周の政経塾

2016年10月01日

島成郎さんのことで

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島成郎さんを書きます。
 私のこの右側のサイドバーの島成郎(しげお)さんについて書きます。どうしてか、画像が消えてしまいましたもので、こうして書いてそこをリンクするのです。
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思えば私のようなただの阿呆によく声をかけてくれたものです。ただただ嬉しいです。島さんのお葬式のときも奥様にも声をかけていただきました。嬉しいばかりです。あのときは来ていただいた吉本(吉本隆明)さんと島さんの奥様にも感謝ばかりです。
 そして樺美智子さんにも、この歌も忘れることはできません。2016100119


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2015年01月12日

「ペンはテロに屈せず」を見て嬉しくなりました

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 私は今回のフランスパリでのテロ事件を見まして、実に悲しくただ涙を流していました。でもそれへの抗議のデモがパリを始めとして組織運営されたのを知ってまた涙になっていました。フランス・ドイツの首脳を始めとして、みんながこのデモで大勢スクラムを組んでいます。それはイスラム教徒も大勢参加しています。
 これを見て私は涙を流すばかりでなく、もうただただ嬉しくなりました。第二次大戦で戦いあった仏独だけでなく、今も戦闘状態のイスラエルもアラブパレスチナも腕を組んで大勢行進しているのです。
 これは実に嬉しいことです。今回事件があり、何人もの方が亡くなられたことは悲しく悔しいことですが、今こうしてペンを握り、それをかざしているのは素晴らしいことです。
 絶対に忘れないで、また続けていきましょう。
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2013年04月24日

「あまちゃん」2013.04.05へのうなぎさんからのコメント

13040605 私の2013年04月05日「あまちゃん」2013.04.05にうなぎさんから以下のコメントがありました。

1. Posted by うなぎ   2013年04月05日 22:15
作家の吉川潮氏は、パチンコに関して次のように語っている。
「パチンコ屋の年間売り上げは約20兆円、器機メーカーなどの関連企業を含めると30兆円産業と言われる。
泡銭が儲かるので昔から脱税する不心得な経営者が後を絶たない。さらに、経営者には在日朝鮮人が多く、連中は利益の一部を北朝鮮に送金している。
その金が軍事政権を支え、核ミサイルの開発や製造に使われている可能性がある。
パチンコ屋で金を落とすと、その一部が日本国民、つまり自分たちを脅かす核兵器に使われるのを愛好家は承知しているのだろうか」

 私は書きましたように、パチンコなるものを昔から一切やりませんので、少しも興味も関心もないのです。
 私の今住む王子はパチンコ屋がたくさんあるところです。ただ大昔よりは大変に綺麗になりましたね。
 書かれているように、パチンコ業界の金が北朝鮮に流れ、またそれが自民党金丸派(社会党も含む)に流れていたことは、私は大昔から指摘してきていました。
 また今も同じでしょう。ただ気の毒な気はします。いわば、北朝鮮自体が人質のような気がしてしまいます。
  今頃になってのレスで申し訳ありません。忘れていたのですね。



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2012年12月09日

深澤直人「八ケ岳の小屋」

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f12120805  深澤さんは米国でくらしたこともあるのですね。私なんか、海外は一切行ったことがないので、よくは分からないのです。ただ八ケ岳あたりはよく分かります。好きなところですね。

日本には帰らないつもりだったが、娘が生まれたころから漠然と帰国を考えるようになる。東京都心に拠点を置くのが不安で、故郷に近い八ケ岳の土地を米国滞在中に買った。渓流の脇に広がる1000坪ほどの雑木林だ。

 こういう点は、私が分からないことでもあり、また八ケ岳のことでは彼の気持が好きになったりします。いいなあ、と思いますね。

 当時ほど頻繁ではないが今もこの小屋に通う。行けばまず草を刈って掃除をし、その合間に外で食事の準備をする。豊かな生活の原型ともいえるだろうか。朝、鳥の声がわっと聞こえたり、風が吹いたりするだけで、これ以上何が必要だろうと思うのだ。

 もう私には、この今いるところで、そのまま過ごすだX12120904けなのかもしれないです。そしてときどき孫と会ってお喋りします。
 その孫と会ってお喋りしたりすることが私には一番いいことなのです。
 でもこうして深澤直人さんのエッセイが読めてよかったです。



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深澤直人「壁掛け式CDプレーヤー」

f12120804  この深澤さんのを読んで、また自分の過去も思い出していました。

3年になった時のこと。必修科目の「電気工事」を2年時に終えていた僕は空き時間ができて図書館に向かう。たまたま手にした雑誌「蛍雪時代」は職業についての特集号。工業デザイナーの項目を見つけ、「工業製品を通じて人を幸せにする」と書かれた内容に、これだと思った。家に帰って親に「デザイナーになる」と宣言をする。

 私は大学時代に自分は「これになる、なりたい」なんて少しも考えていなかったことを思い出します。

そうか、人間は頭ではなく体でモノと対話しているのだ。

 いや私こそが今「そうか」と声をあげるところなのです。私はそもそもCDもよく分からないしなあ、というところなのです。私の好きな詩吟(私のもともとの宗家、今の詩吟の宗家)がCDになっていないのですね。だかX12120902らではないのですが、私はどこでも詩吟をやっています。迷惑かなあ。

 1個のモノでなく、ライフスタイル全体を整える。ようやく見いだした僕のデザインの目的である。

 そうか。ちゃんと私も自分のやりたいこと、やるべきこと、自分のやるべき目的をはっきりさせよう。



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深澤直人「日本民芸館のパンフレット」

f12120803 民芸運動で知られる思想家の柳宗悦は1947年の「日本民芸館案内」で民芸の美をこんなふうに記している。

ということで、次の内容なのです。

無名の職人が民衆の生活のために作った民芸には『健康の美』『正常の美』がある。美の理念としてこれを超えるものはない

 私には今問いかけても、この理念を理解できていません。だから、自分に言い聞かせます。
 ただ私にはよく分からないのです。ただ「個性を売りにするようなものは本物の美ではない」というところには私もハッとさせられました。

X12120901 今深澤さんは、日本民芸館の館長をされているのですね。駒場にあるんだ。必ず行こうと決意しました。

誰もが本物の美に浸ったり、真の豊かさを考えたりする場でありたい。

という言葉で、私こそがその場に浸りたい思いです。



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深澤直人「引き出しミュージアム」

f12120802 この深澤さんはセイコーエプソンに勤められていたのですね。一つの職場に長く居たことのない私には、驚きでもありまた憧れでもあります。
 私は前に読みました彼の本も思い出しました。

   http://shomon.livedoor.biz/archives/51907592.html
    2011年02月21日『NAOTO FUKASAWA』

 私はここにこう書いています。

 私が常に持参していますauケータイのIS01(シャープ)は、この方のデザインされたものです。これは私は電話としては使ってはいません。実は私はこれが深澤直人作品だから、手に入れたものなのです。

 そうなんだよなあ、と思ったものです。私はこのケータイに機能は申し分なく満足しています(これから進化してくれればいい)。ただ電話としては、少しも満足していません(電話機能は少しも使いません)。身につけて歩けるパソコンとしていいと思っています。むしろ他のノートパソコンよりはいいです。そして肝心のデザインですが、これもおおいに満足しています。もうバージョンアップするだろうと思っていますが、それを期待しています。X12120812

 シリコンバレーではヒューマン・ファクター、インタラクションといった言葉が飛び交い、・・・・・・今年9月に亡くなった彼のデザインは、いつも人間のためのものだった。

 デザインもみな人間のためのものです。それを私も大きく感じています。



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深澤直人「絶縁テープ」

f12120801 日経新聞の夕刊に12月3日から7日まで書かれていたものです。それを読みまして、ここで書くわけですが、今一つ一つに書いていこうという気持になりました。

 最初の3日の文を読んでいて、これは日々の文を全部書こう(いや全文写して載せたくなったのですが、それはまずいですね)と思い、最初2012年12月8日のポメラの2に載せたビニールテープの写真もここに移動しました。
 この深澤直人については、以下のような紹介があります。

 ふかさわ・なおと 1956年山梨県生まれ。多摩美術大学美術学部プロダクトデザイン専攻卒。89年に渡米、帰国後に米IDEO東京支社長を経て、2003年に独立、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。著書に「デザインの輪郭」など。12年、日本民芸館館長に就任。

 私より8歳年下の方なのですね。私なんかでは知りようにない方でした。改めて、長女のおはぎと、その友人(もちろん私はその方のことも知っていますよ)に感謝いたします。

 このビニールテープなんて、私は一度も注目したことなんかありません。こうして書かれていることで、ただただ驚くものです。私は最後にあります次の文でとにかく感動したものなのです。

 デザイナーは格好よく家具や車をつくる人だと思われがちだが、そうではないというのが僕の考え。1人の人間がひねり出す表現など、たかが知れたものである。むしろ僕は、多くの人が暗黙のうちにいいなと感じているけれど、まだ認知されていない「価値」を探り当て、形にするのがデザイナーの重要な仕事だと考えている。

 この

多くの人が暗黙のうちにいいなと感じているけれど、まだ認知されていない「価値」を探り当て、形にするのがデザイナーの重要な仕事

というところに、私はものすごく魅せられたものです。私は決してデザイナーではないし、これからも決してなることはないでしょうが、これはものすごく分かりX12120810ます。私も同様に考えています。自分の好きな分野、得意だと思う分野を形にして多くの方に認知してもらおうと考えているのです。
 最初に書いてあるオレンジ色のことなんか、読んでいて思わずうなずいてしまいます。ビニールテープにも、少しの思いを抱くことがなくて、私は羞かしい思いです。
 私は過去グラフックデザイナーとはよく接したことがあります。ただ彼を知ってから、歩くときも、あちこちを見つめるようになれたものです。これは私には大きなことでした。



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2012年08月21日

8月16日に届かなかった宅配便です

12082123 これはつい先日16日に届かなかった宅配便の送り状です。これは16日の午後6時から午後9時までに届くように注文し、私の側のメール(これは相手側のメールシステム)もその旨が書いてあります。
 それで午後9時に届かないだけでなく(当日の電話は午後8時で終了)、電話も一切ないために、翌日9時に電話しました。
 当日は私と妻はブルータスのところへ行きますので、電話は朝フリーダイヤルしました。でも私も妻も出かけるために、電話は9時30分までか午後6時以降にしました。
 ただ、私たちは午後6時から午後9時まではおはぎの家にいましたので、午後6時13分にメールがあったようです。でもそこには商品のことは届けるとあるだけです。
 翌日は電話をしますが土曜日で休日です。これはもう私は困り果てました。
 朝10時にピンポンがなって、宅配業者さんがこの「送り状」を持ってきます。この通り、電話が「03-394-○○○○」となっています。もう私の家の番号は394ではないし、そもそも東京にはそんな電話番号はありません。
 それででもこれで原因が分かったので、再度午後4時に来ることになりました(商品が一部まだなかったのです)。それで午後4時に無事受け取りました。
 でも私は、この問題の伝票を相手の販売元に鋭く言うつもりでした。宅配業者さんはまったく悪くありません。印字された電話番号がまったく違うのですから、もう電話もないはずです。
 かくして、20日(月)午前9時13分に電話しました。いいかげんな返答なら、この送り状をすべてさらして、相手のメーカー名もインターネット上に公開するつもりでした。
 でも電話しましたら、相手の受けた女性(当然私は名前苗字は控えてありますが)は、丁寧にミスを認め謝ってくれました。
12082114 これで私はこの相手の会社は公開しないことにしました。
 しかし、実に大変な事態でしてね。宅配業者さんも大変な目にあってしまいました。


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2012年08月18日

『「周の掲示板」にnelu(かわふくG)さんの「犬(上)」がありました』にコメントがありました

12081815「周の掲示板」にnelu(かわふくG)さんの「犬(上)」がありました』に、nelu(かわふくG)さんからのコメントがありました。

1. Posted by nelu(かわふくG)   2012年08月17日 12:01
どこかで、昔の全共闘の集まりとかで、周さんが、詩吟を朗ずる?…… しようとしたら、取り押さえられて?やらしてもらえなかったと憤慨されておりましたが、……… ええっ、黒田寛一さんは、マルクス主義の土着化なんて言葉つかいますが、私は、全共闘2000年紀集会の余興の会では、詩吟やりました。
詩吟の歌は、本多さんの70年への道?とかで「革命は胸のすくような進撃と耐え難い閉塞との転移の過程であり、人間的能力を極限まで絞りだしてもなお困難なものがある…………

 いやいくらなんでもこんなに全共闘は質が悪くありません。詩吟だとしても、例えば、別府晋介『田原陣営作』(『周の漢詩入門「征韓論に関した詩』)の結句に「踏破朝鮮山又山」なんていう句があり、私ももちろん、私の詩吟の会の関係でも詠われませんし、例えば私の会(栖山流吟道会)でも、この詩のときは、宗家は必ず説明されます。「これは決して朝鮮韓国を見下しているわけではないのだ」ということを。ただし、今ではほぼ詩自体が詠われることはありませんね。
 まして、全共闘でも、人が詠うことを否定することはありません。ただ、私が詩吟をやるのを気にいらない人が電源を切ったのです。私は「誰が切ったんだ」とかなり怒りましたが、もう私は誰が切ったかは分かっています。
 ただ、その前何十年もその後何年も私が詩吟を詠うことは妨害されたことはありません。もし「詩を吟う」という表現行為を禁止しようというのはただのファシズムでしかありません。
 もう今では、どこでも詩吟は詠われます。人が何か表現行為をしようとするときに、禁止しようとするのは、ファシズムかスターリニズムだけです。
12081816 昔北浦和の東口の交番の前(いや少し交番の中にも入ったかもしれません)で詩吟をやろうとする私を、何人かの警官が止めようとしましたが、そこの一番の上司が止めることを制止して、みんなで聞いてくれたことがあります。もちろん、私は今はその警官の氏名は知っています。もう随分前に亡くなられていますが。



