将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Category: 周の雑読(絵本・童話篇)備忘録

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 来月の1月3日がポコ汰の2歳の誕生日です。それで、この日のために絵本を贈ろうと思いましたが、それには今から手に入れておかないとならないと気がつきました。年末やお正月に本屋は開店していないでしょう。
 それで、私のこのブログから、私が読んだ中で、2歳になったポコ汰に贈ればいいかなあ? と思える絵本を抜き出しました。以下の絵本です。
 そして、最後のURLは私のブログ内でUPしたものです。

書 名 やさいだいすき
作・絵 柳原良平
発行所 こぐま社
定 価 900円+税
発行日 2004年7月1日第1刷発行
読了日 2008年8月7日
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51484070.html

書 名 ゆき
著 者 ユリ・シュルヴィッツ
訳   さくまゆみこ
発行所 あすなろ書房
定価  1,300円+税
発行日 1998年11月15日初版発行
読了日 2008年2月21日
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51334219.html

書 名 パパだいすき
セバスチャン・ブラウン 作・絵
発行所 徳間書店
定 価 1,400円+税
発行日 2007年3月31日初版発行
読了日 2007年9月22日
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51138008.html

書 名 ラヴ・ユー・フォーエバー
作 者 ロバート・マンチ
訳 者 乃木りか
画 家 梅田俊作
発 行 岩崎書店
定 価 1,143円+税
発行日 1997年9月30日第1刷発行
読了日 2007年8月16日
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51104368.html

書 名 ねないこだれだ
著 者 せな けいこ さく え
発行所 福音館書店
発行日 1969年11月20日発行
読了日 2007年7月17日
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51071346.html

書 名 3びきのこぐまさん
著 者 村山籌子 さく
    村山知義 え
発行所 婦人之友社
定 価 1,545円
発行日 1986年3月1日発行
読了日 2007年7月13日
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51067072.html

 私は、「あ、あそこへ行ってみよう」と思いました御茶ノ水の絵本専門店があります。でもまた気がつきました。きょうは日曜日なのですね。
 じゃ、きょうは無理ですね。それとも大きな本屋へ行こうかなあ。

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ゆうえんち (ミキハウスわくわくとびだすえほん)
ゆうえんち (ミキハウスわくわくとびだすえほん)
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 さらに長女の家でポコ汰に読んであげた絵本です。

絵本名 ゆうえんち
絵   たかいよしかず
発行所 三起商行
定 価 1,050円
発行日 2006年10月7日初版第1刷
読了日 2008年12月5日

 これもいい絵本です。ポコ汰は懸命にこの絵本のなかをとりだそうとしていました。思い出せば、私の小さいときには、こういう絵本はなかったものでしたね。

ブラウンベアファミリーのひっぱってなーんだ?かたち (ミキハウスの絵本―ブラウンベアファミリーのひっぱってなーんだ?)ブラウンベアファミリーのひっぱってなーんだ?かたち (ミキハウスの絵本―ブラウンベアファミリーのひっぱってなーんだ?)
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 今朝もまた長女宅に届けるものがありました。昨日来てくれた方がお二人いまして、お二人とも男の子を連れてきてくれました。この絵本も持ってきてくれたのです。それでまたポコ汰とこの絵本を見て私が読んであげていました。

絵本名 ひっぱってなーんだ?のりもの
絵   おくだ・ちず
発行所 三起商行
定 価 1,050円
発行日 2005年4月29日初版第1刷
読了日 2008年12月5日

 いい絵本です。そして今の子どもたちの周りには、こんなにたくさんの乗り物があるのですね。この絵本は、ひっぱると、どんどんといろいろな乗り物が出てきます。きっとポコ汰も面白かったでしょうね。

おもちのきもち (講談社の創作絵本)おもちのきもち (講談社の創作絵本)
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 今朝長女宅に届けるものがあり、そのときに、この絵本に気が付きました。昨日書きました「かがくいひろし『だるまさんの』」と同じに、大学時代の友人の女性から贈ってもらったもので、その女性がこの作者と同じ学校に勤めていたそうです。

絵本名 おもちのきもち
作・絵 かがくいひろし
発行所 講談社
定 価 1,500円+税
発行日 2005年12月
読了日 2008年12月4日

 うーん、こんな絵本を今度のお正月に、ポコ汰と一緒に読んで愉しく笑いたい思いです。もちろん、今朝もポコ汰を私の膝に乗せて、この絵本を読みました。
 自分の子どもや孫に、こうした絵本を読んであげることはとってもいいことだと思います。ポコ汰は、読み終わると、この本をまた自分で見ていました。
 このかがくいひろしさんは、1955年生まれとありますから、私よりも7歳年下です。こんなお話が作れることに、私はとっても感激していました。

だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)
だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)
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 私の長女から電話があり、ポコ汰が転んで頭を打ったというので、病院に行くので、私がポニョと留守番をするので、行きました。でもなんともなく、笑顔を帰ってきてくれましたが、その間、私はポニョを見ていました。
 そのときに、この絵本がありましたので、ポニョに読んであげましたが、まだ小さいポニョには、訳が判らないようでした。でもまだ4ケ月ですからね。

絵本名 だるまさんの
作   かがくいひろし
発行所 螢屮蹈鵐瑳
定 価 850円+税
発行日 2008年8月8日初版第1刷発行
読了日 2008年12月3日

 表紙のだるまが赤い姿なのは判るのですが、眼鏡をかけています。これは何なのでしょうか。
 この絵本は、私の長女の友人が贈ってくれたものです。長女と大学時代に同じ水泳のアルバイトをしていた娘で、彼女は千葉県で教員をしていましたが、そこでの同僚がこの絵本の作者ということでした。
 でもとってもいい絵本です。私はポニョにも何度も読んであげます。いや、読むところなんかないと言えるのですが、でもでもこの絵をなんども見せてあげたいです。

ぽぽぽぽぽ (偕成社の五味太郎絵本)
書 名 ぽぽぽぽぽ
著 者 五味太郎
発 行 階成社
定 価 1,000円+税
発行日 1989年6月1日刷
読了日 2008年9月10日

 ただ汽車が走って行きます。私の孫ポコ汰の家の近くにも線路があります。だからいくつもの汽車を見ることができます。
 でもこんな煙を「ぽぽぽぽぽ」とか「ぽぽぽぽぴ」や「ててててて」「ぞぞぞぞぞ」(最後のほうはそうなっているのです)をはく汽車は見られません。でもポコ汰の再従兄弟のゆうややれいが来てくれれば、もう愉しくいつまでも見ているでしょうね。そしてそばには、私がいて、「もう帰ろうよ」と言っているに違いありません。私のそのうんざりした顔が想像できます。

やさいだいすき
書 名 やさいだいすき
作・絵 柳原良平
発行所 こぐま社
定 価 900円+税
発行日 2004年7月1日第1刷発行
読了日 2008年8月7日

 柳原良平さんは、トリスのアンクルトムの絵、そして私の大好きな山口瞳の数々の作品で、いつも接してきていました。そして今は、こうして絵本にたくさん接しています。
 もう前にも何冊も読みまして、でも私のポコ汰は、まだ小さくて、よく判らなかったようです。
 それで前にも借りてポコ汰にも見せている絵本を含めて借りてきました。
 さて、どんな顔してくれるかな。やさいは、ときどきお口から出して、相手の口に入れたりするのです。おバカなじいじなんかは、ニコニコして「あ、美味しい」なんていうから、「あ、じゃあ、これからもあげちゃえ」となるみたいです。「これはえいようのあるもので、ポコ汰も食べなきゃダメだよ」と言って食べさせないといけないのです。

くっついた
書 名 くっついた
作・絵 三浦太郎
発行所 こぐま社
定 価 800円+税
発行日 2005年8月25日第一刷発行
読了日 2008年8月4日

 8月4日にブルータスが、ポコ汰のために買ってきてくれた絵本です。もうこれをブルータスが読むと、ポコ汰は大声で笑っています。もうその笑う声の嬉しいこと、私はすっかりその二人の様子が大好きです。

   きんぎょさんと  きんぎょさんが

という絵で次のページをブルータスが開けて

     くっついた

というところで、ポコ汰は大声で笑います。
 こうしてページは続きます。

   おかあさんと   わたしが

     くっついた

 そして、

   おとうさんも
            くっついた

なのです。なんていい絵本でしょう。
 さらに、私は「じいじも くっついた」という絵もほしいな。

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話
 この絵本もナミちゃんのブログで、紹介がありました

書 名 フレデリック
    ───小さなおばあさんのお話───
著 者 バーバラ・クーニー
訳 者 かけがわやすこ
発行所 ほるぷ出版
定 価 1,240円
発行日 1987年10月15日第1刷発行
読了日 2008年5月31日

 この物語の主人公ルピナスさんはこどものころはアリスと言う名前で海辺の町にすんでいました。そのアリスとおじいさんの会話です。そのおじいさんは、ずっと前に、大きな船でアメリカに渡ってきたのです。

アリス『おきくなったら、わたしもとおい国にいく』
アリス『おばあさんになったら、海のそばに住むことにする』
おじいさん『それはけっこうだがね、アリス、もうひとつしなくてはならないことがあるぞ』
アリス『なんなの?』
おじいさん『世の中をもっとうつくしくするために何かをしてもらいたいのだよ』
アリス『いいわ』

