はいかい。徘徊と同じ意味。

ひらひらと舞う白い雪が春風をはらみ、
あちこちさまよいながら空一面に乱れ飛んでいる。
君ねえ、ごらんなさい。あの花吹雪のある処を、
洛陽の東ばかりに偏っているじゃないか。

   劉方平(りゅうほうへい)は、唐の時代の河南の詩人です。白皙(はくせき)の美男だったということです。白皙という語を辞書で調べ、はるかにこの人の顔を想像するものです。
  でも今も聞こえる春の嵐の中、また降るだろう雪を思い、この詩人の詩を思い出せるのはいいです。
  この詩は、詩吟では詠ったことはないですね。

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