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「エンゲルスの強い意思」に目森一喜さんからのコメント

12081813 私の「エンゲルスの強い意思」に目森一喜さんから、次のコメントがありました。

1. Posted by 目森一喜   2012年08月15日 22:59
 マルクス主義が革命運動の主流になったのはロシア革命以降ですね。それまではフランスを中心としたアナーキズムです。これはフランス革命の流れをくんでいます。
 ロシアでもアナーキズム系の運動が主流でした。ケレンスキーはこっちですね。それがロシア革命を成功させると、レーニンはすぐに反対を表明し、ドイツと話をつけてロシアに乗り込みます。有名な封印列車です。
 この時、ドイツはレーニンに莫大な資金を与えます。第一次世界大戦で二面作戦を強いられていたドイツは、ロシアに手を引かせるようレーニンに工作をさせたわけです。
 レーニンはドイツの金を使って与太者を集め、ケレンスキーら革命派を襲撃させ、ロシア革命を乗っ取ります。そして、ドイツとの戦争をやめます。これは仕事ですね。
 そういう「政治」がボルシェビキの革命の政治でした。トロツキーはこれに手を貸し、レーニン派を政権につけます。一時期は暗殺部隊を率い、沢山の人を殺したようです。とりわけ自身がユダヤ人でありながら、ユダヤ人が嫌いで(マルクスもそうでした)、ユダヤ人を処刑し、恐れられたといいます。(文学と革命に文学者たちを脅しつけている場面が出て来ます)
 スターリンは優秀な神学生でしたが革命運動に身を投じ、強盗をして資金稼ぎをしていました。その間に、ロシアの公安組織に情報提供をして他の革命家を売っていたという話もありますが、これを否定する人もいます。
 スターリンはそんな事をしてもしなくても、最低であるのに変わりはありませんね。もっとも、レーニンもトロツキーも同じですが。
 マルクス・レーニン主義の中身はこんなものです。
 マルクスにも、レーニンにもいい所などひとつもないです。もちろん、エンゲルスにもです。あるのは、ただ、ひたすら強い意志だけです。憎悪と言っていいかもしれません。謎といえば、その意志が謎ですね。

12081814 私はマルクス主義は少しも好きでありません。マルクス自身も好きにはなれません。吉本(吉本隆明)さんは、マルクス主義は好きではないのですが、マルクス自身は好きなようです。私には、これはどうしても納得できないところです。でも今はもうそのことも問えないことになってしまいました。
 私は吉本隆明さんにも問いたい思いです。「マルクスなんて、どこもよくないじゃないの?」。でも今はただただ、そのこともかないことなのです。
 私はトロツキーも好きになれません。もちろんレーニンも嫌いです。そしてスターリンなんか絶対に許せません。そうですね。エンゲルスも嫌です。エンゲルスがマルクスの著作をいっぱいまとめ上げたのだろうな。
 でもアナーキストもどれも良くないよな。バクーニンなんて、読んでもみっともないという思いばかりです。
 そうですね。シモーヌ・ヴエイユだけはいいかなあ。好きになれます。吉本隆明さんに『甦るヴエイユ』という本があります。私も懸命に読んでものすごく、ヴエイユのこともまた吉本隆明さんのことも好きになったものでした。
 でも目森一喜さんへのコメントにレスをするのに、量的に目森さん以上書かないといけないですが、私には書くことがそれほどないのだよな。
 まあ、私は激しく学生運動はやり、その関係では今も長く私の上5年くらいから、私の下の20年くらいの世代まで付き合いがありますね。ただ、見ていると、パソコンもインターネットも苦手としか思えない世代なんですね。せめて、ホームページかブログくらいやってほしいのですが、困ったものです。
12081812 ただ、私の埼玉大学およびむつめ祭関係の人、そして三派・全共闘の関係でもほぼ私の知っている人はいいのですが、ときどき私が知らない人だと、私のことを、「なんだ、右翼じゃないか」といきなり殴ってくる方もいて、実に大変なことです。
 思えば、いつまでも面倒ですね。



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2012年08月15日

エンゲルスの強い意思

12081510「更けて」を「ふけて」ではなく「たけて」と読む?の4』へ目森一喜さんから次のコメントがありました。

1. Posted by 目森一喜   2012年08月14日 20:31
「共産党宣言」はマルクスがブント(正義者同盟という秘密結社ですね)に依頼されて書いたもので、マルクスはいわゆるゴーストライターですね。こういうものは著書に入れないものなのですが、エンゲルスが入れてしまったのでしょうね。
「資本論」もマルクスは一巻目を書いただけで、後はエンゲルスがノートを基に大幅に手を入れて完成させたようです。フーコーが「マルクスは、当時ありふれた思想だったんだけどね」という意味の事を言葉と物で書いてますが、本来は小思想家の一人でしかなかったのかもしれません。

 あ、そうなんだと私は何かが解けた気がします。広松渉の「マルクス主義の成立過程」や「エンゲルス論」。それにマルクス・エンゲルスの『経哲草稿』『ドイツ・イデオロギー』を読むと、なんだかエンゲルスの方が上なような気がしていたのですが、でもでもマルクス主義といわれるよね。フーコーはそういうことをいいたかったのね。
 思えば、すべてエンゲルスが作ったのかなあ。
12081514 でもでも、そういうフーコーに対して、吉本(吉本隆明)さんが対談していると(私は現場にいました。紀伊国屋ホールでした)、フーコーがしきりに「私はまだ吉本(吉本隆明)さんに答えきっていませんね」なんて言っていました。広松がもっと言えばよかったのだよね。
 マルクスは私には、どうしても政治的、悪く言えば政治屋的な感じがするんだよね。
 広松渉は、いいきらなかった、それがエンゲルスの強い意思だと思っていたのかなあ。何にしてももう終わった世界です。



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2012年05月06日

imajouの独り言に小澤一郎のことで

 いつも読んでおりますimajouの独り言に、このUPがありました。

   小澤一郎に無罪判決

検察の大失態と言うべきだろう。肝腎な証拠を疑わしい捜査で無効にしてしまったことから、有罪に出来なくしてしまったのであって、無実が立証されたわけではない。田中・金丸のあとを継ぐ金権政治の総元締であり、売国政治家である小澤を排除し損なった検察の失態は・・・

1205050812050509 実はもっと前に読んでいまして、おおいに同じ思いでして、そのときに私も書こうと思ったのですが、自分では書けないまま、今になってしまいました。
 まったくこのimajouさんの言われることに、同意します。しかし、このことを堂々と書いているのは、私にはimajouさんしか思い当たらないのですが、どうしてかなあ。
 私の年代の三派、および全共闘世代の元活動家群が、この小澤一郎を囲んで何かをやっていたのですが、どうしてか私は呼ばれないのですね。別にいいけどサ。
 でもいつも「imajouの独り言」を読んで感激しています。
 このあとの「湯築城を藤堂高虎が使っていた?」も興味深く読ませていただきました。私は、藤堂高虎ってあまり好きになれないのですね。加藤嘉明は大変に興味のわく人物です。『日本戦史』で読んだのですが、加藤清正と加藤嘉明のことを比較して書いてあるのには、ものすごく面白かったものです。



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2012年03月24日

B4チラシの画像です

1203240912032410 ここに載せたのが、一つ前に載せたB4のチラシの画像部分のみをスキャニングした画像と、私自身がデジカメで撮ってきた画像です。
 こうして見ますと、けっしていい画像ではないこと(プロが撮ったわけじゃない)が分かります。もちろん、私のもいいわけではありませんが、このチラシよりはましかなあ。 もっとこのチラシに関しては、もっといくつものことを思ったものです。


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2012年03月14日

私の「周の政経塾」の過去ログを終わります

12031307 ここに私の前のホームページの「将門Web」に載せていた「周の政経塾」の引用を終えます。いや、まだまだあったのでしたが、もう今ではUPしても、「これは仕方ないだろう」と思えるものばかりです。


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2012年03月13日

「安田弁護士の不当起訴に抗議する!」のログ記録

12031301 これで過去の「安田弁護士の不当起訴に抗議する!」を終えます。ログ記録を書きます。なおこのページは最初は「安田弁護士の不当逮捕に抗議する!」という題名でしたが、安田さんが起訴されたからは、この題名に変えたものです。
 はじめの日付が、私がUPした日付で、(1992.10.09)などというものが、それのもともとの私が書いた日付です。
 実は私はもっとたくさんの文章をUPしていたのですが、そしてリンクしていたものも多いのですが、以下だけになってしまいました。もう現在では、リンク先も分からないのです。それと、以下は時間順にもなっていません。申し訳ないです。

2012.02.11安田弁護士の不当起訴に抗議する!「はじめに」
2012.02.12安田弁護士の無実は明らかだ!(2001.05.12)
2012.02.13注目!2001年4月24日(火)10時、傍聴へ!
2012.02.14判決要旨を転載ください(2003.12.27) 
2012.02.15【判 決 要 旨】
2012.02.16控訴に対する抗議声明(2003.12.06)
2012.02.17論告求刑にたちむかう! 安田裁判の現在(2003.03.21)
2012.02.18安田さんは無実だ!東京地裁は安田さんの無罪判決を!(2003.03.21)
2012.02.19安田好弘弁護士に無罪判決!(2003.12.24)
2012.02.20安田さん無罪判決を声高に(2003.12.24)
2012.02.21判決要旨を転載ください(2003.12.27)
2012.02.22控訴に対する抗議声明(2003.12.26)
2012.02.23インターネットで横超の王超や(1998.12.09)
2012.02.24「安田弁護士救援大集会開催の提案」(1998.12.09)
2012.02.25「越えてはならない一線を越えた」のは朝日新聞だ(1998.12.09)
2012.02.26反司法ファッショ集会に参加要請(1998.12.11)
2012.02.27安田弁護士不当逮捕抗議集会の呼びかけ(1998.12.14)
2012.02.28「アエラ」最新号('98.12.21号)
2012.02.29安田不当逮捕に関するリンク集(1998.12.16)
2012.03.01報告が遅れたことをお詫び(1998.12.17)
2012.03.02集会によせられた安田弁護士のメッセージ(1998.12.17)
2012.03.03安田弁護士不当逮捕抗議集会の決議(1998.12.16)
2012.03.04いくつかのマスコミを見ますと(1998.12.17)
2012.03.05カンパは以下の口座に(1998.12.17)
2012.03.06安田弁護士の釈放要求の署名の要請(1998.12.18)
2012.03.0712月16日の集会の詳細(1998.12.18)
2012.03.08不当逮捕をした側の中心人物(1998.12.09)
2012.03.09抗議集会における経過報告(1998.12.22)
2012.03.10安田弁護士が本日不当に起訴(1998.12.25)
2012.03.11私にとっての大口昭彦(1998.12.26)
2012.03.12高田章子さんからの「檄」(1999.06.12)
2012.03.13「安田弁護士の不当起訴に抗議する!」のログ記録(2012.03.13)



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2012年03月12日

高田章子さんからの「檄」(1999.06.12)

12031201 港合同法律事務所の高田章子さんからの「檄」がありますので、以下掲載します。

    東京の安田支援の方へ   1999.06.12
                  高田章子
 昨日は本当に残念でした。権力に翻弄されるとはこういうことなのかと実感した一日でした。でも、一晩寝たら落胆から復活しました。チャンスは出てきたということです。ひるまずに頑張りたいと思います。私は、今日、宇川春彦検事と東京高裁刑事第1部村上裁判長と木口裁判官あてに抗議の手紙を出します。
 そもそも係属部の裁判官が保釈してもいいといっているのに、今まで公判も見たことがない裁判官がそれを取り消すこと自体あってはならないことです。弁護人から抗告はするなという再三の要請にもかかわらず、「立場上それはできない」という理由で抗告をした宇川検事は、やはりフェアではありません。正々堂々と闘おうとしていないとしか受け取れません。また、高裁の裁判官も、他でもなく身柄のことでありながら、しかも裁判の経過もろくに知らずに、1時間あまりで取消の決定をするなど、人権感覚を疑わざるを得ません。今回だけは、私は抗議文を私の名前でそれぞれに出そうと思います。高裁は、faxが一台しかありません。ここに送れば、たくさんの部の人間の目に触れることにもなります。また、宇川のfax番号は直通のはずです。
 私は、できるだけ多くの人から抗議の声を届けてほしいと思います。プラスにならなくても、マイナスには決してならないはずです。よろしく御願いします。

 高裁刑事部  03−○○○○−○○○○
 宇川春彦検事 03−○○○○−○○○○

 高田さんの気持が痛いほど伝わってきます。こうした方法が有効か否かということではなく、とにかく私たちの怒りを相手に伝えなければと考えます。それからぜひ、この文書をリンク・転載してください。(1999/06/13 16:48:13)



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2012年03月11日

私にとっての大口昭彦(1998.12.26)

12031007 昨日の安田弁護士の不当起訴を絶対に許さないことを、何度も何度も確認したいと私は思っています。そして、この私のホームページをみてくれるたくさんの人に私の思いを伝えたいわけですが、その私の思いとして、次のことを述べます。私が安田弁護士と同じ港合同法律事務所の大口弁護士についての文章です。(98/12/26 3:29:25) 

