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310 垣越(こえ)て蟇(ひき)の避(さけ)行(ゆく)かやりかな(安永三・四・二一)

   嵯峨の雅因(がいん)が閑を訪(とひ)て
311 うは風に音なき麦を枕もと(安永三・四)

312 長旅や駕なき村の麦ぼこり(明和八・四・一三)

313 病人の駕も過(すぎ)けり麦の秋(明和八・四・一三)

314 旅芝居穂麦(ほむぎ)がもとの鏡たて(明和八・四・一三)
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 311の「嵯峨の雅因」とは京都島原の妓楼吉文字屋の主人とあります。京都島原といえば「あそこらへんか」と検討はつきます。昔はにぎやかだったのでしょうね。ああ、京都へ行きたいな、という思いが湧き上がります。どうしても京都は親しみを感じてしまうのですね。15070802