 こうしてアリスはおじいさんに約束しました。そしてどんどん年月が経ちまして、その約束にとりかかる時がくるのです。アリスは、その町の図書館で働きます。
 思えば、図書館で働くというのはいいですね。絵には子どもに本を手渡しているアリスが描かれています。アリスは、ミス・ランフィアスと呼ばれています。

 でもでも、私はこの絵本を最後まで見ても、アリスはずっと「ミス」のままです。おじいさんは、アリス自身も家庭を持って、またアリスのような孫を持つことも約束しなかったのでしょうか。でも物語の中では、この物語を話してくれているのは、アリスのひ孫のようです。でもアリスは、ミスのままです。どうしてなのかなあ。
 でもアリスは、おじいじさんとの約束を果たせたつもりです。彼女のおかげで、村はルピナスの花でいっぱいになったのです。

 私自身は花のことがよく判りません。でも今どこの街でも花がいっぱいになっているのを感じています。私のこのブログに載せている写真も、私が歩く街にあるお花をいくつも撮っています。そして私の孫のポコ汰は、男の子ですが、とってもお花が好きなのです。いつも「おお」っと叫んで、お花を見ています。そして私たちにもお花を見ることを勧めているようです。私の歩く街は、そうしたいくつもの花で、だんだん綺麗になってきました。
 私の孫のポコ汰のように、いつも「おお」っと声をあげていきます。

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 周の雑読備忘録「レオ=レオニ『フレデリックちょっとかわったのねずみの話』」に、この絵本の紹介者であるナミちゃんが、以下のコメントをくれました。

1. Posted by なみんと    2008年05月29日 11:09
周さん〜おはようございま〜す(*^_^*)
最初、周さんがフレデリックを見て「嫌なヤツかな〜」って想像した所が面白かったです。こんな感想をいってくれる人は貴重です(笑)
周さんらしいですね。でも結局・・あかくなっておじぎをするフレデリックをみて見直すところがまたいいです。

 ありがとうございます。うん、最初読んでいくと、こいつ嫌なヤツかなあ、なんて思ったのよ。それでも最後、あかくなったフレデリックの絵の顔と、はずかしそうに言うフレデリックがいいです。
 私は26日に、西日暮里の『きゃらめる』に行ったのです。そこのママが私のケータイメールに返信をくれました。「周ちゃんがお店のドアを開けて入って来る時の所在なさげな照れくさそうな顔」とあります。そうなんですね。私は飲み屋さんはいくら親しくなっても、どうしても照れくさいのですね。
 フレデリックは、最初はしたたかなのねずみに思えていても、実はこんなに純情なのだと思います。
 あ、西日暮里の『きゃらめる』のことをまだ紹介していませんね。先月26日に新規オープンしたのです。またこのあと書きますね。

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 今まで、この著者の絵本は『あおくんときいろちゃん』に関して、以下のように書いてきていました。

 http://shomon.livedoor.biz/archives/51128795.html
   周の雑読備忘録「レオ・レオーニ『あおくんときいろちゃん』」
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51128824.html
   周の雑読備忘録「レオ・レオーニ『あおくんときいろちゃん』」の2
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51128861.html
   周の雑読備忘録「レオ・レオーニ『あおくんときいろちゃん』」の3
 http://shomon.livedoor.biz/archives/51131817.html
   周の雑読備忘録「Leo Lionni『little blue and little yellow』」

 今度も、ナミちゃんのブログで紹介がありました。それでこの絵本を読んでみました。

   http://blogs.yahoo.co.jp/namint7/38799067.html
         絵本フレデリック<ちょっとかわったのねずみのはなし>

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

書 名 フレデリック
    ちょっと かわった のねずみの 話
著 者 レオ=レオニ
訳 者 谷川俊太郎
発行所 好学社
定 価 1,200円
発行日 1989年1月10日
読了日 2008年5月28日

 読んでみまして、このフレデリックというのねずみは、確かに変わっています。ほかののねずみとは同じように行動しませんから、なんとなく、「少し嫌なヤツかなあ」なんて想像もしていました。
 でも最後のページに次のようにありました。

 フレデリックは、あかく なって おじぎ した。
 そして、はずかしそうに いったのだ。「そう いう わけさ。」

 この少しあかくなったフレデリックが、私は好きになりました。こんな気持をもって、本当にそのまま行動しているフレデリックは、とっとも素晴らしいのねずみです。そして、そのいうことが、みんなに伝わりました。
 これはとってもいいことです。

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
 ナミちゃんのブログで紹介されていました。

 http://blogs.yahoo.co.jp/namint7/37877928.html 絵本「100万回生きたねこ」

 次の文から始まります。

 100万年も しなない ねこが いました。
 100万年も しんで、100万回も 生きたのです。

書 名 100万回生きたねこ
作・絵 佐野洋子
発行所 講談社
定 価 1,400円+税
発行日 1977年10月20日第1刷発行
読了日 2008年5月11日

 100万人の人が、この猫を可愛がり、その100万人の人はこの猫が死んだときに泣きました。でも、この猫は1回も泣きませんでした。
 王さまに飼われて、船乗りに飼われて、サーカスの手品使いに飼われて、どろぼうに飼われて、ひとりぼっちのおばあさんに飼われて、小さな女の子に飼われて、でも、誰のことも嫌いでした。「大嫌い」でした。
 そのあと、誰の猫でもなくなり、猫ははじめて自分の猫になりました。そうしたら、大勢の猫たちがこの猫にすりよってきます。でもこの猫は、自分が好きなだけで、誰も好きになれませんでした。

 「おれは、100万回も しんだんだぜ。いまさらおっかしくて!」

 猫は、ただただ自分だけが好きだったのです。
 でもそんな猫の前に、一匹の白い猫が現れます。猫が、「俺は100万回も死んだんだぜ」と言っても、何も驚きません。何も感動しません。
 この自分に何も、100万回も死んだことに、何も驚かないこの白い猫に、この猫は恋をしたのです(この「恋」ということは何も書いてありませんが)。たぶん、白い猫も、そんな100万回も死んだことを言わなくなった猫に恋するようになったのでしょう(でも、そんなことは何も書いてありませんが)。
 可愛い子どもができて、猫はとっても嬉しくて幸せだったはずです。猫はこの白い猫と、たくさんの子猫が、自分のことよりも好きになったのです。
 やがて、子猫はみんな出て行き、白い猫はやがて死にます。
 猫は、ずっと泣きます。100万回も泣きます。そして、やがて、

 ねこは、白いねこの となりで、しずかに うごかなくなりました。

 ねこは もう、けっして 生きかえりませんでした。

 たぶん、やっとこの猫は生きることを知ったのだと思います。幸せになることの意味が少しは判ったのだと思います。
 思えば、「100万回生きた」のではなく、やっと、これだけ何回も生きて、それでやっと「生きる」ことの意味を見つけたのだと思います。

 この私も生きることの意味、生き続けること、家族と一緒に生きること、友人と語らい合うことの大きな意味を考えていました。
 共同幻想はやがて、桎梏となってしまうわけですが、対幻想は、妻との幻想、娘との幻想、孫との幻想は、私には決して桎梏とはなりません。生きることはいいこと、生きたことはいいことだと言える思いがしています。

おおきなかぶ―ロシア民話 (こどものとも傑作集 (26))
書 名 おおきなかぶ(ロシアの民話)
アレクセイ・トルストイ 再話
内田莉沙子 訳
佐藤忠良  画
発行所 福音書店
定価  800円+税
発行日 1962年5月1日月刊「こどものとも」発行
読了日 2008年3月21日

「ああ、この話か」とすぐ思い出していました。たしか、娘二人に読んであげたことがありました。
 これはロシアの昔話を、A・トルストイが再話したものだと思います。
 それで、ロシアには、「トルストイ」という作家が3人いまして、このアレクセイ・トルストイには、「苦惱の中を行く」「ピュートル一世」などの作品があります。
 でも思うんですが、ロシアとかヨーロッパの人はこうしたかぶをどうやって食べるのかな。彼らのかぶの料理も知ってみたい思いがしました。

 この本は、ナミちゃんのブログで知ることができました。

ゆきむすめ―ロシアの昔話 (こどものとも絵本)
書 名 ゆきむすめ
内田莉沙子 再話
佐藤忠良 画
発行所 福音館書店
発行日 1996年12月1日復刻版発行
読了日 2008年3月9日

 この物語を読み終わって、なんだか哀しくてたまらなくなりました。
 4、5ページの雪の中で遊んでいる子どもたちの絵は、私が子どものとき、そうですね、ちょうど5、6、7、8歳のときに、見ていた、自分もその中にいました雪国の姿です。大人は多分、雪が振っても面白くもなんともないのでしょうが、子どもには、雪は大変に愉しい面白いことばかりをもたらせてくれます。
 この物語では、子どものいないおじいさんとおばあさんが、雪で女の子を作ります。その女の子が動き出します。

 すると、とつぜん、ゆきむすめは にっこり わらって、てをあげると、ひとあし ふたあし、ゆきの なかを こやの ほうへ あるきだしました。
 おじさんと おばあさんは、おどろくやら、よろこぶやら。あわてて、あとを おいかけました。