        私にとっての大口昭彦
 私周こと萩原周二は今回の安田弁護士不当逮捕ならびに不当起訴に関して、いろいろと文句かつ抗議かつからみたいので、ここでそれを露出したいと考えました。
 私は安田弁護士を知りません。大口弁護士と同じ事務所だということだけです。私には大口さんと同じ事務所の弁護士さんだというだけで、「これは絶対に負けられないよ」と思い込んでしまうのです。
 私は大口昭彦を語るしか、今回の問題にはいいようがありません。大口さんは私にとって如何なる人なのかを、ここで述べていきたいと考えます。そのことが、少しでも、今回の問題へのなんらかの理解に近づく道になればいいと思いました。

 私にとっての大口さんとは、「早稲田闘争」での偉大なる(と言われる)大口議長でした。私は昭和23年生まれであり大学へ入ったのは昭和42年(1967)ですし、しかも入ったのは埼玉大学ですから、第1次早大闘争というのは全く知らないわけです。ただ、うわさは聞いていました。「いつも学生服で闘争の先頭にいた剣道一筋の男、だけど何故か社青同解放派」というのが私の大口さんの印象でした。そんな大口さんが、早大と解放派を離れて(これはたぶんというか間違いなく解放派が悪いんだよ)、京都大学にいたころ、私ははじめてお会いしました。
 私たち埼大の活動家連が、ただただ、「京都へダークスーツとサングラスで飲みに行こう」ということで、大挙して行ったのですが、そのときに、平安神宮そばの「チボリ」という飲み屋(レストランかな)ではじめてお会いしました。私たち埼大の連中は3日酔い4日酔いなので、もう目茶苦茶でしたが、大口さんは、挨拶から最後の最後まで正座をくずさず、私は「これはいったいどういう活動家なのか」とまいったものです。ただ途中でトイレにたった大口さんと連れションになった私は、大口さんが屁をするのを聞いて、「あ、大口昭彦も屁をするのだ」と感動したものでした。
 それから、大口さんが何度も司法試験に挑戦されていたのを、(まずい言い方かもしれないけれど)私は祈るような気持で聞いていました。「大口昭彦また落ちる」というような新聞の言い方に歯斬りして怒っていたものでした。でも見事合格して、そのことを知ったときには、私は一人である飲み屋で乾杯したものです。ただただ嬉しかったのです。そして「三原橋法律事務所」にいる大口さんは、その事務所に杉本昌純先生とともに、実に素敵でした。
 その頃に私はさまざまなことがあり、大口さんにさまざまなことを頼みました。こうしたときに大口さんは実に頼りになります。私も経営コンサルタントとしてはプロだと思っていますから、いろいろなことでは、けっこう勉強してから相談に行きます。そうしたときに、でっかい弁護士事務所のいそ弁が、六法を片手に話してくるやり方には腹が立ちます。「そんなことは、俺はあなたたちに失礼だと思うから、もう読んできたよ、だからどうすれば一番いいというの?」ということが私の言いたいことであるわけです。
 そうしたときに、大口さんは、「この萩原さんのいうことは、民法の○○でしょう。でもこうして言いきれるかな」と適確についてくるのです。民法も商法も大口さんはすべてそらんじています。私はただただ、私の不明といいかげんさに羞しくなるだけです。
 その弁護士の大口さんと知り合った頃、ある会社の社長が大口さんに顧問になってほしいという希望を述べました。私はいいことだから、すぐに大口さんに伝えましたが大口さんがなぜかぐづぐづしています。あまりのことに、私もその社長も大口さんに迫りました。大口さんは最後にいいました。顧問契約をするのには条件が二つあるというのです。その会社はゴルフ関連の会社でした。

  勝手ですが、二つのことを認めていただきたい。将来、この会
 社で労働組合ができたとして、そうしたときのトラブルには私は
 一切関わらない。決して私は会社側として、組合弾圧の側には加
 わらないということが一つ。それから、大変に申し訳なく、言い
 にくいことですが、私を決してゴルフに誘ってほしくありません。
 私は剣道は好きだが、ゴルフは嫌いです。

 これだけのことを大口さんは言いました。そのときの社長は、半ば笑いながら、「もっともです」とすべて認めました。そんな人が大口さんなのです。
 大口さんの剣道好きには、私にはなぜか訳が判りません。あるときに、浅草の裏手のほうのクライアントへ打ち合せで行って、そのあと浅草駅まで帰るときに、話して歩いているのに、何故か大口さんがすっとある店のところへ行きました。ちょうど、何か若い男が女の子たちの集まりを見つけたような感じです。大口さんの熱心に見ている先には「剣道具」がありました。大口さんは何故か異常です、これはへんです。別なところで、大口さんが子どもたちの剣道道場を偶然見て、いつまでも飽かず見ている姿を、これまた私が飽かず見ていたことがありますが、これはまた変です。異常です。そういえば、大口さんと彦由さん(あとで紹介する)が、代々木の松村さんの道場の稽古をずっと正座をくずさず長時間見ていたというのを聞いています。どうしてこの人がマルキストだったのだろうか。(ごめんなさい、大口さん)

 私はいくつかの相談で法律問題になりますと、大口さんに委せます。そして大口さんも法律解決以前に、経営の改善になんとかなるのではないか、という人や会社を私に紹介してくれています。そんな中でこんな人がいました。
 あるお二人が相談に来たのです。私は普通にさまざま応えましたが、どうにも、その一人の方の口ぶりがおおいに気になりました。どうみても、彼の喋り方は学生活動家の言い方なのです。ただし、その活動家としても何か少し違います。相談が終わったあと、私は聞きました。どうして大口さんと知り合いなのですか。

  彼「いや、私は昔、学生運動をやっていまして、ご存知でしょ
   うが、大口先生は社青同解放派でして、私は日学同でした。
   だから敵同士でしたが、あるときに捕虜交換というのをやり
   まして、そのときに大口さんと知り合いました。
    本当をいえば、大口さんにしろ、彦由さん(またこの方も
   早稲田の活動家です。こよなく剣道を愛した方でした。党派
   的には革共同中核派と反戦連合の方でした)にしろ、あんな
   左翼ではなく本来は右翼の人なんですよ。いや本当をいえば、
   左翼の人たちこそ右翼になるべき人ばかりでしたよ」

 私は何故か納得しました。こんなにまで日学同にも慕われる大口さんというのは、やはり素敵で素晴らしい人です。

 私はいくつもいくつも、大口さんにお願いしたことがたくさんあります。どうみてもお金にならない民事事件なのですが、本人たちは必死なのです。そして私では解決できないことだと大口さんに頼むしかないのです。大口さんは必ずやりきります。そして私の紹介した依頼者からの信頼感は驚くほどです。
 ある女性が私に電話してきました。結婚サギにあってしまったのです。相手は結婚をしているのに、彼女と結婚をしたというようなことで金を巻き上げ、さらに暴力で彼女に怪我をさせました。彼女は、二つの無料法律相談に行きました。そこで言われたのが、まずは、以下でした。

  これは、あなたが馬鹿だったんだよ。そんな悪い男に引っ掛か
 るのは、あなたがいけないのだ。これをよい教訓として、これか
 らはしっかり生きていくことだよ。

 彼女は悔しくて、がっかりしました。でももう一人の弁護士に相談したときに少しは希望が持てました。

  これは相手の男が悪い。これからはあなたたち女こそが自ら闘
 わなくてはいけない。まけちゃだめです。あなた自身こそが闘わ
 ないいけないのです。

 この弁護士の言うことで彼女は意を強くしました。日共系の弁護士だったようですが、彼女はこの人にこそ頼みたいと考えました。だが、その弁護士は名刺もくれようとしないし、電話もしてはだめだといいます。ようするに、こんなケチな事件は受けたくないのです。彼女はそれから人間不信に陥ってしまいました。もう心の底から嫌になったのです。
 そんなときに、私と大口さんが解決しつつありました、ある地上げに会っている蕎麦屋さんが、彼女のことを私に紹介してきました。「なんとかしてあげてください」
 私は電話で話しました。

  あなたがあってしまった今回のことは、どう考えても、あなた
 は悪くないと思います。悪いのは相手の男です。こいつをどうす
 るのかを考えていきましょう。

というよう私の言に、彼女は「こんな暖かい言葉をもらったのは初めてです」と泣いていました。そして私は「でも今の段階では私よりも、すぐに法的なことだから」ということで、大口さんを紹介しました。大口さんの迅速な処理で彼女にはいいことになりました。それからが大変です。彼女はおおいに変化をとげたのです。元気な元気な女性になりました。彼女自身が相手の男を追い詰めだしたのです。これは心の底からいいことでした。
 実はこうした例はたくさんあります。いつも大口さんには、民事事件としても小さな件ばかり頼んでいて申し訳ないなあとは思っていますが、とにかく当事者のほうは必死なことなのです。おそらくそうした民事で世話になった人に聞けばみな大口さんへの感謝の声がいっぱいになるでしょう。
 大口さんは不思儀な人です。いつも筆を持っています。そして萬年筆で書くことがあります。私は紹介した人と行って、そのあと「どうして大口さんの万年筆のインクが青色だか判りますか。あれはやはり大口さんは、今も社青同解放派なのですよ」と説明します。みななぜか納得できるようです。今回はパソコンでも打たれているようで(私周がうるさく言うしなあ、とにかくテキストでほしいよね)、たいへんだろうなと思います。
 それと大口さんは身体は大きく、いかにもスポーツマンですが、なにしろハードにやりすぎです。これまで何度か倒れています。なんだかもっともっと私たちでカバーしなければなりません。お酒も強いし、実は(私の大好きな)詩吟も好きです(私は大口さんの詩吟を何度も聞いたことがあるぞ)。それから実はドストエフスキーのおおいなる研究家でもあります。
 私は自分の人生において、こんな男、こんな人間に出会えたのが嬉しいのです。そして、その大口昭彦が一緒に組んで闘っている安田好弘弁護士という方も、きっと素晴らしい方だと信じることができます。
 大口さんが信じることが間違いありません。私はひたすら自分がやれること何なのかとだけを考えています。
 今回のこの不当なやり方に絶対に勝利して、大口さん、安田さんを囲んで、美味い酒を飲みましょう。その酒をこそ夢に見て、今後も闘いぬいていきたいと考えています。
   1998年12月26日
          萩原周二



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2012年03月10日

安田弁護士が本日不当に起訴(1998.12.25)

12030905  安田弁護士が本日不当に起訴されました。ただただ怒りをもつだけです。以下港合同法律事務所の抗議声明を転載します。(98/12/25 21:41:17)

          抗議声明
  本日、東京地方検察庁は安田好弘弁護士を、強制執行妨害罪をもって、不当にも起訴し、東京地裁に対して公判請求しました。
  この暴挙は、安田弁護士に対する不当な攻撃であることはもちろん、当事務所に対する弾圧であり、ひいては弁護士業務の根幹に対する破壊政策でもあります。12月6日の逮捕以降、全国的に急速に広まった安田弁護士逮捕に対する怒りの抗議、当事務所に寄せられた多くの市民・弁護士の激励には、ひとしくこの点が指摘されています。
 私たちはこれらの激励・支援を寄せてくださった全国の皆様と固く連帯し、安田弁護士の無罪を勝ちとる戦いに立ち上がることを、ここに宣言します。

 1998年12月25日
  東京都港区赤坂2丁目14番13号シャトレ赤坂5階
        港合同法律事務所
        弁護士大口昭彦 弁護士遠藤憲一



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2012年03月09日

抗議集会における経過報告(1998.12.22)

12030815 大口昭彦弁護士より、12・16抗議集会における経過報告が届きましたので以下に掲載します。ぜひ、この文書を転載もしくは、ここにリンクください。(98/12/22 11:35:22)

               経 過 報 告 要 旨
                                 港合同法律事務所

一 一二月六日(日)、当事務所の安田好弘弁護士(第二東京弁護士会)が、警視庁捜査二課により、「顧問会社の賃料隠しを発案・指示した」として「強制執行妨害」被疑事件で逮捕されるという事態が発生しました。

二 安田弁護士は、同日午前中からオウム麻原被告の弁護団会議に出席していましたが、会議終了後の午後三時半ころ、打ち合わせ先の事務所を出たところを警視庁捜査二課の捜査員に任意同行名下に身柄を拘束され、同日午後四時半ころ右被疑事件で逮捕されました。
 同日五時すぎ、警視庁捜査二課の警察官二〇数名は、同日午後五時〇六分ころから同日午後一〇時四〇分ころまで、休日夜間であるにもかかわらず五時間半にわたり、当法律事務所において、安田弁護士の使用関係部分の捜索を行い、会計帳簿等の差押を実施しました。
 捜索に当たった捜査員は、立会人弁護士の強い抗議にもかかわらず、明らかに被疑事件の不動産会社とは無関係の同弁護士の事件ファイルを片っ端から探索し、同弁護士が手がけているオウム事件等の記録まで隅から隅まで調べていったのです。こうして、結局、被疑事件とは一見して関連性が認められない事務所の労働保険契約綴り・給与明細書や家賃の請求書、名刺綴り等百数十点を押収していきました。(この違法不当な捜索差押に対しては現在、準抗告申立中です。)
 勾留決定前の、弁護団を中心とした弁護士による事前の検察官折衝、裁判所令状部折衝にもかかわらず、安田弁護士に対しては、一二月八日に一〇日間の勾留決定(付 接見禁止)が出され、現在警視庁本部代用監獄に拘禁継続中であります(その後、接見禁止一部解除の申立により、弁護士二名については解除されるも、事務員については不当にも、なお接見禁止が継続。この間検察官は、全く取調をなそうとはしていません。この事実にも、本件逮捕勾留に根拠の存在しないことが露呈しています。)

