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355 行ヽ(ゆきゆき)てこゝに行ヽ(ゆきゆく)夏野かな(明和五・六・二五)

   みちのくの吾友(ごいう)に草扉(さうひ)をたゝかれて
356 葉がくれの枕さがせよ瓜ばたけ(安永初)

357 離別(さら)れたる身を蹈込(ふんごん)で田植哉(宝暦八前)

358 鯰(なまづ)得て帰る田植の男かな(安永六・四)

359 狩衣(かりぎぬ)の袖のうら這うほたる哉(明和五・五・六)

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「みちのくの吾友」って、註には「陸奥中新田の俳人」とあります。もうこの頃から手紙でやりとりをしていたのですね。思い出せば、『一言芳談抄』は鎌倉時代に著者である女性(もうおばあさん)が京都から鎌倉まで歩いてくる話なのです。この時にこの女性は京都から為替を持ってくるのです。私はここで為替って何かなあ。今の小切手のようなものかなあ、と思い調べてみました。インターネットで検索しましたら、以下があたりました。15080801
 359の「袖のうら這うほたる哉」を読んで、はるかな昔札幌でほたるを手にしたことを思い出しました。