 このゆきむすめは、みるみるうちに大きくなり、おじいさんもおばあさんもどんなに嬉しかったことでしょう。二人は、この娘にあかいかわのながぐつや、しゅゆのりぼんも買ってあげます。
 でも季節は春になります。この娘はたぶん、雪の精なのでしょう。暖かくなると元気ではなくなってしまうのです。雲が走って、さむくなるときだけ、嬉しそうな顔になります。
 夏になって、他の女の子たちに誘われて、やがて、焚き火を飛び越す娘たちの最後に、このゆきむすめも、その焚き火を飛び越したときに、消えてしまします。

 ゆきむすめは どこにいったのでしょう。どこにもすがたが みえません。たきびの うえに、しろい ゆげが たちのぼっているばかりでした。
 ゆげは ほそい くもに なって、ほかの くもを おいかけばがら、うえへ うえへと のぼっていきました。

 これでこの絵本は終わりです。私は涙を流していました。いや、そのあと、どんなにおじいさんとおばあさんが、哀しかったことだろうと思うのです。
 でもしばらくだけ、雪の精が、この二人の娘になってくれたことなのでしょうね。
 この絵本もナミちゃんのブログで知りました。

木 (こどものとも傑作集)
 この絵本については、ナミちゃん佐藤忠良の絵本〜「木」・ 「おおきなかぶ」 ・「ゆきむすめ」 で知りました。

書 名 木
佐藤忠良 絵
木島 始 文
発行所 福音館書店
定価  800円+税
発行日 2001年2月1日こどものとも発行
読了日 2008年3月8日

  ここに佐藤忠良さんが描かれているような木を見ていたのは、いつの頃だったろうかと思い出していました。それは小学1、2年の頃札幌に住んでいた頃かなあ。その頃よく近所のおにいさんに連れられて、少し遠くの公園に行きまして、よく絵を描いていました。そんなときに、植物や池も見ていたものでしたが、こういう大きな木も見ていたことが甦ります。
   その後は名古屋でも木を描いたことは少し覚えていますが、もう絵を描くことには興味を失ってしまった私でした。

  うっひゃあっ
  みどりの
  はなびの
  まんなかに
  おおきな木は
  うたいながら
  たっている

 思えば、あの頃もこうして木はうたいながらたっていたのかなあ?
 あ、思い出しました。小学3年生の頃、名古屋の南区に住んでいた頃、友だちと笠寺へ絵を描きに行ったことを思い出しました。私はクレパスで絵を描いていましたが、彼(今名前も顔も思い出しました)は、水彩絵の具で描いていましたね。あのときにも、木を描いていたのでした。でももっと緑の葉が多い木を描いていたものでした。
 なんだか、私にはもう遠い遠い思い出です。

もりのひなまつり (こどものとも傑作集)
 この絵本については、ナミちゃん絵本「もりのひなまつり」 で知りました。

書 名 もりのひなまつり
著 者 こいでやすこ
発行所 福音館書店
定価  800円+税
発行日 1992年3月1日こどものとも発行
読了日 2008年2月27日

 私の家は男の子3人の兄弟でしたから、ひなまつりには縁がありませんでした。5月5日の人形は、何かがあって飾っていたのが子どものときの秋田でやっていたような記憶がかすかにありますが、もうその人形がその後どこに行ってしまったのかも覚えていません。
 でも私の兄には娘が生まれました。そして弟にも女の子、そして私にも女の子、全部で私の親族はみな女の子ばかり5人です。これが私にはとっても可愛いのです。
 私は姪のみーねえがもうちっちゃいときから、いつも銀座あけぼのへ行って、いくつかの雛人形のお菓子(これがお寿司だったり、お蕎麦だったりする素敵なお菓子です)を買って持って行っていました。みーねえはそれをお雛様が本当に食べるものだと思っていました。でも見ていても食べないので、ママが「見ていると食べないのよ」といいましたが、次の日も食べた様子がありません。
 ある日に行くと、男雛の口もとが少し汚れています。母に聞くと、「みーちゃんが、お雛様が食べていないからと、『食べなさい、食べなさい』と口に押し込んだ」というのです。私は、「みーちゃん、お雛様はお腹いっぱいのときのほうが多いんだよ。無理に『食べろ』って口に押し込んじゃいけないよ」と言ったものでした。
 それからも私は毎年あけぼののお菓子をいくつも買ってきました。私のところも娘でしたが、小さなお雛様のケースを置いて、これにもあけぼののお菓子を買ってきたものでした。でもそのうち、また違うところの雛人形のお菓子も手に入れて、それも雛人形の前に置くようにしていました。
 でももう何年雛人形も出していないことでしょうか。私の二人の娘もお嫁に行きましたし、第一雛人形がどこにあるのかなあ。我孫子の家のどこかで眠っているのだろうな。

 この絵本のお話は、お雛様人形たちが、その家の娘さんたちに開けられ飾られる前に、もりののねずみのこどもかいのためにもりのひなまつりに参加するお話です。でも、家の娘さんたちが人形を開けて並べる前に急いで帰って、汚れた着物や顔を直して、そして飾られるときには、もう綺麗なすまし顔になっています。

 きっと小さいときのみーねえも私の娘たちもしほちゃんとかなちゃんも、きっとこんなに活躍してしまっているお雛様たちを夢見ていたことでしょう。そしてそれは本当の出来事だったのかもしれません。

よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
 この絵本については、ナミちゃん絵本・ゆき へのコメントで知りました。

書 名 よあけ
著 者 ユリー・シュルヴィッツ
訳   瀬田貞二
発行所 福音館書店
定価  1,236円
発行日 1977年6月25日発行
読了日 2008年2月23日

 それで23日に図書館で借りまして、その日読みました。
 でもこの本の著者紹介に

 この絵本「よあけ」のモチーフは、唐の詩人柳宗元の詩「漁翁」によっています。

とあります。だから私は、以下には、この詩を紹介していました。

  http://shomon.livedoor.biz/archives/51336676.html 周の漢詩入門「柳宗元『漁翁』」

 でもやっぱり、私はこの絵本を見ても、この老人が多分孫を舟に載せて大きな湖を漕いでいる姿に少しも共感を抱けないのです。
 私はきょう、我孫子の自宅へ行ってきました。その行く前に孫のポコ汰のところへいきまして、もういっぱい孫と触れ合いました。そしてまた帰ってきて、また会いに行きまして、まだ喋っている言葉がよくわからないポコ汰ですが、もう一生懸命に私は話しかけました。ポコ汰は実によく喋っているのですが、何を話しているのでしょうか。
 こんな感じのおじいさんには、私はとうていなれませんね。

ゆき
 私は秋田と札幌に住みました。3歳のときに、東京から秋田へ行き、そこで弟が生まれ、6歳のときに札幌へ行きました。幼稚園を転園したのです。そして小学校2年の3学期の2月に名古屋に引越しました。
 私には、雪の思い出がたくさんあります。私は雪が大好きなのです。

書 名 ゆき
著 者 ユリ・シュルヴィッツ
訳   さくまゆみこ
発行所 あすなろ書房
定価  1,300円+税
発行日 1998年11月15日初版発行
読了日 2008年2月21日

 私は大学は6年間過ごしたわけですが、そして激しく学生運動に邁進しました。そのときに、私が府中刑務所に勾留されているときも、保釈後また内ゲバ殺人事件(真相は殺人事件でも何でもないよ)の当事者として追われ逮捕起訴勾留されたときにも、ある女性が大好きでした。そして彼女は私のそのときにも、実によくやってくれていました。そして私は必死に惚れ抜いたことにより、やっと私の彼女にすることができました。
 私はこの娘のことが大好きでした。

 でもでも、彼女は東京生まれの娘で、雪のことなんか大嫌いでした。私はそのことが哀しくて悔しくて嫌でした。どうして東京の人は雪が降るのを嫌うのでしょうか。
 雪が降ると、私の我孫子の自宅のマンションの人たちも、この王子のマンションの人たちも、その回りの街の人たちも、みんな雪を綺麗にかたづけてしまいます。そしてそれは、歩いているときに転んだりしたら、お年よりや子どもたちが転んだりしたら大変ですから、よく判るのです。だから、私も雪をかたづけるのをお手伝いしたりします。
 でも私の本心は違うのです。心の中では、「このせっかくの雪をもう少し置いてもらえないのかなあ」と思っているのです。
 でも、早いところかたづけないと、雪は凍ってしまい、大変なことになりますから、こうしてみんなで雪を整理するのは判るのです。でもでも、私は雪が消えてしまうのが哀しいのです。

 ナミちゃんのブログこの本が紹介されていました。彼女は最後にこう言ってくれています。

 ゆきよ〜ふれ〜ふれ〜♪〜
   と願っているナミントですが・・

 私もいつも思っているのです。雪が降ったら、私は私の孫と愉しく遊びます。ゆきだまをたくさん作って、そしてそれを投げたり、大きな雪だるまにしたりして遊びます。
 たくさんの雪の中で、汗だらけになりながら、遊んでいた日を思い出します。雪が降る中で、何故か我を忘れるように喜んでいた、秋田犬の剣光号を思い出します。