三 ところで、逮捕の理由とされた被疑事実については、すでに弁護団が結成されており、別途弁護団からのアピールも届けられておりますので、具体的内容の詳細の説明については、弁護団に委ねたいと考えますが、安田弁護士が、報道で云々されているような行為をしている事実は全くありません。
 本件逮捕勾留は、違法不当であり、到底許されない国家権力の暴挙であります。
 当方ではさしあたり、逮捕勾留の必要性の欠落にかかわるものとして、以下の点を指摘しておきたいと思います。
 まず第一に、被疑事実の不存在であります。
 被疑事実とされるところは、五年前である一九九三年(本件の告発者である株式会社住宅金融債権管理機構の設立される、はるか以前であります。)安田弁護士が、顧問会社の賃料債権の差押を免れるための行為を発案指示したというものですが、これは全くの無根であり、そのような事実は一切ありません。
  第二に、強制執行妨害罪(本罪には、選択刑として罰金も規定されています。)での逮捕そのものが極めて稀とされており、(株)住管関連でも二件立件されているとのことですが、いずれも在宅起訴とされており、弁護士の逮捕などというのは、前代未聞のことであります。
 そもそも(株)住管の発足するはるか以前である五年前(公訴時効の問題もあります)の事案について、現在このような形で強制捜査がなされることの必要性妥当性も、極めて疑わしいところであります。
 第三に、安田弁護士は、これまで警視庁や検察庁からの右事件に関する任意の事情聴取に積極的に応じており、また今後も応ずる旨の意思を明確に表示していたもので、逮捕の必要性はこの点からも全く欠落しています。
 第四に、被疑事件を起こしたとされる不動産会社は、(株)住宅債権管理機構に対し、最近まで安田弁護士を介して債務弁済に向けて交渉中でありました。
 実際に、今年の一〇月一五日には金四九一〇万円を支払い、更になお、会社所有のビルを売却して、実に三〇億円を準備し、その証拠書類を提出し銀行名も明らかにし、提出用に残高証明書まで提出して、(株)住管に提出する準備を進めていました。
 ところが、(株)住管は、会社及び安田弁護士が誠実に対応しているにもかかわらず、一〇月一六日、突然会社代表者らを強制執行妨害で告発し、右会社役員らが逮捕されるという経緯を辿ったものであります。(なお、会社関係者についての捜査は終結しており、その意味でも安田弁護士の逮捕には必要性が乏しいというべきであります。)
 そもそも債権回収が本来の目的である事案において、債務者が相当額の金額の提供を申し出ているのにもかかわらず、まず刑事手続を先行させるとし、それを理由にして民事上のの和解を拒否するなどという、転倒した対応がありうるでしょうか。
 また、安田弁護士の逮捕は、(株)住管の告発前に強行されており、この点でも全く異例の警察による突出が見られるのであります。このような突出に対して易々として従って行く(株)住管のあり方につき、大きな疑問を感じます。刑事先行との路線は、このような警察との一定の関係の然らしむるところなのでしょうか。

四 右のような経過に鑑み、本件は逮捕の要件が全くない違法不当逮捕・勾留であると考えます。
 それでは、なぜそのような不当逮捕が敢行されたのか。当事務所は、次のように考えます。

�A 第一は、「麻原弁護団」が指摘している弁護団攻撃であります。安田弁護士を主任弁護人とする同被告の弁護活動が、憲法、刑事訴訟法の理念に忠実かつ原則的であるがために、裁判の質よりも、むしろ早期結審=重刑を期待するマスコミを中心とした「世論」及び国家権力の意のままに進行しないことへの焦りであります。逮捕直前に麻原被告の一〇〇回公判が云々され、(国選)弁護活動の意義を否定するかのような内容を含む報道が、ことさらになされた事実を想起していただきたいと思います。
�A 第二は、やはり、安田弁護士が粉骨砕身して取り組んできた死刑廃止運動に対する掣肘であります。同弁護士が死刑廃止運動の実践と行動の要であることは誰しも認めるところであり、近時の廃止運動の一定の前進(まだまだ不十分ではありますが、死刑事実の公表等、一定の成果が見られてきています。)を、苦々しく思ってきていたであろう法務当局にとっても、安田弁護士の逮捕は、大きな意味を有するものであります。
�B 第三は、より構造的に、この間の弁護士(会)への権力の攻撃という流れの中で事態を捉える必要があると思います。人権活動よりもビジネスローヤーへの弁護士像の変質、かかるものとして法曹の大量育成をはかろうというのがこの間の政府自民党・財界の一貫した姿勢です。(株)住管の経営者には弁護士が就任し、また大勢の弁護士が派遣されていますが、その業務に、先述したとおりの権力性が顕著となってきていることに、個別事件としての問題性以上のものが危惧される次第です。強制捜査開始と共に、安田弁護士に対して加えられた「悪徳弁護士」との、実像とは全く正反対の人格攻撃(遺憾ながら、(株)住管の社長である中坊公平弁護士までもが、人権活動で奮闘している現場弁護士に対する攻撃に加わったことは、まさに象徴的と言うべきであります)
 一連の有事立法攻撃が強まる中で、こうした動きは益々加速されるでしょう。安田弁護士逮捕問題を論じた朝日新聞の社説は弁護士活動を自己規制せよと問題の本質をすり替えつつ、しかし一面、今回の問題の基本性格を端的に露呈しているところであります。
 少数者の権利や人権ではなく、まして権力と闘うのではなく、擬制的な「国民的理解」や多数者の論理に、弁護士まで屈服させようとする攻撃として今回の安田弁護士逮捕問題はあると考えます。

五 当事務所は、皆様の御支援と御指導を仰ぎつつ、安田弁護士の一日も早い釈放を目指して、奮闘します。どうかよろしくお願いいたします。
                 一九九八年一二月一六日



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2012年03月08日

不当逮捕をした側の中心人物(1998.12.09)

12030803 今回の安田弁護士不当逮捕に関して、不当逮捕をした側の中心人物ではないのかと思われる黒田純吉住管常務(この男も弁護士です)の書いた論文があり、それを批判した文書が以下に掲載されています。ぜひとも読んでみてください。

安田氏弾圧の張本人・黒田純吉住管常務の恐るべき主張
黒田論文批判

 この黒田という弁護士については、以下のようなことを聞いています。

 とりわけ、今回、中坊とくんで、安田弁護士を告発した「k」という住管の副社長は、なんと東京第二弁護士会のボスで、誰も引き受けてのなかったオウム事件を、安田弁護士に、土下座して「引き受け手がなくて困ってる。わしを助けると思って頼まれてください」というたオトコなのである。土下座なんかするヤツを信用してはいけないのだよ。ところが 安田弁護士いうのは、侠気のある人物だから「犯罪人の弁護をするのが弁護士の仕事です」いうて国選を引き受けた経緯がある。

 これはキツネ目の男「宮崎学」のココに掲載されています。これもまたあわせて読んでおいていただきたものです。(98/12/19 8:52:35)



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2012年03月07日

12月16日の集会の詳細(1998.12.18)

12030703 それから、16日の集会の詳細につきましては、書評本屋『厳選館』に詳しく展開されています。私のようにあのあとただただ飲んでいたのと違います(しかも私は3軒も飲んでいた)。これだけ詳細に報告されているのには脱帽です。ぜひ読んでみてください。
 とにかく問題は、安田弁護士の早期釈放を勝ち取ることです。みなこのインターネットにて連帯していきましょう。(98/12/18 0:37:43)


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2012年03月06日

安田弁護士の釈放要求の署名の要請(1998.12.18)

12030407 次に安田弁護士の釈放要求の署名の要請です。以下に署名していただいて21日必着
で、郵送するかFAX願いたいのです。

 私は、安田好弘弁護士に対する不当逮捕に抗議し、直ちに身柄を釈放するよう要求します。
一九九八年一二月 日
    住所(連絡先)
    おなまえ
    所属(ご職業)
東京地方検察庁御中
          (署名返送先)
       〒一〇二−〇〇七三 千代田区九段北四−一−五
         市ケ谷法曹ビル四〇八市ケ谷国際法律事務所
            電 話〇三(三二六三)三三九一
            FAX〇三(三二三九)六九五四 

 できましたら、上の文書を印字しまして、それに日付をいれ住所職業を書いて、署名いただいてFAX願います。印刷するのは縦書きでも横書きかでも、それこそ手書きでも構いません。ただ「署名」ということですからパソコンで名前を書いてFAXソフトで送っては「署名」になりません。このことは「周の『刑事訴訟法』」で解説しています。参考に見てください。ですから、印字してそれに自らの手で署名してください。それから当日会場で配られた署名用紙と同じものはココにあります。大きさはB5です。



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2012年03月05日

カンパは以下の口座に(1998.12.17)

1203031112030412 昨日の集会ではカンパ袋が回されまして、カンパを求められました。これからさまざまな出費が予想されるわけで、これは当然なことです。それでそのカンパの集計の途中経過が司会者から発表されましたが、こうした集会では異例と思われるほど多額のカンパ金額でした。おそらく出席者の誰もが、この事の重要性を認識していたものと思われます。
 それでこの問題を注目してみている多くの方々に、ぜひカンパの要請をしたいと思います。カンパは以下の口座にお願いします。

    今(2012.03.05)はもうない口座名です

 また、このカンパ振込先をぜひともいろいろなサイトで転載願いたいと考えます。(98/12/17 23:01:17)



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2012年03月04日

いくつかのマスコミを見ますと(1998.12.17)

12030306 いくつかのマスコミを見ますと、今この安田不当逮捕の問題をどう扱おうか迷っているように思えます。だからこそ私たちの行動が大切なことになります。できるだけ多くの方が、上の「集会決議」や安田さんのメッセージを転載してくれることと、「関連リンク集」の各サイトをリンクしてくれることを望みます。(98/12/17 22:31:17)


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2012年03月03日

安田弁護士不当逮捕抗議集会の決議(1998.12.16)

12030209一、去る12月6日、安田好弘弁護士(第二東京弁護士会所属)が、「強制執行妨害」の名目で、根拠もなく不当に逮捕されるに至った。
二、周知のとおり、安田弁護士は死刑廃止運動に全力を傾注し、「新宿西口バス放火事件」など数多くの重大かつ困難な刑事事件の弁護活動も率先して担当し、現在はオウム真理教麻原彰晃被告人の主任弁護人を勤めるなど、弁護士に課せられた職責を全うすべく活動している最も先進的な弁護士である。
三、刑事事件であれ、民事事件であれ、弁護士活動の日常的な業務活動が 国家権力や社会的勢力による抑圧・干渉を受ける時、弁護士は社会的使命を 遂行することができなくなるのであって、司法制度の根幹に重大な危機をもたらすことになる。
四、したがって、今回の逮捕は、本来必要性がなかったが、他の目的があって強行されたものというほかはなく、それは安田弁護士自身の活動の封殺と威嚇と判断せざるをえない。
 よって、安田弁護士の人権擁護のための諸活動を知る私たちは、今回の不当逮捕に満腔の怒りを込めて抗議するとともに、即時安田弁護士の釈放を求めるものである。
1998年12月16日
安田弁護士不当逮捕抗議集会 参加者一同


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2012年03月02日

集会によせられた安田弁護士のメッセージ(1998.12.17)

12022810 私は、謂われのない罪を着せられ、身柄を拘禁されています。 そして、今や刑事訴追の危機にさらされています。 私は、無実です。 私の生き方、職業倫理からして他人に違法行為を指示したり、 他人の違法行為に加担したりすることは、およそあり得ないことです。 私を検挙する策動は今年の春から画策されていました。しかし、 私はこれに全く気付かず、無警戒にして無防備でした。 私は、何の釈明も反論もしなかったのです。 これをよいことに多くの証拠が作り上げられました。 私は誓います。私を陥れた大きな策動を白日のもとに明らかにしたいと考えています。 一日も早く自由の身になり、やらなければならないことがあります。 皆さんの応援を心からお願いします。 安田好弘


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2012年03月01日

報告が遅れたことをお詫び(1998.12.17)

12022806 まずこうして報告が遅れたことをお詫びします。私周という人間は、ロボットではなく酒飲まないと動かないわけで、しかも飲みすぎるからさらに動けなくなります。昨日の抗議集会でさまざまな方と久し振りに出会いまして、その方々と飲んでいました。そこでも、この安田不当逮捕の問題をどうするのかという話題のみで話していました。それと、ゴールデン街は火事騒ぎもあり、いろいろなところでいろいろと話さなければなりません。 まず、昨日の抗議集会は約450人(内弁護士150人)の結集で行われました。予想を上回る人数で、会場は入りきれない感じでした。そこでの「安田弁護士からのメッセージ」と「集会決議」を以下に掲載します。(98/12/17 08:10:39)


