2013年09月13日

婦系図の歌で「湯島の白梅」

13091006
 私は周の掲示板で、

私はいつも歌の「湯島の白梅」を思い出します。このあと将門Webでも書いてみましょう。

と書いていながら、やっていませんでした。反省して、今書きます。これは昭和17年(1942)の歌です。

作詞 佐伯孝夫
作曲 清水保雄
歌  小畑実・藤原亮子
制作 滝野細道

一(藤原亮子)
湯島通れば 想い出す
お蔦主税(ちから)の 心意気
知るや白梅 玉垣に
残る二人の 影法師
二(小畑実)
 忘れられよか 筒井筒(つついづつ)
岸の柳の 縁むすび
かたい契りを 義理ゆえに
水に流すも 江戸育ち
三(小畑実・藤原亮子)
 青い瓦斯燈(がすとう) 境内を
 出れば本郷 切通し
あかぬ別れの 中空(なかぞら)に
鐘は墨絵の 上野山

 この中の筒井筒とは、「丸井戸を囲った垣」のことで幼い頃男女が遊んだ場所の意味です。幼馴染の二人ということですね。
 この小説は、ここのサイドバーにあります青空文庫で以下で読めます。ただし、とても長い作品ですよ

  泉鏡花『婦系図』
  http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/1087_34456.html

 この作品では、お蔦の「

別れろ切れろは芸者のときに言う言葉……今の私にはいっそ死ねと言ってください

」が実に有名です。

 私はこの泉鏡花の作品としては、他に『高野聖(こうやひじり)』『歌行燈(うたあんどん)』を中2の時に読んでいます。
 この作家は、1873年(明治6)11月4日〜1939年(昭和14)9月7日の生涯でした。私は尾崎紅葉、徳富蘆花、小栗風葉と並んで私の好きな作家です。


shomon at 03:20│Comments(0)TrackBack(0)clip!周の歌の話 

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