 この絵本の中でも、子どもたちは雪の降るのを喜びます。

 まちじゅうが まっしろに かがやきます。

「わーい、ゆきだよ!」

 私は声には絶対に出しませんが、私もいつも心の中で叫んでいます。「わーい、雪だよ」。

サンタクロースっているんでしょうか?
 私の長女おはぎが、たしか小学校の2年生のたしか12月のときに、クラスで、「サンタクロースっているのか?」という大論争が起きました。おはぎは、「サンタクロースはいる」という側の急先鋒です。でも「サンタクロースなんかいない」という男の子たちの主張もつよいのです。
 そこでおはぎの従姉のみねーえ(あのときは中学1年生だったのですね)が、おはぎとの相談でくれたのが、この本でした。

書 名 サンタクロースっているんでしょうか?
著 者 フランシス・P・チャーチ
訳   中村妙子
絵   東 逸子
発行所 偕成社
定価  600円
発行日 1983年11月24刷
読了日 2008年2月19日

 今回私は我孫子の自宅で、次女ブルータスの部屋にうずもれていたこの本を見つけて、もってきました。そしてページを開いて、

 バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、間違っています。

というところを、読んで、今回も私は涙ぐんでいます。
 みーねえは実に私の娘たちにいいことをしてくれました。たしか、この前の年のクリスマスに、長女がサンタさんに欲しいというものを聞きまして、でもそれは大変に人気があるもので、品切れでした。もう大変でした。
 また別なクリスマスのとき娘たちが、クリスマスの直前になって、「サンタさんにほしいものが、違うものが欲しい」と突如変更したことがありました。そんなことは非常に困ります。でもイブの日、それを置いておいたら、夜中に二人ともベッドで起きて、それを見て、「あ、サンタさんが来てくれたんだ………、でも違う、これも欲しかったけれど、サンタさんにお願いしたのは、違うんだ」と泣き出しました。私は困って、「あれは、イトーヨーカ堂でもダイエーでも(2軒とも我孫子にありました)に売っていないんだよ」というと、「えーっ、サンタさんて、ダイエーで買うの?」といいます。私は苦し紛れに、「そうだよ、まっちゃん(みーねえのお母さん、私の義姉)に聞いてごらん」といいました。そうしたら、義姉は次の日ちゃんと答えてくれました。
 私の二人の娘が、「サンタさんって、ダイエーでプレゼントを買ったりするの?」という問いに、義姉は、

 そんなの当たり前じゃない。世界中の子どもにプレゼントするにの、その子どもの近くの店で手に入れないと大変じゃないの。それに直前で変更してもサンタさんは困るの。

と答えてくれました。
 その夜、二人は、「まっちゃんが教えてくれたけど、サンタさんはダイエーとかすぐ近くの店で買っているんだって、大変なんだね」と教えてくれました。
 でもねえ、実はそのような我孫子のお店ではなく、私は東京中のいろいろな街を歩いて手に入れていたものなのですよ。
 このフランシス・P・チャーチからバージニアへの手紙の最後です。

 サンタクロースがいない、ですって?
 とんでもない! 嬉しいことに、サンタクロースはちゃんといます。それどころか、いつまでもしなないでしょう。
 一千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたちの心を、いまとかわらず、よろこばせてくれるでしょう。

 私の父と母も、私たちが秋田・札幌という雪国にいるときにも、クリスマスイブには、サンタクロースのプレゼントが届けられたことを教えてくれました。私も娘二人には同じことをしました。今度は、二人の娘の子どもたちにも同じことをしていきます。

08021704書 名 日本のみんわえほん2
    王子のきつね
文   中村 博
絵   金沢祐光
発行所 ポプラ社
定 価 750円+税
発行日 1975年3月発行
読了日 2008年2月16日

 いつも私は王子駅との行き帰りは、柳田公園を通りますが、ときにこの王子の装束神社の前も通ります。
 この装束神社には、昔榎がありました。ここの大晦日の日に関東中のきつねが集まって王子稲荷にお正月に初詣でをしたそうです。今でも、大晦日には、この装束神社に多くのきつね(もちろん今はきつねの格好をした人間ですが)が集まり翌朝王子稲荷に初詣でします。
 私の母も、その姉も自分たちの故郷でも、子どものときには、よくきつねの嫁入りという、たくさんの灯りが光っている彼方の山を見たということです。いつも「きつねの嫁入りと言っていたけれど、あれは何だったのだろうね?」と言っていたものです。
 この装束榎に毎年大晦日に集まって、王子稲荷にお参りするきつねのお話がこの本です。もう普段の装束神社のあたりは、もうそんな昔のことはまったく偲ぶことはできないのですが(もう周辺には、私もいろいろと知っているお店があります)、こんな民話は大事にしていきたいな、と思っています。
 やがて、私の孫がもう少し大きくなったら、このことをお話してあげるつもりです。

中国の故事民話 漢民族編 1 (1)
 昨日我孫子の自宅へ行くまでの電車の中で読みました。

書 名 中国の故事民話 漢民族編1
訳 者 沢山晴三郎
編 者 沢山生也
発行所 農村漁村文化協会
定 価 1,300円+税
発行日 2007年3月30日第1刷発行
読了日 2008年2月11日

 次の6つの民話が収録されています。

目 次
 黒いロバ
 八兄弟のかたきうち
 かくれ草
 ねんぐ
 あめ人形
 一丈ニ尺のニラとのこぎりびきのカボチャ

 中国のことを、少しは知っているつもりになっていましたが、一つも知らない話ばかりです。
こうした民話は、日本の民話やヨーロッパの民話や千一夜物語などに似たのもあるのかなあ、と思って読み始めたわけですが、私にはどれも独自の物語なような気もするし、「あ、こんなところは日本の話にもあるなあ」なんて思いながら読んでいました。

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書 名 おはなしろうそく3
    東京子ども図書館編
さし絵 大社玲子
発行所 東京子ども図書館
定 価 310円
発行日 1974年6月10日第1刷発行
読了日 2007年12月22日

 この3には、4つの話が収録されています。

話   なまくらトック
著 者 ボルネオの昔話
訳   松岡享子

 トックという生まれながらめんどうくさがりやのボルネオの女の子の話です。もう読んでいて、呆れ果てるようなどうしようもないとしか思えない子どもです。でもこの話は、聞いている子どもたちには、かなりインパクトがあるだろうな。

話   ねずみじょうど
著 者 日本の昔話
訳   瀬田貞二再話

 これは日本によく合った昔話です。いいじいさんと悪いじいさん(目くされじいさんと言われています)が、ねずみの穴の中で体験するお話です。
 このお話なら、この本を読まなくてもポコちゃん相手に私もお話できます。日本人なら誰でも知っている内容の話だからです。

話   金いろとさかのおんどり
著 者 ロシアの昔話
訳   勝田昌二訳

 森の中の一軒家に、ねことつぐみと金色とさかのおんどりが一緒にくらしていました。おんどりが一人で留守番しているときに、ずるがしこいきつねがやってきます。
 これできつねが、いつも金色おんどりを騙して、でもあとの二人が必ず助け出します。これはA・トルストイのお話のようです。

話   ガチョウ番の娘
著 者 グリム昔話
訳   東京子ども図書館訳

 グリム童話なら読んでいるはずだけど…と思いながらも、思い出せません。
 最後の美しい娘は、王子さんと結婚して幸せになるそうです。こんな、決まり切った幸せな話を知って、普通に喜んでくれる子どもにポコちゃんがなってくれれば、私はそれで嬉しいです。でも少しポコちゃんが大きくなったら、少し違うことをじじは言うかもしれませんよ。

 最後に、「───お話とわたし───語るよろこび」ということを書いている根岸貴子さんの書かれていることが印象に残ります。
 やっぱり私も子どもたちの前で、こういうふうに語りたいな。すくなくとも孫のポコちゃんの前では語ります。

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 きなりずむ のきなりさんの紹介で知りました、子どものためのお話の本です。

書 名 おはなしろうそく2
    東京子ども図書館編
さし絵 大社玲子
発行所 東京子ども図書館
定 価 340円+税
発行日 1973年4月25日第1刷発行
読了日 2007年12月21日

 この2には、5つの話が収録されています。

話   スヌークさん一家
著 者 ウィリアムズ
訳   松岡享子

 この話は大変におかしいです。とっても愉快な家族です。おかしいですね。ただし、ポコちゃんがこの話を判ってくれるのは、もっともっと先のことでしょう。

話   ───人形げき───
      ぼくのおまじない
著 者 中川利枝子

 これも面白いお話です。これを人形劇にしたり、寸劇にしても面白いでしょうね。

話   十二のつきのおくりもの
著 者 スロバキヤの昔話
訳   内田莉サ子

 よくこういう昔話は読んだような気がしてきます。とにかく最後は苦労したいい娘は幸せになります。

話   森の花嫁
著 者 フィンランドの昔話
訳   東京こども図書館編

 けっこう話が長いのです。それでこれは話をするのには、かなり考えてしっかりやらないといけないなあ、と思いました。

話   なぞなぞ
著 者 中川李枝子

 ウワーッ、私はこのなぞなぞが判りませんでした。ポコちゃんにこのなぞなぞをできるのはいつのことかなあ?