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2012年02月29日

野口悠紀雄のことで

12022803 私は、結局買ってしまった野口悠紀雄の本 で「これまでも、この著者の本は何冊も読んできましたが」と書いていましたが、以下の通り2冊しか書いていません。『「超」整理法』『バブルの経済学』です。
 なんだ、これしか書いていないんだ、と自分にあきれています。でもその他読んだ本も、もう本の名称する忘れていますね。できる限り、短くてもいいから、書いて、このブログにUPしておくべきですね。
 あ、それから彼のホームページは以下です。

   http://www.noguchi.co.jp/  野口悠紀雄Online

 私のここのサイドバーの「将門のブックマーク」で、リンクしておきます。



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安田不当逮捕に関するリンク集(1998.12.16)

12022606 リンク集を作りまして、それぞれの管理者の方々にメールしましたところ、みな丁寧にご返事をいただいています。そして私のページについてもリンクしていただいています。そしてそれを見て、また私にメールくれる方も何人もおいでになります。そこでまたあらたに、いろいろなサイトを知りました。みな実によくやっているなという印象です。
 今回は、いわばはじめて既存のダメマスコミと、インターネットよる私たちの闘いだと思います。私たちは絶対に負けるわけにいかない。官憲の手先になるしかないマスコミとは徹底して闘いぬきましょう。もちろん、真面目な記者魂をもった多くのマスコミ人もいることを私たちは知っています。それらの方々と連帯できるのも、このインターネットの世界だと思っています。
 それから、いくつもの新しい抗議声明を目にするのですが、そのすべてをここに転載しません。それよりもリンク集のところでクリックしていただければ、そこに数々の文書があります。これこそが私たちのインターネットでの闘いだなと深く考えます。
 でもアナログの集会とかデモも大事だと思うんです。(98/12/16 13:15:49)


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2012年02月28日

「アエラ」最新号('98.12.21号)

12022511「アエラ」最新号('98.12.21号)を今朝電車の中で読みました。昨夜はコンビニを探しまわりましたが無かったからです。「なんだかひどいことが書いてあるのだろう、どうせ朝日だからな」と思い込んでいました。電車の中吊りもそのような見出しでした。

  見出し「強制執行妨害で逮捕
         麻原弁護人の躓きの石

 ところが、内容を読むと、なぜかこれだと「安田弁護士絶賛」といえるのではないかという内容です。最後に「編集部蝶名林薫(ちょうなばやしかおる)」という名前になっています。
 少し小見出しにかけて抜き出してみます。みな安田弁護士の人となりについてです。

ふだんはやさしいが仕事は厳しい。映画監督の黒沢明のようになるのではないか、と感じた。二十年も弁護士をやって評価されると、みんな偉くなって、お近づきになれなくなる。しかし、安田さんは、そういうところがまったくない。弁護士風を吹かせてえらぶることはない。世紀の大悪人だからこそ、弁護をやるべきだと。麻原にはもったいない弁護人がついた。死刑の存続をめぐっては、「論敵」になる元最高検検事の土本武司筑波大名誉教授は、「敵ながらあっぱれ。実に有能だ。」土本名誉教授は、いわゆる金儲け主義とは無縁と思っていたので、「先生はいったい家族や事務所を養っていけるのか」と聞いたことがある。「ちゃんとやっているよ」と、深刻さはうかがえなかったという。

太字にしたところが、小見出しになっているところです。
 しかし、本紙の朝日新聞とは随分扱いが違うようですが(実は私は朝日をとっていないのであんまり知らないのですが)、これはどういうことでしょうか。でもとにかく、私はやはり私の尊敬します大口昭彦弁護士と同じ事務所の弁護士なんだなとうなずけました。ぜひともこの「アエラ」を多くの人に読んでもらいましょう(私しゃ「アエラ」は嫌いだけれど)。安田弁護士に面識のない方にも、その人となりを知るのには、今最適のテキストのように私には思えます。それからここで書きました私の文書はいかようにも転載ください。みなもう一度打つのはかったるいから、みなで利用しあいましょう。では明日会場でお会いしましょう。(98/12/15 11:40:10)



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2012年02月27日

安田弁護士不当逮捕抗議集会の呼びかけ(1998.12.14)

12022507  16日の抗議集会の正式な呼びかけの文書が届きました。この呼びかけが多くの方の目に触れるように、ぜひとも転載ください。そしてぜひ当日会場にて直接お会いしましょう。(98/12/14 15:46:47)

安田弁護士不当逮捕抗議集会の呼びかけ98/12・14

 本年12月6日(日曜日)、安田好弘弁護士が、顧問会社の「強制執行妨害」を指導したとの名目で。突如逮捕されました。
 安田弁護士は、「被疑事実は一切行っていない」うえに、罪証隠滅・逃亡の惧れなど、逮捕の必要性も全くないのですから、この逮捕・勾留の違法・不当性は余りにも明白です。
 安田弁護士は、現在、麻原弁護団の主任弁護人であり、死刑廃止運動や困難な刑事弁護活動に献身してきた弁護士です。
 安田弁護士が自ら語っているように、他人に違法行為をさせたり、他人の違法行為に加担することは、安田弁護士の信念と生き方に反するのです。
 この安田弁護士に対する根拠も理由もない逮捕・勾留は、日常的な弁護士の業務活動に対する官憲の許し難い干渉・抑圧という点でも、弁護士全体に共通する重大な問題です。
 私達は、その立場から、安田弁護士に対する違法。不当な逮捕・勾留に厳重に抗議し、その一日も速やかな釈放を求めて、緊急の集会を開くことにしました。
 この事件の経過報告を聴き、率直な意見交換を通じてこの重大事件の重要性を明らかにしていくために、ぜひ、この集会にご参加ください。

「集会の日時」12月16日午後6辞〜
「集会の場所」弁護士会館「クレオ」

   1998年12月14日

     安田弁護士不当逮捕抗議集会代表呼びか人
        東京弁護士会  弁護人 後藤昌次郎
                同   渡辺  脩
                同   中根 洋一
                同   内藤  隆
                同   内山 成樹
                同   辻   恵
                同   武内 更一
                        他
        第二東京弁護士会弁護人 富永 赳夫
                同   遠藤  誠
                同   杉本 昌純
                同   葉山 岳夫
                同   小泉征一郎
                同   仙谷 由人
                同   鈴木 武志
                同   小野 正典
                同   海渡 雄一



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2012年02月26日

反司法ファッショ集会に参加要請(1998.12.11)

12022505 緊急通信

 1998年12月11日
 安田好弘弁護士に対する逮捕に抗議し、
 12・16即時釈放を求める緊急集会に参加を
 組織犯罪対策法に反対する全国弁護士ネット事務局 (事務局弁護士 海渡雄一 鬼束忠則)

       全国弁護士ネットの皆さん

 1 恣意的な逮捕は違法
 12月6日警視庁捜査二課は、強制執行妨害被疑事件について安田好弘弁護士を逮捕しました。株式会社住宅金融債権管理機構は逮捕後、安田弁護士を告発しました。この逮捕は弁護士の業務上の会社経営に関する助言を内容とする弁護士活動を犯罪被疑事実とした異例なものです。事件についての安田弁護士自身からの主張は身柄拘束が解かれるまで待つほかありません。しかし、私どもは新聞で報道がなされている事実関係には深刻な疑問をもっています。
 加えて、逮捕手続きにも疑問があります。安田弁護士は既に3回におよぶ任意の事情聴取と捜索へも協力しており、逃亡したり、罪証を隠滅することなど全く考えられない状況にありました。また、債務者と管理機構の間で債務弁済のための話し合いも行われていたということです。住管機構による弁護士の告発は今回で二件目とされますが、一件目は身柄を拘束されることなく、在宅で起訴されています。このように、今回の逮捕は極めて恣意的なものであるといわざるをえません。

 2 逮捕は死刑廃止運動と麻原弁護への報復
 いうまでもなく、安田さんは死刑事件弁護の第一人者であり、死刑廃止運動の名実共にリーダーです。私どもは、弁護士活動の活動の目的を共通にすることもあり、常に死刑廃止フォーラム90の活動の中心であった安田さんの活躍ぶりを間近に見てきました。死刑求刑のなされた事件で無期懲役の判決を得たり、一審死刑事件を高裁で無期懲役に逆転したり、その活躍は人権活動とりわけ、死刑廃止運動にかかわる市民の広く知るところでした。
 安田さんは一つ一つの事件弁護を決しておろそかにしない、徹底して誠実な事件処理で依頼者から深く信頼されていました。とりわけ、麻原被告人の主任弁護人として、刑事訴訟法の原則に忠実な弁護活動を繰り広げ、緻密な反対尋問を通じて事件の真相が検察官の主張するシナリオ通りのものではないことを具体的に示してきました。しかし、検察官は安田主任弁護人を中心とするこのような麻原弁護団の弁護方針を、些末なことにこだわり、裁判に時間がかかり過ぎるなどとして強く批判していました。
 また、さる10月末に行なわれた規約人権委員会の政府報告書の審査において、日本の死刑制度、死刑確定者の処遇の問題は切実な関心事項となっている事が示され、死刑廃止に向けた具体的な努力と死刑確定者の処遇の改善が勧告されました。しかし、そのわずか半月後には法務大臣は死刑を執行しているのです。この死刑執行に対する今回の逮捕はこのような状況の中で行なわれたものであり、極めて政治的な意図に基づくものであることは明らかです。

 3 犯罪収益収受罪の先取り的な逮捕
 組織的犯罪対策法はいわゆるマネーロンダリング対策として犯罪収益収受の罪を広範な犯罪に拡大しています。私たちは、この犯罪収益収受罪が弁護活動を著しく困難にする可能性があると警告してきました。今回の逮捕は強制執行妨害罪の共犯とされていますが、この組織犯罪対策防止法が成立すれば、共犯者としてではなく、依頼者が一定の犯罪に基づいて取得した金を違法に取得された金であるという「未必的な認識」がありながら受領すると、それだけで犯罪収益収受罪となります。法務省はこの規定を弁護士に適用する可能性を否定していません。
 このような法律が制定されれば、私選弁護は極めて困難なものとなることでしょう。
  今回の逮捕には、組織的犯罪対策法の制定を待たずに、これを先取り的に実施し、法成立後に布石を打っておく意図も感じられます。

 4 警察権力の濫用に対する歯止めを失った住専管理機構
 私たちは確信することができます。もし安田弁護士が麻原弁護団の一員でなければ、もし死刑廃止運動のリーダーでなければ、今回のような形で逮捕されることはなかったでしょう。金融機関の不良債権の回収の過程で債務者側の執行妨害が行なわれることは決して珍しいことではありません。むしろ日常的といっていいでしょう。しかし、そのような事件の多くは民事事件として「物上代位」「詐害行為取消」「処分禁止仮処分」「売却決定前の保全処分」などの方法で解決が図られてきました。金融機関が捜査を求めても警察はこのような事件の多くについて「民事不介入」として、積極的に取り上げてこなかったのです。強制執行妨害が、刑事事件とされるようになったのは、金融機関の債権回収が国家的関心事となったごく最近のことにすぎないのです。住管機構にコミットしている弁護士も中坊弁護士をはじめとして人権弁護士と呼ばれた人たちです。しかし、彼らは債権回収の手段として時間のかかる民事手続きよりも手っ取り早い警察機関を利用するうちに、権力の恣意的な濫用に対する歯止めの感覚・意識を失ってしまったのではないかと思われてなりません。自らが警察を使っているつもりで、知らないまに警察の恣意的な捜査権限の濫用にからめとられてしまっているのです。公的な機関の業務執行にかかわる弁護士の最大の使命は権力の恣意的な法執行をチェックすることにあったはずです。この人権の基本を忘れているのはむしろ住管機構にかかわる弁護士の方ではないでしょうか。
 なぜ、安田弁護士の関与したとされる事件だけが弁護士の逮捕という極端な取り扱いを受けたのかを冷静に考える必要があります。この逮捕は決して債権回収を求めたものではないでしょう。警察・検察は、死刑廃止運動の中心的リーダーを逮捕し、運動の社会的評価を傷つけ、死刑関係事件の弁護を物理的に困難にしてしまうことを目的として、安田弁護士の逮捕という手段に踏み切ったのだと考えます。そして、事後的なものとはいえ、中坊弁護士を社長とする住管機構の告発をてこにすれば、弁護士会・弁護士の反発も押さえ込めると見ているのでしょう。このような狙いすました攻撃に対して、今こそ全国の心ある弁護士はしがらみを断ち切って、立ち上がって声をあげるべきです。
 私たちは、今回の逮捕は「人権擁護活動家に対する攻撃」であると考えます。
…〔中略〕…

 5 安田弁護士の即時釈放を求める
 私たちは検察官に対して直ちに安田弁護士の身柄を釈放することを求めます。そして裁判所に対しても勾留決定を取り消し、また勾留延長決定を出さないよう求めます。
 すべての人権活動にかかわる皆さん、そして、弁護士の皆さん。「どんなに暗い夜であっても、明けない夜はない」といわれます。私たちは近い将来に、真実が明らかとなり、私たちの戦列に安田弁護士を取り戻すことを確信し、そのために共に闘うことを心から呼びかけます。

 6 緊急集会に参加を
    日時 12月16日 水曜日 午後6時から    
    場所 弁護士会館10階 第二東京弁護士会 会議室
    主催 安田弁護士救援集会実行委員会(準備会) 

  関係者からの報告が予定されています。一人でも多くの弁護士の参加を呼びかけます。

 どのくらいの数の弁護士さんが参加されるのか、どのくらいの危機感を持っているのかが興味あるところです。そして私たちも参加していかなければと思っています。でもやっぱり集会だけで、デモというわけにはいかないのかな。この緊急集会への参加要請を、ぜひとも他のホームページへも転載願います。(98/12/14 11:49:54)



