15071369
  一書生の閑窓に書す
360 学問は尻からぬけるほたる哉(明和年間)

361 でゞむしやその角(つの)文字のにじり書き(明和五・五・二七)

362 蝸牛(ででむし)の住(すみ)はてし宿やうつせ貝(明和四・四・一二)

363 こもり居て雨うたがふや蝸牛(かたつぶり)(安永六・四・一〇)

364 雪信(ゆきのぶ)が蠅(はへ)うち払ふ硯(すずり)かな(明和六・四・一〇)
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 360のほたるは、「蛍雪の功」と言われる「蛍の光 窓の雪」の東晋の時代の車胤・孫康の故事なのです。
365の雪信(ゆきのぶ)は狩野探幽の姪だということです。そうか女性なのですね。こうして蕪村は女性も同様な友人だったのだろうな。15071371