 とにかく、私はポコちゃんにちゃんとお話ができるのか、まだ自信がありません。たぶん、自分が勝手に喋るのはできそうですが、でもできるだけちゃんとお話していきたいです。

2018071601  きなりずむ のきなりさんの紹介で知りました、子どものためのお話の本です。

書 名 おはなしろうそく1
東京子ども図書館編
さし絵 大社玲子
発行所 東京子ども図書館
定 価 250円
発行日 1973年4月25日第1刷発行
読了日 2007年12月16日

この1には、次の話が収録されています。

話   エパミナンダス
著 者 ブライアント
訳   松岡享子

七分でお話できるようです。五歳から小学生四、五年までと書いてあります。
内容は、エパミナンダスという男の子のどうみても「こいつは少しとろいよなあ」というお話です。ポコちゃんには、まだ早いかなあ。最後のパイの真ん中を踏んで歩くエパミナンダスには、もう笑いましたよ。

話   ───指あそび───
こぶたが一匹……
著 者 中川利枝子

わ、これは指で子どもの前でやるんだ。私はこういうの苦手です。でもそんなこと言っていないで、やらないといけないのだ。

話   かしこいモリー
ジェイコブス再話「イギリスの昔話集」より
訳   松岡享子

やっぱり、こうしたお話は、いいお話でもあるけれど、惨酷なシーンもあります。でもかしこいモリーのおかげで、二人のお姉さんも、モリーも王さまの息子たちと結婚します。
最後にこう書いてあります。

モリーを、肝ツ玉のふとい、からっと明るい女の子として描くこと。そうすることによって。大人から見て惨酷に見えるいくつかの場面が、目で読んだときと違って、むしろユーモラスな味をもつことが判ってくるだろう。五歳から小学校三、四年生向き。

話   おいしいおかゆ
グリム昔話

グリム童話は小学3年のときに、部厚い本を読んだものでした。でもこのお話は知りませんでした。愉しいお話です。

話   くまさんのおでかけ
著 者 中川利枝子

くまというのは、子どもの童話や絵本にはよく出てくる動物です。ほとんどみんな二本足で歩いていることになっていますね上着もきていたりします。

話   ブドーリネク
チェコの昔話
訳   松岡享子

ブドーリネクは、可愛い男の子、リシュカはわるがしこいキツネです。でもこれは愉しいお話です。

最後に、国立ふたば文庫の光野トミさんが、「おぼえて話す」ということを書かれています。私もポコちゃんに、こうしてお話してあげようと思いました。

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こんにちはどうぶつたち (0.1.2.えほん)
書 名 こんにちわ どうぶつたち
とだきょうこ あん
さとうあきら しゃしん
発行所 福音館書店
定 価 571円+税
発行日 1966年12月1日こどものとも0.1.2.発行
読了日 2007年11月25日

 この本も、11カ月のポコちゃんのために借りてきました。これは動物の写真ばかりです。
 おおかみ、かぴぱら、こあら、ごりら、ぞう、ちーたー、ぽにー、まれーぐま、らいおん、れっさーぱんだ が写真で見られます。

 さて、これはポコちゃんはどうかなあ? そのうち動物園に連れていきます。

07112512じどうしゃ (福音館の幼児絵本)
書 名 じどうしゃ
寺島龍一 画
発行所 福音館書店
定 価 743円+税
発行日 1966年11月1日発行
読了日 2007年11月25日

 いつも絵本を借りてきて、ポコちゃんに見せても、なかなか難しいのです。それはやはりまだポコちゃんが11カ月目の赤ちゃんだからです。どの絵本も読んであげても、0歳の赤ちゃんには、難しいのでしょう。
 だから、この絵本は裏表紙に「幼児絵本 10ケ月〜2才むき」とあります。これなら大丈夫でしょう。明日見せてあげます。
 でもページをあけると、この絵本には、文字が一つもないのです。いろいろな自動車の絵が描いてあります。
 これならいいんじゃないかなあ、と私は勝手に考えています。

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
 ナミちゃんのブログで、紹介されていました。「ああ、もうクリスマスだ」という思いで、この絵本を手にしました。

書 名 さむがりやのサンタ
レイモンド・ブリックス さく・え
すがはらひろくに やく
発行所 福音館書店
定 価 1,200円+税
発行日 1974年10月25日発行
読了日 2007年11月23日

 私の初孫のポコちゃんには、初めてのクリスマスです。私の長女の最初のクリスマスには、何を贈ったのだっけ。もう1歳の誕生日は過ぎていました。

    私の両親も私たちのクリスマスをいつも祝ってくれていました。実際に赤い顔のサンタクロースが来てくれたのは(デパートのそういうサービスだったと思います)、あれは昭和27年のクリスマスだったかな。秋田に住んでいたときでした。そのサンタクロースにもらったプレゼントは今も覚えています。

 おはぎが、たしか小学校2年の頃、クラスの男の子たちと「サンタクロースが本当にいるのか」という大論争になり、私は次のことを答えました。
 それは昔ニューヨークの8歳の少女ヴァージニアが学校での同じような論争で、お父さんの言うとおり、「サンタクロースって本当にいるの?」とサン新聞に質問して、それに応えたのがフランシス・P・チャーチ…という記者でした。

 こうその記者は答えます。

    「Yes, Virginia, There is a Santa Claus」…
  「そうです、ヴァージニア。サンタクロースはいるのです」

 私はこのヴァージニアのエピソードを書いた絵本を買っておはぎに渡しました。おはぎはすぐその本を持って、翌日男の子たちに示しました。
 この本当にあったエピソードは、実にいいですね。そうです、サンタクロースはいるんです。でも想像するように、それはひげの年寄りだとは限らないのだと私は思うんです。

 でもでも、この絵本のサンタクロースは、けっこう年とってて、大変です、少しぼやきながらプレゼントを配って歩きます。
 絵本を見ていて、とってもそのサンタクロースの大変さが面白いです。

 今年は、ポコちゃんの初めてのクリスマスです。何を贈ろうかな。

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 周の雑読備忘録「末吉暁子『もりのかくれんぼう』」へ、ナミちゃんから次のコメントをもらいました。

1. Posted by なみんと    2007年11月19日 20:35
周さん!おはぎさんの言っていたことが面白いですね。おはぎさんの周りにはご両親の他に沢山の愛情深い大人の方が居てくれた・・という事でしょうか。幼いおはぎさんは子どもの感性でそのように思ったのかしら。この本いいでしょう〜。秋になるとこの本を開きます。森の動物達に思いを馳せる周さんは優しい人だと思います。

 ありがとう。私の長女おはぎはとっても面白いでしょう。ブルータスもとっても面白い子でしたよ。この二人の娘が私の子どもで、私は本当に幸せです。
 私はね、環境保護主義者とかエコロジストって、日本共産党と同じように大嫌いなのよ。だから、私がこういう物語が好きなのは、そういう連中が褒める森の動物たちの存在ではないのです。私の二人の娘がほかの保育園生たちとみんなで手をつないで我孫子の森の中を歩いていることや、私が昭和27年の頃、母と手をつないで秋田の海まで歩いていた、そういうことを思い出すのが、たまらなく嬉しいのです。
 この絵本に出てくる動物たちと、この絵本のけいこが触れ合うシーンは素敵です。そしてそれは、私の二人の娘や私の過去にもあった姿だと思っています。
 私はね、「自然を大切に」なんていうステッカーを貼って、四輪駆動で走り回っている連中が 大嫌いなのです。私のつい身近にもいましたよ。なにが「エコロジスト」なのでしょうか。
 まあ、私はそういう連中とは徹底して闘いますから、いいんですけれどね。

 あ、今はもう蛎殻町のクライアントで、いくつものことをイライラしながらやっています。

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 周の雑読備忘録「こいでやすこ『やまこえのこえかわこえて』」へ、ナミちゃんから以下のコメントをもらいました。

1. Posted by なみんと    2007年11月19日 19:27
周さん!楽しいコメント有り難うございます。
この本を読むとホントにおいなりさんが食べたくなるんですね〜。子ども達も楽しんだ本です。周さんはJRで根岸で降りて・・○○超えて・・まるできつねのきっこ!みたい。楽しい〜。こんなふうに感じてくれる周さんはきっこさんの親戚かしら。でも大きく違う所は浅野で飲んで待っていると・こ・ろ・ですね。

 17日に「稲荷寿司の『いそ貝商店』」へ行きました に書きましたように、千駄木のいそ貝商店に行きまして、そこに写真を上げましたように、お稲荷と海苔巻を10個づつ買いました。10個づつだったこともあるし、前もって電話して行ったのもいいのですが、ほんの少しの時間待っただけです。でももちろん、そのあと「浅野」へ行って、昼食なのですが、もちろんビールを飲みました。
 この絵本を見て、どうしてもお稲荷さんが食べたくなったのですね。しかも、昔の美味しい母のお稲荷さんはもう食べられません。だから、その母のお稲荷さんにもものすごく似ているように思えてくる、この「いそ貝商店」へ行ったのです。
 ここの掲げた写真が、そのいそ貝商店の店の中です。よくここで、私の他にも待っている方がいることがあります。お店は、お稲荷と海苔巻だけなのですが、お店で実際に作っているだけなので、大量に注文するわけにはいかないのです。大量に頼む場合には電話して行ったほうがいいですね。
 でも、こうして、実際に、お稲荷さんが食べたくなる絵本って、実にいいです。きつねのきっこのお稲荷さんもきっとこのいそ貝商店のような美味しさなのでしょうね。
07111703 いい絵本をいつも紹介していただきありがとう。