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2012年02月25日

「越えてはならない一線を越えた」のは朝日新聞だ(1998.12.09)

12022402  次にFAXでは、9日の時点で手に入れていたのですが、ご本人の了解をとることと、私の個人的な用のために、掲載するのが本日になってしまいました。浅野さんとは面識はありませんが、この文を読んでいくと、昔からの友人のような思いにとらわれます。それからその次には、「反司法ファッショ集会」への緊急のお知らせです。(98/12/14 11:44:25)

「越えてはならない一線を越えた」のは朝日新聞だ 98/12・9
「警視庁はオウムの麻原被告の主任弁護人、安田好弘弁護士を逮捕。住専の資産を隠し強制執行妨害を指南の疑い」。九八年一二月六日(日曜日)、京都から東京へ向かう新幹線車内に流れた中日新聞ニュースがこう伝えていた。死刑廃止や代用監獄廃止を求める市民運動の中心となって活動してきた弁護士への治安当局のあからさま報復だと直感すると同時に、「明日の新聞各紙がどう報道するかによって世論が決まるが、無罪推定で書いてくれるだろうか」と心配した。安田弁護士の逮捕は、通常の犯罪報道のパターンで報道された。案の定、私の不安が的中した。日本の犯罪報道はオウム事件以降、完全にブレーキが外れてしまっているから、今回も警察の言いなりになっている。「ペンを持ったおまわりさん」がなりふり構わず、警視庁捜査二課の広報役として活動している。警視庁幹部が公式には発表できないことを、警視庁の「七社会」などの記者クラブに所属する“少年探偵団”や元警視庁担当の各報道機関幹部たちに不確かな情報をリークしているのだ。これは明らかな「犯罪報道の犯罪」である。旧住専の大口融資先の不動産会社「スーンズコーポレーション」が二億円のテナント料収入を隠していたとされる強制執行妨害事件で、同社の社長らに資産隠しの手口を発案・指示していたという容疑で逮捕されたと、決め付けた表現で書かれている。「疑い」とか「調べによると」という表現はあるが、新聞を読んだ市民は、安田氏を「悪い弁護士」と思ってしまうだろう。世間で評判のいい中坊公平住管社長が新聞に「欲に駆られて・・・」とコメントしているが、その根拠は示されていない。報道機関が警察から聞いた情報だけで、そういう談話を公表するのでは、ワイドショーに出ている「文化人」と同じではないか。安田氏の弁護人となった麻原被告弁護団長の渡辺脩弁護士の不当逮捕だという声明は出ているが、全体としては警視庁情報で有罪視している。逮捕後、夕刊、翌日の朝刊と連続して不正に顧問料が支払われていたと断定する「つなぎ記事」が出ている。保釈を認めさせないミエミエの世論づくりだ。メディア操作にまんまと成功した当局は安田氏を身柄拘束のまま送検した。とくに朝日新聞がひどい。一二月七日の社会面記事は、渡辺弁護団長の声明を伝えた後に、《さすがに苦渋の表情は隠せない》と書いた。「摘発した警視庁側は、別の強制執行妨害事件への関与も踏まえ、『越えてはならない一線を越えた』と手厳しく批判する」と伝えた。また、警視庁二課が九八年三月に別の不動産会社を摘発したときにも捜査線上に浮かんでいたとか、同社の社長に対する地裁判決で「社長に犯行の手口を示唆した」などと指摘されたとも書いている。時事通信配信の記事(八日の聖教新聞に掲載)によると、判決についてのこの情報は警視庁幹部が提供したという。こんな記述もあった。《一方、警視庁の見方は厳しい。「法と正義を守る弁護士として、決して越えてはならない一線を越えてしまった」。大物弁護士への強制捜査に踏み切った捜査幹部は六日、逮捕の報告を受けてそう語った。》 ここまでいう捜査幹部は匿名だ。なぜ幹部の役職、姓名を伏せるのか。
七日夕刊は四段記事で「ダミー会社から1000万円余」と報じた。「捜査二課の調べで分かった」が繰り返される。八日朝刊では四段記事で「犯行すべて指示共犯容疑の社長に」とエスカレートした。
私は一二月八日、朝日新聞読者広報室に電話で抗議した。朝日の記事について・全体として警視庁の機関紙のようだ・「分かった」「分かっている」などという表現がいくつもあるが、朝日新聞記者がどういう根拠で分かったと書いているのかが不明であり、ニュース・ソースが非常に曖昧になっている・一二月七日の一面記事に「人権派の弁護士としても知られる」という表現があるが、「人権派ではない弁護士」(非人権派、反人権派)という弁護士はいるのかーーなどを指摘した。私は「犯罪報道一般に見られることだが、警察が非公式に匿名を条件に流した情報を、あたかも警察の発表のように書いている。読者のほとんどはそう受け取っている。外国の普通の新聞なら、ニュースソースを書かない記事は欠陥記事だ。ニュースソースを書けないときは、明示できない理由を記事の中で、読者に伝えなければならない」と述べた。
これに対し、読者広報室の社会面担当者は《警視庁からだけでなく記者が様々な取材をしている。いちいちニュースソースを書いていると、読みづらい。日本語の性格もある。「調べによると」とあるのがニュースソースだ》と説明した。
「人権派」については、全く釈明できなかった。
賃借人の移転は普通の経済活動でよく行われる。もし違法性があるとしても、弁護士の指南が必要な専門的なことではないだろう。安田弁護士は任意の調べに応じ、一○月に事務所などへの家宅捜索で証拠類を押収されており、とにかく逃亡・証拠湮滅のおそれなど全くない。逮捕された側からの反論は展開されない。警察が逮捕したということを書くのはいいが、捜査が始まった段階で、「分かった」を連発するのはやめてほしい。違法かどうかは裁判で決められるのだから、そう急ぐことはない。
市民の人権を守り、権力を監視するべきジャーナリストこそ「越えてはならない一線を越えた」と私は痛感している。とくに最近の朝日新聞の警察べったりの姿勢はまさに異常である。神戸連続児童殺傷事件でも精神鑑定書や少年が書いたとされる「犯行メモ」を“スクープ”した。これらの記事には多くの虚報、誤報があった。甲山事件でも検察の不当な控訴趣意書を抜いた。和歌山毒カレー事件でも八月二五日に「疑惑の民家の住人とその家族」を初めて報じて、夫妻の自宅包囲取材のきっかけをつくった。「アエラ」は逮捕された和歌山の女性の顔写真を表紙にして、悪ふざけのコピーを掲載した。「週刊朝日」の人権侵害記事は「アサヒ芸能」も真っ青だ。
今週号の「週刊朝日」には精神医療ユーザーに対する差別と偏見を助長する記事がトップに載っている。ピョンヤン政府を攻撃する記事も多い。
九八年七月一日にあったロス疑惑の三浦和義さんの逆転無罪判決や松本サリン事件の報道被害者である河野義行さんのことを完全に忘れてしまっている。「約二週間後に、カレー事件で女性を逮捕するという予告記事を載せた朝日には、全く幻滅した」と著名な刑事法学者が嘆いた。
私は八四年に『犯罪報道の犯罪』(講談社文庫)を出版して以来、人権と報道の問題を解決する鍵は逮捕時点で実名有罪視報道(逮捕されたら実名を書くルール)する実名報道主義を撤廃して、北欧型の匿名報道主義を導入することだと訴えてきた。ところが、朝日は当時の柴田鉄治社会部長らが匿名報道主義を敵視し、犯罪報道改革運動に参加する記者を徹底的に弾圧した。朝日の無様な現状は自業自得と言えよう。
新聞社や放送局を改革し、報道被害をなくしていくためには、・メディア界が守るべき統一報道倫理綱領を制定する・倫理綱領を守っているかどうかを監視する市民参加型の報道評議会制度をつくるーというメディア責任制度を日本にも設立すべきだ。
また市民がメディアについて不満や苦情があったら、積極的にアピールすべきだ。NHKと民間放送連盟が九七年六月から「放送と人権等権利に関する委員会機構(BRO、03ー5212ー7333、ファクス03ー5212ー7330)」を発足させた。新聞労連は九八年三月に「報道被害相談窓口」(報道被害ホットラインファクス 03ー5275ー0359)を設置した。私が世話人を務める「人権と報道・連絡会」(郵便番号168ー8691 東京都杉並南郵便局私書箱23号、ファクスで3341−9515)は八五年から「日本に報道評議会を」という活動を展開している。日本に報道評議会ができるまで、こうした組織を活用してメディアに訴えていこう。
安田弁護士に関する報道は、従来の警察べったりの刑事事件報道のパターンと一緒だ。安田弁護士の名誉・プライバシーを侵害し、逮捕で有罪・犯人視する取材・報道を記録し、反撃しよう。
多くの人に放送ビデの録画を呼び掛けたい。
河野義行さんは「メディアの人たちには加害者意識が欠如している。報道被害は市民を社会的に抹殺する深刻なものだということを分からせなければならない」と訴えている。
日弁連はこのほど九九年一○月一四、一五日に前橋市で「人権と報道」をテーマに人権大会を開くことを決めた。日弁連は河野さんや安田弁護士ら報道被害者を壇上に迎えるべきである。みんなで前橋に出掛けて、ジャーナリズム再生の道を探ろう。
   浅野 健一(同志社大学文学部社会学科新聞学専攻教授)



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2012年02月24日

「安田弁護士救援大集会開催の提案」(1998.12.09)

12022307 港合同法律事務所より、次の提案がありましたので、掲載します。それでこの集会の詳細についてはまだ決っておりませんが、決まり次第ここにUPして参ります。以下の文書も、今後の集会の詳細についても、ぜひ転載しただきたいと思います。

  「安田弁護士救援大集会開催の提案」98/12・9
                    港合同法律事務所

 昨日、東京地裁は警視庁・東京地検に追随し、不当逮捕された安田弁護士に対して、更に勾留決定(接見禁止)をなすという、暴挙をなしました。当事務所はこれに対して強く抗議します。
 強制捜査開始以後、港合同法律事務所には、連日多くの弁護士・運動関係者・国会議員を含めた市民の方々から、激励の訪問・電話・ファックス等が寄せられていますが、一様に、今回の権力の弾圧・これと癒着した(株)住管、及び権力情報を垂れ流し安田弁護士の実像とは全くかけ離れた悪徳弁護士キャンペーンを繰り広げるマスコミに対する怒りが語られています。
 そして一様に語られているのが、こうした不当極まりない流れに抗して、安田弁護士の実像を社会的に明示し、権力・住管。マスコミに対して「ノー」の声を早期に挙げることの必要性です。
 そこで、直接的には勾留延長を阻止し安田弁護士の早期奪還を期し、更には不起訴を勝ち取る為の大集会の開催を、提案させて頂きます。各位の御賛同を心から要請いたします。

(一) 今次弾圧の構造
     経済活動への権力的介入
     介入構造への弁護士の主体的参加
     いわゆる人権派弁護士活動への権力的破壊攻撃
     「悪徳弁護士」キャンペーン
     弁護士の体制的包摂攻撃
(二) 情況の問題点
     住管への幻想の社会的存在
     「強制執行妨害」についての無理解
       (cf・手形不渡犯罪 遺物敵法規)
     事件像に対する反論の外見上の社会的不存在
     弁護士像攻撃に対する反論の外見上の社会的不存在
     直接的「安田支持・権力・住管への反撥」の広範な存在
     権力の確信不存在
(三) 集会の開催
     右に踏まえ、今次攻撃に対する広範な怒りが組織化され、
     顕在化した大集会を成功させ、弁護士会を始め社会に対
     してアピールすると共に、このエネルギーを権力にぶつ
     けて行き、勾留延長阻止を獲得する。
       (勾留決定に対する準抗告中ではあるが、その結果
        如何にかかわらず,早期開催を目指す)
     時期は、一〇日間の勾留中
     場所は、事の性格上弁護士会館が最適
     更に「安田弁護士救援会」として発展させて行き、不起
     訴獲得闘争にも備えていく。
(四) 実行委員会形成の呼び掛け
      弁護士有志(呼び掛け人代表)
       東弁 中根洋一(元副会長)
          清井礼司
          内藤 隆
       二弁 土屋公献(元会長)
          富永赳夫(元副会長)

           その他多数の弁護士が賛同に意を表してい
          ます。

      港合同法律事務所
      死刑廃止フォーラム(予定)
      死刑廃止議員連盟 (予定)
      救援連絡センター (予定)
      人権と報道・救援会(予定)

 私周としましては、上の提案に、「集会だけではなくデモもやろうよ!」と提案させてもらいます。
 それから、ここをごらんになる全ての方に要請したいのは、各マスコミの報道することを記録しておいていただきたいということです。新聞会社がどのようなことを言うのか、言ったのかを記録しておくことは重要です。そして今後出てくるであろう雑誌の記事も大事です。新聞はデーターベースサービスからダウンロードできますが、雑誌はできません。ですから、その記録はわすれがちになってしまいます。それからテレビ各社の報道も、できましたらビデオで撮ってもらえればいいのです(実は私周はビデオの操作がよく判りません)。今回のことは、マスコミのやり方にもおおいに疑義があります。彼らは過去ありました、数々のフレームアップ事件のことをなんら教訓としていません。そして、ごく義務教育で習うべきような初歩的なこと、例えば「法と倫理というのは違うものなのだ」ということが判っていません。そうしたことを私たちこそが当りまえのこととして貫徹するためにも、各マスコミの報道したことを記録していきましょう。(98/12/10 07:04:13)



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2012年02月23日

インターネットで横超の王超や(1998.12.09)

12022110早速メールいただきました。以下に掲載します。私が「リンクス(友人・知人)で紹介しています「IC (消費者・行政サービスセンター)」の大村さんからです。

件名 : インターネットで横超の王超や。
日時 : 1998年12月9日 3:55

 中坊不公平氏の、司法ファッショ的ジュウセン処理についての、能書き(安田弁護士不当逮捕の源泉は、このオッサンなのやな。この件自信あるぜ、このワシの能書きと想像力を駆使した能書きにはな。)
元日弁連会長であり、現ジュウカンキコウ社長中坊公平氏は何故、「バカボウフコウヘイ」とか「アホボンフコウヘイ」氏と揶揄されたり、国家金融強力権力である大蔵官僚とつるみ、国家強力法権力である法務官僚と連携協力し、司法ファッショ運動の尖兵となったか、不真面目でマジな論証・検証してみようではないか!!

