1307020613070207  こうして植木とけんの出来事を私も嬉しく読んでいくことが出来ます。

 今は十三、四の小娘ではない。花も恥らう乙女などとうの昔にどこかへおいてきてしまった。

 いや私には今もけんは綺麗な可愛い女性です。それを強く思います。
 けんはこのときに持っていた本を落としてしまっているのです。

 手をほどいて目をあげると、植木が風呂敷包みをさしだしている。蛇におどろいてころんだときに落としたのだ。礼をいってうけとる。
「本、ですか」13063012
「ええ、おたつさんにいただいた大切な本」
「それなら樋口一葉でしょう」

 植木もちゃんと知っていたのでした。これで私こそちゃんと一葉を読んでいないことに焦ります。青空文庫でちゃんと読んでいくべきですね。ただ一葉は読むのが少し大変な思いなのですね。