 ここに掲げた写真は、一つ前のUPもそうなのですが、いそ貝商店の中です。たぶん、このストーブにあたって待っている人がいるんです。あ、私もそうだった。

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 周の雑読備忘録「ジュディ=パレット『1ねんに365のたんじょう日プレゼントをもらったベンジャミンのおはなし』」へ、ナミちゃんから以下のコメントをもらいました。

1. Posted by なみんと    2007年11月19日 19:20
周さん今晩は。昨日は木枯らし一号が吹いて急に寒くなりましたね。周さんは寒いのはどうですか。
さて・・ポコちゃんももうすぐ一歳ですね。
おたんじょうび・・に関する絵本は結構多いようにおもいます。今度アップしますね。じじ・ばばちゃんたちがでてくるのあったかなぁ〜。

 私はもともと暑いのが嫌いなんです。だから鹿児島なんか暑くて最悪でしたね。でもその鹿児島よりもはるかに暑くて嫌なのは、名古屋でした。名古屋は3年半住んで、南区・千種区・北区と住みましたが、とにかくただただ暑いところでした。鹿児島は名古屋ほど暑くはないのですが、陽射しが強くてその上鹿児島市は連日桜島の灰が降りますから、もう悲惨なところです。
 私は沖縄にもいましたが、沖縄のほうがずっといい気候です。だから私は沖縄は、私の故郷のような思いがあります。
 寒いのは、秋田と札幌に住んでいたので、割と平気だったのですが、でも今この年になると、けっこう寒さが応えます。

 お誕生日にプレゼントをするというのは、いい風習ですね。でもね、私の我孫子の自宅を整理しているでしょう。もうクリスマスプレゼントもたくさんありますが、この娘たちの誕生日プレゼントもたくさんあります。もうどうしましょうか。
 あのね、次女ブルータスの部屋の大きな収納のところに、もうたくさんのぬいぐるみが重なっています。もうどうしたらいいのか困り果てます。でも娘はどうしたらいいのか判らないのでしょうが、私はもう仕方ないから、全部棄てます。そうしないと片づかないのです。もう莫大な数で、みんな思い出があるわけですが、こういう事態になると、本当に困ります。
 だからもうポコちゃんの絵本も図書館で借りるのが一番いいです。そうしないと大変な事態になります。あ、そうだ、我孫子の私の寝室には、娘たちの莫大な漫画本があります。もう私も必死に読んだ本ですが(最初の頃の「ちびまる子ちゃん」なんか、買うのが大変でしたね)、もう仕方ないですよね。

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もしもぼくにおにいちゃんがいたら
書 名 もしもぼくにおにいちゃんがいたら
作・絵 そうまこうへい
装丁・レイアウト エジソン
発行所 講談社
定 価 1,300円+税
発行日 2001年3月27日第1刷発行
読了日 2007年11月18日

 これはとってもいい本です。誰もが考えるであろう「おにいちゃんがいたら」という思いを書いてくれています。おにいちゃんは、優しくて力強くて頼りがいがあります。
 もうこの絵本を見ているうちに私は涙ぐんでしまいます。
 最後に、お母さんにいいます。

  「おかあさん、
  おにいちゃん うんで」

  おとうさん「あほ。」

  おかあさん「もうすぐ おまえが
       おにいちゃんになるんだよ」

 最後のページに、「ぼく おにいちゃんか…」という言葉があります。
 いい絵本です。でもこの絵本も「よみきかせ2歳ごろから」とあります。だからこれまた今のポコちゃんには無理でした。

たまごのあかちゃん (幼児絵本シリーズ)
書 名 たまごのあかちゃん
かんざわとしこ ぶん
やぎゅうげんいちろう え
発行所 福音館書店
定 価 743円+税
発行日 1987年4月1日 年少版・こどものとも発行
読了日 2007年11月18日

「ポコちゃんが読めるかな」と思って借りてきたのですが、「2才〜4才むき」とありました。残念です。

  たまごのなかで
   かくれんぼしている
  あかちゃんは だあれ?
   でておいでよ

という言葉から始まります。その右のページには、3つのたまごがあります。もちろん、出てくるのはにわとりの赤ちゃんです。
 でもその次のページの赤ちゃんは、かめの赤ちゃん。
 そして次はへびの赤ちゃん。その次はぺんぎんの赤ちゃん。
 そしてその次は、なんとなんと恐竜の赤ちゃんです。もう驚いちゃいます。これを見たらきっとわくわく面白いのでしょうね。でもポコちゃんは、まだ0歳でした。

もりのかくれんぼうもりのかくれんぼう
書 名 もりのかくれんぼう
作   末吉暁子
絵   林 明子
発行所 偕成社
発行日 1978年11月1刷
読了日 2007年11月17日

 これもナミちゃんブログで紹介されていた絵本です。
 とってもいい絵本です。私は、けいこがもりの多くの動物たちやかくれんぼうとかくれんぼしていて、ふと現実の世界に戻るところで、涙が浮かんでしまいました。けいこがおにいちゃんに会えたのはいいのですが、動物たちやかくれんぼうがどこに行ってしまったのでしょう。

 長女のおはぎが二つくらいのときに、言っていたことです。その頃住んでいた我孫子の小さな家では、家の中にママと私の他にも何人もの人がいて、それがおはぎには見えていたようです。「わたしはママは二人いるんだ、と思っていたの。でもまだ喋られないから、それを言えなかったの」というのです。「ここにいたの」と部屋の中を指さすのです。それはおはぎが2歳の頃に喋ってくれていたことです。おはぎは0歳のときに、そんな何人もの人と会っていたようです。
 でももうそのことは覚えていなかかなあ。
 だから、このけいこの体験した不思儀なことは、この私にはよく理解できてしまいます。ただし、この私はもうそんなものに出会うことができない、つまらない大人なのです。
 絵がとっても素敵です。思い出せば、私の二人の娘も、我孫子のこうした森の中を大勢の子どもたちと歌を唄いながら歩いていたものなのでしょう。二人がまだ保育園生の頃のことです。

 思い出せば、私が保育園や幼稚園に行っていた秋田市や札幌市では、私の娘のように、森の中を歩いたことはないなあ。二つとも、つまらない都会だったもの。
 でもでも、こう書いてきて、秋田でも札幌でも、森があったことを思い出してきました。そこを歩いている自分を思い出してきました。母と手をつないで歩いていたことも思い出します。あれはどこに行くときだったのだろう。たしか、秋田で、どこかの海岸に行こうとしているんだ。だから私が4歳の頃かなあ。

やまこえのこえかわこえて (こどものとも傑作集)
 この絵本もナミちゃんブログで紹介されていました。

書 名 やまこえ のこえ かわこえて
こいでやすこ さく
発行所 福音館書店
定 価 743円+税
発行日 1992年9月1日こどものとも発行
読了日 2007年11月17日

 きつねのきっこが、「山を越え、野を越え、川を越え」て、町のおとうふやさんへあぶらあげを買いに行く話です。そして見事あぶらあげを100枚手に入れて、そのあぶらあげで、たくさんのいなりずしを作るのです。そして「いなりやまのあきまつり」で大勢の動物たちに、提供するのです。大勢が、このいなり寿司を食べにやってきます。
 私も稲荷寿司が食べたくなりました。ポコちゃんに見せたくなりました(まだ赤ちゃんだから食べられないけれど)。
 私がもう美味しいと思いますのは、もちろん母が作ってくれた稻荷寿司ですが、母はもういません。それで以下のお寿司が私は大好きです。

 http://shomon.net/sake/suisenb1.htm#040406 稲荷寿司の「いそ貝商店」

 このお店は、千駄木駅(根津側出口)から歩きます。このきつねのきっこのように、「山を越え、野を越え、川を越え」るのではなく、「JRに乗り、千代田線に乗り」行くのです。ただ、たくさんはすぐ買えないから、10個くらいならすぐできるかな。きょう行ってきたくなりました。待つんなら、「浅野」で飲んでいればいい。
 このきつねのきっこの稲荷寿司のような美味しいお寿司が食べられます。

1ねんに365のたんじょう日プレゼントをもらったベンジャミンのおはなし
 ナミちゃんブログで紹介されていました。

書 名 1ねんに365のたんじょう日プレゼントをもらったベンジャミンのおはなし
作 者 ジュディ=パレット
画 家 ロン=パレット
訳 者 松岡享子
発行所 偕成社
定 価 1,400円
発行日 1978年8月1刷
読了日 2007年11月16日

 小さいときのお誕生日って、なんだかとっても愉しいものなのかなあ。長女おはぎの1歳の誕生日には、ケーキの上に一本のロウソクが立っていました。そして妻のお腹には、ブルータスがもう生まれていたのです。「今度は男の子かな」なんていう期待もあったのですが(私の父と母には、それまで女の子ばかり4人の孫がいました)、生まれたのはどこの男の子よりきかないブルータスでした。
 でもあの日のことをよく覚えています。ブルータスの1歳の誕生日もよく覚えています。
 孫のポコちゃんには、何をプレゼントしようかなあ、と考えています。もういくつものプレゼントのアイデアはあるのですが、「あ、1歳のときはこれは無理なかなあ」なんて考えています。
 やがては、父や母のプレゼントより、じじのプレゼントよりも、もっと違うものが欲しくなるかもしれません。でもじじも素敵なプレゼントをいつも考えていきます。