 先ず、司法ファッショのファションヘルス・ファションショウのファッションと語源はおんなじなんやな、これが。ちがっとてもかまわけど、ワシの博学ひけらかし、現代ラテン語のイタリヤ語どうのこうのという能書きはおいといて、ワシも奇麗なオネーチャンのファションなら好きやから、問題にはせんのやけど、司法ファッショの方はこれと全く違っとんのやな、これが。只、両者の共通性は流行性・伝播性なんやな、こまったことに。なんもワシは、ねっからの「自由人」であるワシは、ヘルスやショウの方が流行るのは大いに結構なことやと当然おもっとるよ。しかしな、司法ファッショの運動の方は、一言で言えば、困った事に、民間同士や個人同士で解決すべき問題を、解決出来る問題を、又、オウム事件に関して言えば、刑事事件にならような些細な事件を、法権力を公的権力を意図的に介入させ、逮捕・起訴・処罰させるようにして、個人や組織の「自由」を弾圧するある種の運動なんや。ワシらのように、己の精神と肉体だけを頼りの自立者・自由人と正反対の、国家権力・法権力依存症という倫理・道徳病なんや。モチ建前だけの正義を振りかざし、前科ものの汚れやヤクザや反体制の右や左、それに脱体制派や「自由人」を、些細なことでいちゃもんをつけ摘発させるうんどうなんやな、これが。それに、世の中景気が悪く、皆ストレス溜まってそれが過剰になっとると、こいつらは誰にでもある、人間の倫理性に訴えかけ、責任論である種の個人や集団を生け贄の山羊として血祭りあげよんのやな。それもマススメディアを巧妙に利用し、生け贄血祭りのための雰囲気・環境作りをやりよるから、こらなおタチ悪いがな。
 みてみいな、オウムの麻原公判100回で、ちっとも裁判進行しとらんやないか、とマスメディアがそろって吠えとったやろ。ハヨウ麻原を死刑にして、血祭りあげんかい!と吠えとったやろ。被害者面して被害者の家族親族でも何でもない連中がやぜ。なんでやといったら、麻原の主任弁護人安田が当り前の弁護士としての仕事しとるのが法権力にとっても又マスメディアにとってもおもろうないのや。どっちが先にデキレース考えたかどうか知らんが、もしくは無意識の部分での連携か、メディ権力と法権力がお互い意図的に連動しとったかどうかはワシには解からんが、はっきりしとることは、安田はマスメディと法権力の生け贄になったこいとだけは、普通の思考能力・想像力・判断力あれば、わかることやろう。その尖兵として、ワシと同じ京都の近所で生まれ育った中坊・ジュカンキコウの社長の働きかけがモチあったんや。民事問題でしかないものを、又、民事問題として解決することこそ、社会が国家から、自立する、さらに又個々人が自立するために必要なのにや。それを告発としょうして、法強力権力・国家強力権力の介入を組織として、やってきたのが、中坊・ジュウカンキコウなのや。ワシにも解からんでもないぜ、ワシも古代社会を抱えこんだ日本社会に、特にその中核である京都で生まれそだったんやから司法ファッショ運動に走る感性わな。それはおいといて、どちらにしても中坊は司法ファッショ運動の尖兵ということになるのや。わかるわなこれぐらいの話しは。しかも元弁護士としての職業倫理である「人権」を守るということは、どっかでほってきてしまいよったんんやな。それが弁護士の基本なのにな。なんぼ元弁護士元日弁連会長という元であってもだ。まあワシには「人権」と言う観念には疑問というか異議があるとしてもだ、その点批判する権利はあるやろう。なんやかんやいっても、元弁護士会のおお親分やったんやからな。
 このオッサン、まあいったら、元市民主義運動家でもあったわけなんやけど、今でもそうおもっとるかもしれんけど、しかし、市民主義者であれ、左であれ右であれ、なんでもかんでも司法ファッショ運動をやる感性は皆もっとるから、ワシにはようわかるのやけど、このオッサンの書いたもん読めば、司法ファッショ運動にのめる込むこのオッサンの人格、感性がようわかるよな。確か2年ぐらい前やったと思うけど、朝日の論壇という投稿欄に書いてたもので、「偉いこと」かいとったよ。それはまあ、「高尚」な職業倫理を言説しとったんやな、これが。何やいうたろか。この「高尚」な倫理・論理はワシには死ぬまでわすれられんような言説やったわな。まあ値打ちつけんと、一言でいえばやな、弁護士・医者・坊主という職業は人の不幸で飯食うのやから、金儲けのこと考えたらいかんのやと、まあ、ものすごいインチキ名言説を吐きよったがな。確かに坊主も医者も弁護士も人の不幸で飯食うことにはまちがいわないわな。しかし、己は弁護士を専業でやれんでも、京都で観光旅館の名前だけの社長で飯食えるようになっているからいいもんの、他の専業の弁護士・医者・坊主は金儲けせんかったら、どうやって飯食ってシノイデいくのか、聞いてみたいな。まあ、悪い坊主も確かにおるわよ。ワシの母親死んだ時、ワシの実兄に、坊主が遠回しに、戒名に高いのか安いのかどっちにしますか、なんてきいとったからワシもなんか違和感あったのは確かやからな。市民主義者や右や左がファシズム・スターリニズムに走る根拠はここに在るのやな。どこやといったら、そら、清貧主義というか道徳主義にあるのや。「運動」に走る契機は誰でも、政治的とか社会的おもろうないことが行われ、それに対する倫理的感情というか怒りに駆られて走り出し、運動にコミットするもんやからな。だから何度も言うようにワシも解からんでもない、というのや。しかし、そのような契機で走り出しても、誰でもいい恋愛・いいセックスもしたいやろうし、美味いものを食いたいやろうし、金も欲しいやろうし、いろいろおもろいことも体験したいやろうがな。名画といわれる『キャバレイ』・『カサブランカ』のハンフリー・ボガードの映画見れば解かるやろ、ちょと金儲けに汚れた奴ほど、ファッショに走らんのや、これが。きれいごといわん奴がホンマもんや。国家や人民のためや国民のためや党のためや宗派のためや、ジュウセンで言えば、税金の二次損失は絶対ださんのや、中坊みたいにわしは給料は絶対イラン(なんやったら、ワシ代わりにモラッテやりたいけどな。飢え死にしかかってるもんな。)のやと、言う、キレイゴトをいうのはみなインチキやし、司法ファッショに走りよるのやな。それは歴史的にも証明されとるがな。それにワシはジュカンキコウ
の人間と仕事上の件で何人かと話したことあるが、皆いっとったよ、社長が給料イランといわれれば、わしらは仕事しにくくてかなわん、とホンマいっとったし、ホンマその通りやろうな。

 ともかく、こんなオッサンに日本が北朝鮮並みの国に落とされたらかなわんがな。逆にもっと誰にでも住みやすく、誰でも安心立命できるようなシステムを作ろうと、まあ、あんまり熱狂的にはちっとも思とらんけど、しかし少しはおもっているのは事実やから、こんなオッサンにこれ以上住みにくい国にせんといてもらいたいがな。
 今日はここまでにしとくわ。平成10年12月8日夜

 東京では偉いことなっとるやないか。この間、マスメディアが浅原公判100回目で、一向に裁判進行せんということで、単にまともに刑事訴訟法の法手続きに基づき、裁判所の無茶苦茶な、月4回のペース(これでは普通、他の刑事裁判や民事の仕事やれんから、弁護士は飯食っていけんペースやで)でもそれに合わせようやっとる弁護団を、アホな批判やっとったと思ったら、それに連動して浅原の主任弁護人の安田が、なんと警視庁に逮捕されとるやないか。不動産屋かなんか知らんが、その人間にアドバイスしただけやということや。昔、ワシも個人的に世話になったことあるし、竹本信弘(=元京大全共闘の助手共闘のおっさんや。朝霞自衛官強盗殺人事件・これででっち上げされた事件、発生したのはもう25年以上まえの事件の話しやが)救援の時には長い付き合いしたから安田はようしっとるが、違法行為をそそのかしたり、違法行為をアドバイスせん馬鹿マジ堅物弁護士や。ワシが弁護士なら安易に裏の手こんなんも在るとかいうアドバイスぐらいはするけどな。強制執行妨害やなんて、こんなアホな、デッチ上げで起訴は、まともな検察ならせんと思うが、今、世の中景気悪いからアホみたいに、スケープゴートを求めて警察も検察も「働き過ぎ」の司法ファッショ「運動」やっとるから、こら分からんで。

 昔、山口組の顧問弁護士やった山之内弁護士が大阪府警と検察が連動して、山之内を起訴したケースと同じやな。同じになるのを、ワシは危惧しとるんや。
 こんなアホことで、マジな弁護士を逮捕さすようでは、又検察の起訴を、弁護士会が許すようでは、もう、日本には弁護士会も不要やし、全国の弁護士会も、その所属弁護士等は日本には「民主主義」は不要やということを証明することにるのではないかな。ワシ等だって、今でも飯食いにくくなっとるのに、これ以上、検察・司法ファッショさせたら、イキするのもしんどうなるのと違うかな。

 そうゆう意味では、きちっと、ちゃんと反撃を開始せんとあかんのと違うかな。コラ、ホンマ超ラヴラヴならOKやが、こら超司法ファショや。ホンマニホンマやで。   平成10年12月6日夜

   追伸:浅原弁護団に一言言いたい事は、月4回の公判ペースは、こんな重大事件では、月一回でも大変なんやと、月4回なんていうのは、職業上の倫理観と名誉感だけでもっているようなもので、生活者としての、飯食う生身の人間としては不可能なほど無茶苦茶なんやと、その点を単にマスメディアだけでなく、インターネットのHP上に掲載して、又、世界中の色々面白そうなHPにリンクさせ、アピールを出し、アピールをし続けなあかんのとちがうんかな。何時でも何時でもまず自分が自分の生活者の立場をもっともっと前面にだしながらやってないとこあるから、ワシにはそう見える、なんか「職業上の倫理観・名誉感」だけで頑張ってる集団やないか、それもワルうはないかもしれんけど……・・。きれいごとを前面にだしてやれば、司法ファショの、きれいごとの頂点の、「正義運動」には拮抗出来んのとちゃうんかな。



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2012年02月22日

控訴に対する抗議声明(2003.12.26)

12022011 本日、検察官は、安田好弘弁護士に対する東京地方裁判所刑事第16部が2003年12月24日に言い渡した完全無罪判決に対して、控訴した。
 弁護団は、弁護士活動を妨害する不当な控訴に強く抗議する。
 上記判決は、5年間の審理を経て、膨大な証拠を充分に吟味し、多くの争点について極めて説得的かつ丁寧な判断を下して、無罪判決を言い渡した。
 無罪判決に対する控訴自体が不当であって認められるべきではないが、それに加えて、そもそも上記無罪判決は、検察官の捜査、公判における立証活動を「アンフェアー」と断じ、厳しく検察官に対して反省を求めていたのである。
 にもかかわらず、控訴をしたこと自体が、検察官のなりふりかまわない権力主義を示している。検察官は、裁判所によって無罪とされた一人の人間を再度裁判に立たせることの不当さを理解しようとしたり、自らの立証活動に対する批判に対し謙虚に反省することは決してしない。
 弁護団は、控訴審において、安田弁護士の無罪をさらに確固たるものとするとともに、検察官の「アンフェアー」とされた立証活動について、徹底的に明らかにするものである。
             安田好弘弁護士弁護団
             主任弁護人 藤沢抱一


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2012年02月21日

判決要旨を転載ください(2003.12.27)

12022005 以下に24日の安田さんへの判決要旨を載せました。検察側は控訴します。どうみても、この判決内容で、控訴できるのかと私は不思儀です。どんな控訴理由をデッチアゲるのでしょうか。
 できたら、ホームページをお持ちの方は、この判決要旨をホームページ転載して、より多くの方の目に触れられるようにお願いします。この判決内容にどう控訴できるものなのか、多くの方に判っていただきたいのです。


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2012年02月20日

安田さん無罪判決を声高に(2003.12.24)