 この絵本の中には、ベンジャミンのお父さんやお母さん、しじやばばも出てきません。それが少し私には寂しいな。

さんねんねたろう
書 名 さんねんねたろう
さく  ダイアン・スナイダー
絵   アレン・セイ
やく  もりたきよみ(森田紀代美)
発行所 新世研
定 価 1,600円+税
発行日 2000年11月20日発行
読了日 2007年10月31日

 この物語は、昔から私たちが知っているお話です。でもこんな寝てばかりいるねたろうがどこがいいんだろうと昔は思ったものでした。
 でも思えば、これは江戸時代です。その時代には、農民には、こんなねたろうのような生き方は無理なことでした。
 この絵本では、このねたろうのお母さんが実に冴え渡っています。この母親の賢い知恵で、ねたろうにいい生活がもたされそうです。
 絵もいいです。
 こんな素晴らしい話を、私たち日本はもっていたのですね。

じてんしゃのへいたいさん
書 名 じてんしゃの へいたいさん
作 者 アレン・セイ
訳 者 水田まり
発行所 新世研
定 価 1,600円+税
発行日 1996年6月10日発行
読了日 2007年10月31日

 この絵本はとっても見ていて、心が和みます。私は1974年5月6月に沖縄の米軍の基地の内外で働いていました。だから、こうした気のいい米軍の兵士を何人も見ています。でも雨が降っても、兵隊を雨の中行進させているただひどいわけの判らない将校もいたものです。
 また、米軍用の飲み屋街(辺野古社交街だった)で、店のママに自分の母親への手紙を書いてもらっている若い兵士もいたものです。ママがいうには、「この米軍の兵士は可哀想に、字も書けないから、私が母親に手紙を書いてあげているのよ」ということでした。
 そんなことを思い出しながら、この絵本を見ていました。
 ただ、この表2のページに以下のようにあります。

……………子どもたちと兵隊は、「平和」によって結ばれた……今の日本には見られない、なつかしい学校の運動会をバックにしたら、すばらしい人間交流の物語です。

 この絵本が素晴らしい物語なのは理解できます。だが「今の日本には見られない」とはいかなることなのでしょうか。
 これを書いた人は今の運動会を見たことがあるのでしょうか。私の二人の娘は小学校の教員です。その二人の学校の運動会には、私は何度も行っています。私の姪の二人の子どもの運動会にも行っています。だから、こういう今の学校の運動会の実際を何も知らないで、決めつける言い方に腹が立って仕方ありません。
 今の日本の運動会もとても愉しく素晴らしいです。私の長女の学校は、たくさんの外人(国籍は日本だったり、その外国だったりいろいろです)、二世三世の親も子どももいます。次女の学校にも、たくさんの海外出身の人がいます。でも私は今も見ていて、その多くの子どもたち、その親たちの振舞いに涙が出るような感動を抱いています。こういうような、最初から決めつけたいい方に不快感を覚えます。
 なにもかも、昔の日本が人間的にいいものを持っていて、今は次第に嫌な日本になっているわけではないのです。たくさんの学校も、私の二人の娘や、そのたくさんの友人たちや、多くの親たち、生徒子どもたち自身でみな懸命にすばらしい人間交流の物語を作っています。
 このひどい決めつけとは違って、この物語はいいです。ただ、この決めつけを最初に読んでしまった私は、ただただ、その不快感が消えませんでした。

紙しばい屋さん
書 名 紙しばい屋さん
作   アレン・セイ
発行所 徳間書店
定 価 1,500円+税
発行日 2007年3月20日第1刷発行
読了日 2007年10月31日

 私は紙しばいって、いつ見たかなあと思いました。私が小学生だった札幌、名古屋、鹿児島では紙しばい屋さんを見た記憶はありません。でも、父が私に紙芝居の道具を買ってくれて、それでみんなの前で、そう札幌の小学校で私が紙しばいをやったことは覚えています。私が小学校1、2年の頃です。
 ただ、実際の紙芝居屋さんの前で見た記憶は、その前の秋田市の最初の家にいたときに見たのを覚えています。たしか4、5歳の頃、家の前の通りの前で、私の家の前を使うということで、紙芝居代は無料でした。私はまだ1、2歳の弟と手をつないで前のほうで見ていました(紙芝居屋さんがその場を提供してくれていた)。ただし、みんなが食べるお菓子なんかは絶対に食べてはいけないと、母にきつく言われていたものでした。その秋田での思い出が私の紙芝居の思い出です。何度も見たのを覚えています。たくさんの子どもが見ていたのを思い出します。思い出せばあれは昭和27、8年の頃なんだなあ。あのときの夕日の感じもよく覚えています。
 だから、この絵本に出てくる都会の風景は多分、東京か横浜のものなんでしょうね。私には、もう札幌や名古屋という都会では昭和30年代には、そんな光景はありませんでした。
 だからこの絵本を見ても、何も懐かしさは感じません。ただ、「紙芝居屋さん」という言葉の中に、私の秋田での黒塀土横町(今は秋田には、こんな町を見つけることが私にはできません)という私の育った町をはるかに思い出しているだけなのです。

はるかな湖
 私は椎名誠が大好きです。彼の本はかなりな量を読んできていました。ある飲み屋で、この椎名誠が好きだという女性がいたので、私は私も持っている本をすべて宅急便で送ったものでした。
 実は、椎名誠は私が新聞記者をやっていたことのある「温泉新聞社」にもいたのですね。ちょうど「哀愁の町に風が降るのだ」に、そのことが書かれています。そして、この絵本の原作は、私が「おじいさんの旅」を読んですっかりファンになりましたアレン・セイです。

書 名 はるかな湖
作・絵 アレン・セイ
訳   椎名 誠
発行所 徳間書店
定 価 1,600円+税
発行日 1998年2月28日初版発行
読了日 2007年10月31日

 この絵本の作品を読みまして、描いたのはアレン・セイなのでしょうが、絵に出てくるお父さんの顔が若いときの椎名誠にそっくりに思えます。不思儀ですねえ。そうなると、ここに出てくる息子は、岳クン(もうこの方は渡辺岳というカメラマンです)に思えてしまうのです。

 これは父親と一人息子とのいいお話です。いい絵本です。私は子どもは女の子が二人ですから、こんな男の息子との触れ合いの絵本を見ていると羨ましくて仕方ありません。もちろん、私は二人の娘とまたそれでものすごく愉しかったわけなのですが。
 こんな父親と息子だけの、ふたりっきりの湖を探り当て、その湖のすぐそばに居られるなんて、実に最高の時間を過ごせている親子だなあ、と思いまして大変に羨ましいとともに、私も孫を含めて、こんな瞬間を必ず獲得するぞと深く決意しています。

おじいさんの旅
 ナミちゃんの紹介で、本日王子図書館で手に入れ、読みました。この絵本を見ていて、私は思わず涙を流しそうになりながら、妻の前なので、それを隠していました。

書 名 おじいさんの旅
文・絵 アレン・セイ
発行所 ほるぷ出版
定 価 1,500円+税
発行日 2002年11月25日第1刷発行(原作は1993年発表)
読了日 2007年10月28日

 このおじいさんの気持が何故か自然に判るような気持になるのです。
 この絵本を知ろうとするのには、今すぐには以下のサイトで読まれるといいと思います。

 http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2003/02b.htm#hehon 月刊児童文学翻訳2003年2月号書評編「―― ふたつの故郷を旅するおじいさんの心 ――」

 もちろん、私にこの絵本を教えてくれたナミちゃんの紹介も私には最高のものです。

 http://blogs.yahoo.co.jp/namint7/24444569.html 絵本「おじいさんの旅」

 ナミちゃんが次のように言っています。

・・二つの祖国を持つことの意味を叙情感と共に静かに問いかけている絵本です

 私は今に至っても、海外などに旅したことはありません。でもナミちゃんが、次のように言っていることは、私も強く感じています。

日本にいると海外に憧れます・・住んでみたい・・
そして・・住んでみると日本が懐かしい。
海外に限らず・・そこに住み・・産み・・育て・・育ち・・送り
時間が流れたという確かな軌跡があるとき・・この本の作者の気持ちに通じるものを感じるかもしれませんね。

 このことが、私が何故か、このおじいさんの気持が判るようになることなのだろうと思うのです。
 以下に書きました

 http://shomon.livedoor.biz/archives/51167819.html 絵本「おじいさんの旅」のことで思い出しました

 私のもともとの詩吟の宗家である荒國誠先生のことでも思い出すことであるわけです。

 そしてまた私は海外には住みませんでしたが、生まれたときから少年期・思春期を日本中のあちこちですごしました。私が記憶がはっきりする3歳くらいから、18歳くらいまで、私が過ごした地方は、秋田、札幌、名古屋、鹿児島、横浜です。どの街も秋田以外は、住み始めたときから嫌いな街ばかりでした。でものちになると、どの街も懐かしくなります。この中では、横浜なら今でも手軽に行ける距離にありますから、ときどき出かけては、懐かしく思い出せる街を彷徨い回っています。
 どの街も、私に冷たい思いがしたものですが、それは私のほうが一方的に嫌っていただだけなのです。いくつもの故郷を持つというのは、嫌なことだと思っていたのですが、今ではどこの故郷も懐かしいだけなのです。
 そんなことを思いだして、またこの作者の作品はすべて読んでみたいと思っています。

 ナミちゃんが書かれていますが、

アレン・セイの絵も素晴らしいです。絵本というよりは一枚一枚の絵が芸術品のようです。
作者が丹念に時間をかけて描いた様子が伝わります。

 このことも大変に見ていて感じることです。

 この作者の本は他に以下が翻訳されています(アレン・セイは日本語でも書いていますから、「はるかな湖」が椎名誠の訳、「さんねんねたろう」がもりたきよみの訳です。

 アレン・セイ(Allen Say)邦訳作品リスト
1.1982「じてんしゃのへいたいさん」(The Bicycle Man)
 水田まり訳 新世研 1988
2.1989「はるかな湖」(The Lost Lake)椎名誠訳 徳間書店 1999
  http://www.yamaneko.org/dokusho/shohyo/osusume/1999/lake.htm
3.1988「さんねんねたろう」(The Boy of the Three-Year Nap)
  原作ダイアン・スナイダー 翻訳もりたきよみ 新世研 2000.11
4.2005「紙しばい屋さん」(Kamishibai Man) ほるぷ出版 2007.03

 でもこうして実際にこの絵本を読んでみて、私の子どものときからのことを思い出していました。いや、それはナミちゃの紹介を読んだときから、私のもともとの詩吟の宗家のことと、私が子どものときに過ごしたたくさんの故郷をことがずっと思い出されてくるのです。懐かしい大切な思い出です。

 最後に、ナミちゃんが書かれていることで、私にも大変に印象に残ったところです。

子ども達の通った小学校の先生から帰国時に贈られた本です。彼もノルウェーからの移民であったおじいさんを思うときこの本を読んだそうです・・そして・・これからもずっと・・この本を読む時は貴方達のことを思い出すよ・・貴方達の幸せに満ちた未来を願って☆☆☆。

 周の雑読備忘録「アレン・セイ『おじいさんの旅』」へのコメント へ

赤ちゃんずかん(0・1・2さい)
書 名 赤ちゃんずかん
絵と文 桑原伸之
発行所 あすなろ書房
定 価 1,500円+税
発行日 2006年7月30日初版発行
読了日 2007年10月27日

 これを見て、ポコちゃんに読んであげるのですが、ポコちゃんは他のことに関心があって、ちゃんと見てくれません。また別なときに読もうかな。
 でも、このずかんのたくさんの絵をちゃんと理解できるのには、もっと時間がかかるでしょうね。

風の子しりとり
書 名 風の子しりとり
作・絵 とだこうしろう
発行所 戸田デザイン研究室
定 価 1,500円+税
発行日 2001年5月第一刷
読了日 2007年10月27日

「しりとりなんて、昔やったなあ」と思い出していました。孫のポコちゃんが言葉を話せるようになったら、ぜひやってみよう、という気持がわき上がってきます。
 作者の戸田幸四郎さんが、最後に「しりとりは想像力の原点」という文を載せています。

 しりとりは、どんな場所でも、何人でもできます。道具も何もいりません。想像力だけのあそびです。

 もう私もポコちゃんとやるときのことを想像しています。

どこどこここ・ここ… (干支セトラ絵本)
書 名 どこどこ ここ・ここ……
作   五味太郎
発行所 クレヨンハウス
定 価 1,200円+税
発行日 2005年1月日第1刷
読了日 2007年10月19日

 五味太郎さんの絵本には、いつも感心してしまうのですが、この本も同じです。
 ひよこが二匹(ひよこなんだと思います)「どこどこ…」と歩いて行くと、お母さん(たぶん、お母さんなんだと思う)が、「ここ・ここ…」と現れます。
 これはとっても嬉しいです。
 でも、お母さんではない、お花に会ってしまったり、怖い怪獣(ではないのかなあ?)にも会ってしまいます。
 でもまた、お母さんに会えます。お母さんは優しいのです。
 あさのさんぽは、これで終わりなのです。

 あ、ポコちゃんは、どんな顔でこれを見てくれるかなあ。


ももんちゃんえーんえーん
書 名 ももんちゃん えーんえーん
さく・え とよたかずひこ
発行所 童心社
定 価 800円+税
発行日 2005年5月15日第1刷発行
読了日 2007年10月19日

 最初のページに

 ももんちゃんが おひるねを しています
 すーすー すーすー

 とあります。
 この絵のももんちゃんが、私のポコちゃんと同じ形で眠っています。ポコちゃんも、いつもこんな感じで両手を広げて眠っています。さっき見てきたときもそうでした。
 そこへ、ひよこさんが「ぴよぴよ」なきながらやってきます。そのあと、ヤギさんもなきながらやってきます。ももんちゃんは

 おー よし よし よし いいこ いいこ

とやさしくなでてあげるのですが、二匹はなきやみません。
 困ったももんちゃんも、今度は泣き出します。このももんちゃんの大きな泣き声がもりにひびきわたります。
 そうすると、ひよこさんのおとうさんが来てくれて、ひつじさんのおかあさんも迎えに来てくれます。
 今度は、ももんちゃんのお母さんが来てくれるのかなあ、と私は想像しましたが、最後はももんちゃんは、またお昼寝をするのです。強い子なんだなあ。

 今度ポコちゃんには、「このももんちゃんは、こんなに強いいい子だよ」と教えてあげます。

07101302赤ちゃんにおくる絵本〈2〉
書 名 赤ちゃんにおくる絵本2
作・絵 とだこうしろう
発行所 戸田デザイン事務所
定 価 1,300円+税
発行日 1997年7月第1刷発行
読了日 2007年10月13日

 これらを見ても、ポコちゃんは判らないかな、なんて思いました。しかやライオン、きりん等は動物園に連れていかないとなりません。ぞうを見たときに、ポコちゃんはどう思うかな、どうするかなあ、なんて思いました。
 でもトマトやぼうしは、今でもすぐそばで見ることができます。だんだん、教えていくことだんだなあ、と思いました。

07101301たべたのだあれ (1977年)
書 名 たべたのだあれ
五味太郎 さく
発行所 文化出版局
定 価 534円+税
発行日 1977年6月20日第1刷
読了日 2007年10月13日

 最初のページに、「さくらんぼ たべたの だあれ」とありまして、右側の次のページにゾウが2匹います。でもそのどちらが食べたのかは見ている子どもには判るはずです。でもポコちゃんは、判るかなあ? これ判ったら面白いですよ。
 その次は3匹のライオン、その次は4匹の牛です。みんな何かを食べています。それを子どもたちにあてさせればいいのです。ただし、私のポコちゃんはまだ無理かなあ。


かお
書 名 かお
さく  おぐまこうじ
発行所 くもん出版
定 価 800円+税
発行日 2003年2月初版第一刷発行
読了日 2007年10月6日

 私はこの絵本を面白いと思ったのですが、ポコちゃんはあまり興味が持てないようです。もっと大きくなってからでしょうね。少し残念です。
 自分でいたずら書きをするようにならないと、まだまだ興味をもてないのかなあ。
 でも、くもん出版って、いい本を出してくれますね。

ごぶごぶごぼごぼ (0.1.2.えほん)
書 名 ごぶごぶ ごぼごぼ
駒形克己 さく
発行所 福音館書店
定 価 571円+税
発行日 1997年7月1日こどものとも0.1.2.発行
読了日 2007年10月6日

 この絵本は、おはぎが「ポコちゃんは、これにとても反応した」というのです。私の目の前でもそうなのです。
 私が絵本を詠んでいても、その絵本そのものよりも、私の首から下げているいろいろなものやケータイのほうに興味があって、そぐにそれに触り、ひっぱったり、舐めたりしがちです。
 でもこの本は興味が持てるようです。いい本を選んできてよかったなあ。

07101201どうぶつ・えかきうた
書 名 どうぶつ・えかきうた
監 修 おばらあきお
絵   せべまさゆき
発行所 アリス館
定 価 800円+税
読了日 2007年10月2日

「わあ」、これを手にして、声をあげました。私は音譜が詠めないのです。だからいつも羞しいのです。娘たちはちゃんとしていますから、私は羞しいだけです。次女ブルータスなんか、テレビで流れる音楽をなんでも、耳に聞き取ってピアノを弾いていたものでした。
 だから、ポコちゃんもちゃんと音譜を詠める子になってほしいな。じじの切なる願いです。

そら はだかんぼ! (はじめてよむ絵本)
書 名 そらはだかんぼ!
五味太郎・作
発行所 偕成社
定 価 1,000円+税
発行日 1987年3月改訂1刷
読了日 2007年10月2日

 孫のポコちゃんに、これを読んであげても、彼はこの絵本よりも私が首から下げているケータイがその他のものが気になるようです。それらを手でいじりたいようです。私は懸命に本を読んでいます。せっかくの五味太郎さんの絵よりもケータイのほうが気になるようです。
 でもこのお話も絵も大変に私は気に入ります。
 なんとかまた声を出して読んであげよう。

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