12021809 私のホームページの「安田弁護士無罪判決!」を読んで、何人かの方から、私の事務所や携帯に電話をいただきました。みな喜んでくれています。
 とくに、安田さんと同じ弁護士事務所の大口昭彦弁護士から、電話をもらい、もう大口さんがたいへんに喜んでいることが手にとるように判り、嬉しい限りです。
 ただ、朝日新聞によりますと、「検察側は判決を不服として控訴する方針」ということです。しかし、この判決内容だと、控訴するのは、実に大変だと思われます。控訴しても、東京高裁で耻をかくだけです。もうここで控訴を断念することが検察の懸命な道です。
 そのためには、できるだけ、この安田弁護士の無罪判決を声高にしていきましょう。できるだけ、あちこちで話してほしいと思います。できたら、いろいろなホームページや掲示板でも、みなで書いてほしいと思います。そうすれば、検察側も「もうやっても無駄だな、無理だな」という思いに至れるかもしれません。
 まだ闘いは続いています。完璧に勝利しましょう。(2003.12.24.13:21)


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2012年02月19日

安田好弘弁護士に無罪判決!(2003.12.24)

12021801 さきほど東京地裁から帰ってきました。「周の発言」にも書きましたが、安田弁護士に無罪判決です。実に嬉しいです。多くの方にこれを知らせたいです。
 判決内容に関しましては、またお知らせしますが、まず無罪判決だということのみ書いておきます。(2003.12.24.10:40)

 以下は共同通信の最新のニュースです。このまま載せちゃいけないのでしょうが、今回だけ勘弁いただきたいな。
 それで、問題は検察側が控訴するかどうかなんですが、どうみても控訴できる理由はないと思いますが、どうなるでしょうか。(2003.12.24.12:20)

安田好弘弁護士に無罪 東京地裁、住専捜査に疑問(共同通信ニュース)

 オウム真理教松本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=の主任弁護人で、住宅金融専門会社(住専)の大口貸付先に資産隠しを指南したとして強制執行妨害罪に問われた弁護士安田好弘被告(56)の判決で、東京地裁は24日、無罪(求刑懲役2年)を言い渡した。
 川口政明裁判長は「検察官の捜査段階の関係者聴取には不当な誘導があったことがうかがわれ、、公判で不利な事実を隠すような態度もアンフェア」と検察側を厳しく批判。立証には重大な問題があり、犯罪の証明はないと結論付けた。
 住専をめぐる事件では、ほかにも無罪判決が出ており、当時の捜査に疑問の声が強まりそうだ。
 安田被告は顧問先だった不動産会社の社長スン・チョンリ被告(68)=1、2審有罪、上告中=らと共謀、東京都港区の所有ビルの賃貸料を住専に差し押さえられるのを防ぐため、ビルを関連会社に転貸したように仮装し、1993−96年にテナントからの賃貸料計約2億円を隠した、として起訴された。(共同通信ニュース)



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2012年02月18日

安田さんは無実だ!東京地裁は安田さんの無罪判決を!(2003.03.21)

12021704        3・21集会アピール

 1998年12月、安田好弘弁護士が顧問会社に資産隠しを指示したという容疑で逮捕され、それから10カ月という長期間の勾留・拘留を余儀なくされました。「人質司法」としか言いようがない、このような長期間の拘留がなされたことに、私たちは今でも怒りを禁じ得ません。
 改めて言うまでもないことですが、安田さんは、精神障害者の権利擁護、山谷労働者の権利獲得のための諸活動など、一貫して市民の権利を守るための弁護活動を展開してきました。また重大な刑事事件についても、新宿バス放火事件や名古屋女子大生誘拐殺人事件など、数多くの弁護人を務めています。安田さんの弁護姿勢は、罪を犯した人が自分の罪と真正面から向き合うように援助する一方で、司法に対しては、罪を犯した人が再度人生をやり直すことができるように力を尽くすといったものです。その中で、被告から矯正の機会を永遠に奪う死刑に反対し、死刑廃止運動を積極的に推進してきました。弁護士会から依頼を受け、なり手のいなかったオウム真理教の麻原(松本)被告人の弁護を引き受けたことも、このような安田さんの弁護活動の延長線上にあるものでしょう。
 私たちは、訴えます。安田さんのこのような弁護活動を中断させ、汚名を着せる検察のやり方は明らかに間違っている、と。安田さんに向けられた「強制執行妨害罪」という罪は、検察のでっちあげにすぎない、と。私たちは1999年3月以来、90回、3年以上に及ぶ裁判を可能な限り傍聴し、またその経過について関心を払ってきました。裁判の中で、私たちが知ったのは、当初、住管(整理回収機構)や検察が疑いの目を向けてきた2億1千万円という金と、その他にも3億3千万円が、S社によって隠匿されたのではなく、ましてそれを安田さんが指示したわけではなく、S社の経理担当者らが着服したという事実でした。
今日、私たちがお話をうかがった魚住昭さんは著書『特捜検察の闇』の中で、次のように書いています。「彼ら(検察)は横領を見逃した、Y子らの業務上横領を追及していけば安田−Sの賃料隠しを否定する結果になりかねないからだ、一連の事実の流れの中で相反する性格の犯罪を同時に立件するのは不可能に近い。それよりY子を自分たちの都合のいい証人に仕立て上げ、安田を有罪に追い込んだほうがいい。そう判断したのである」。
 私たち市民からみても、信じられないような横領が事件化されることなく、安田さんを有罪にするための手段とされていることに驚きを禁じ得ません。検察官は、安田さんの顧問弁護士としての「アドバイス」を「指示」と書き換えた調書を作成していますが、魚住さんが言うように、「捜査の目的は真実は正義の追求ではない。安田を葬り去ることである」と言えるでしょう。
 昨日3月20日に行われた検察側の論告求刑は、実に小さな声、それも早口で書面を読み上げるというもので、あたかも傍聴席を埋めつくさんばかりに集まった市民に対して聞かせたくない、うしろめたさすら感じさせるようなものでした。またその内容は「他人に責任を転嫁し、自己の刑責を全く顧みない被告人には、真摯な反省の態度は微塵も見られず」と安田さんを一方的に罵倒するものでした。公判で明らかになった事実を全く踏まえず、本来であれば横領罪で告訴すべき証人を弁護する検察側の姿勢、全てを安田さんに責任転嫁するような恣意的な検察のあり方は、正義に反するもので、市民に批判されてしかるべきものです。このような検察側の姿勢に私たちは強い憤りを感じます。

 安田好弘さんは無実です。安田さんを有罪とする検察側の論理が完全に破綻していることは、、私たち市民の目から見ると明らかです。
 東京地裁の裁判官の皆さん、真相をきちんと追求する裁判、冤罪被害者を生み出さない裁判のあり方を望んでいるのは、皆さんも私たちも同じではないでしょうか。
 東京地裁の裁判官の皆さん、皆さんの判断が、安田好弘弁護士のみならず弁護士全体、また私たち市民全体にもかかわるものであることを今一度想起し、真実をふまえた公正・公平な判断を下してください。
 私たち集会参加者一同は、東京地裁が、安田裁判にかかわる全ての証拠をくまなく吟味し、安田さんの無罪判決を出すことを強く求めます。

2003年3月21日  「安田裁判の現在」集会 出席者一同

※ このアピールは、裁判官への手紙を添えて、集会後、裁判官に届けたいと思います。皆さんご自身も、ぜひ安田さんの無罪判決を求める自筆の手紙を裁判官に出してください!

〒100-8920 東京都千代田区霞ヶ関1−1−4
       東京地方裁判所 刑事16部
            裁判長 川口政明
            裁判官 早川幸男(右陪席)
            裁判官 内田 暁(左陪席)



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2012年02月17日

論告求刑にたちむかう! 安田裁判の現在(2003.03.21)

120214063月21日(金・祭)午後6時〜
文京区民センター2A集会室

都営三田線・大江戸線春日駅A2出口0分
JR線水道橋駅東口下車徒歩10分
講演:魚住昭氏 ほか 入場無料

 市民の人権を守るために尽くしてきた安田好弘弁護士への「強制執行妨害罪」でっちあげ事件の裁判が論告求刑をむかえます。ぜひ、力を寄せてください。

 3月20日(木)⇒論告求刑!午後1時30分〜東京地裁104法廷
 3月21日(金・祭)⇒市民集会!午後6時〜文京区民センター

◆安田好弘弁護士は…
 安田さんは、市民の人権を守るために活動してきました。精神障害者の権利擁護、山谷労働者の権利獲得のための活動にも早くから取り組み、少数民族であるアイヌの「肖像権裁判」の代理人も務めました。重大な刑事事件も数多く引き受け、なり手のなかったオウム裁判の松本(麻原)被告人の弁護を弁護士会から頼まれ、「これを断ったら自分の刑事弁護の姿勢を否定することになる」として主任弁護人を引き受けました。「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」の中心的存在として、死刑廃止運動にも積極的に関わっています。安田さんは、社会から遠ざけられ、疎まれ、声を発することさえ遮られる人たちの声を代弁する弁護士です。

 その安田さんが、1998年12月、顧問会社に資産隠しを指示したという容疑で逮捕されました(「強制執行妨害」といいます)。安田さんは無実です。99年3月から始まった裁判では、逆に警察・検察のずさんな「でっちあげ」捜査が浮き彫りになり、検察の描いた事件の構図は大きく崩れています。10ヵ月もたって安田さんはようやく保釈になりましたが、裁判は今も続いています。

 安田さんが逮捕されていた間に、盗聴法を含む組織犯罪対策法や新破防法とも呼ばれる団体規制法など多くの問題のある法律ができました。異議を唱える人、社会から締め出された人が意見をいいにくい時代になっています。安田さんに対するこの弾圧は少数者の声を代弁する弁護士、弁護活動を萎縮させようとするものでした。しかし、1200人以上が名を連ねた弁護団は正面からこの攻撃と対峙しています。

◆事件は…
 債務超過に陥った顧問会社S社から相談を受け、安田さんは不採算部門を切り離し、分社化して再出発することをアドバイスしました。その一環としてS社の所有するビルを別会社で一括管理することにしました(「サブリース」といいます)。それが、「強制執行を免れる目的で」そのビルのテナントの賃料を「実体のない」会社に振り込ませ「財産を隠匿した」とされたのです。
 しかし、裁判では驚くべき真相が次々と明らかになっていきました。S社の従業員たちは、社長らの知らないところで、顧問税理士まで巻き込んで裏金づくりに精を出し、いよいよS社の経営が危機に陥るや自分たちでその裏金を「退職金」という名目で分配したのです。退職金規定の改竄まで行なったその総額は2億1千万円!
 これは業務上横領以外のなにものでもありません。事件当初、強制執行妨害によって隠匿されたと想定されていた「裏金」は、じつは社員の横領によるものだったのです。彼らは自分たちの犯罪行為が明るみに出ることをおそれ、分社化による再出発事業をサボタージュしたうえ、もう一刻も早く会社を潰してしまえとばかりに住管(現在は整理回収機構)に「社長が資産を処分して逃亡しようとしている」と「内部告発」しました。住管は横領社員たちの思惑を超えて、これを強制執行妨害として刑事事件化したのです。

◆逮捕されて…
 逮捕されてS社の社長は「否認する限りは釈放されない」と迫られて、検事の言うなりの調書を作らされてしまいました。
 実際、安田さんは無実・無罪を訴え続け、10ヵ月もの期間、獄中に囚われました。安田さんの保釈が認められたのは、裁判の中で社員たちの横領の事実が明るみになってからでした。それも、地裁の保釈決定が3度も高裁によってくつがえされてからのことでした。この国の「人質司法」と呼ばれるものがどれほど冤罪の温床となっていることでしょう。

◆裁判は…
 裁判では社員らの横領の他にも、強制執行妨害罪の要件たる「強制執行のおそれ」は切迫していなかったこと、そもそもサブリースをしても強制執行は可能なこと、関連会社には実体があったこと、安田さんのアドバイスを社員たちが都合のいいように解釈してきたことなどが次々と明らかにされてきました。それは、「私は過去に何百件かの事件を取材したが、これほど検察側の立証が総崩れになる事件を見たことがない」(魚住昭)と評されるほどでした。
 安田さんへの被告人質問も終了し、論告求刑の日も決まりました。
 ところがここに至って、きわめて危険な兆候があらわれています。
 別件で争われていたS社の社長らの控訴審は、公判での証言より取調べ時の供述にもとづいて有罪判決が出されました(2002年12月6日)。また、昨年12月24日の安田さんの公判では、9月に交代したばかりの川口政明裁判長がS社長の供述調書を証拠採用してしまいました。自白しないと保釈はないぞと強要して密室で作られる調書が、公の法廷での証言より優先される司法の姿に怒りを禁じえません。

◆わたしたちは…
 この事件を法廷という司法の密室から解き放ち、闘う弁護士に対し権力がでっちあげた弾圧であり、裁判所がそれを追認しようとしている危険な状況をあらためて訴えていこうではありませんか。
 論告から判決に至る期間、集会等の開催を含め、できる限りの取り組みを集中したいと考えています。今こそ、力を寄せてください。



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2012年02月16日

控訴に対する抗議声明(2003.12.06)

120214022003年12月26日
 本日、検察官は、安田好弘弁護士に対する東京地方裁判所刑事第16部が2003年12月24日に言い渡した完全無罪判決に対して、控訴した。
 弁護団は、弁護士活動を妨害する不当な控訴に強く抗議する。
 上記判決は、5年間の審理を経て、膨大な証拠を充分に吟味し、多くの争点について極めて説得的かつ丁寧な判断を下して、無罪判決を言い渡した。
 無罪判決に対する控訴自体が不当であって認められるべきではないが、それに加えて、そもそも上記無罪判決は、検察官の捜査、公判における立証活動を「アンフェアー」と断じ、厳しく検察官に対して反省を求めていたのである。
 にもかかわらず、控訴をしたこと自体が、検察官のなりふりかまわない権力主義を示している。検察官は、裁判所によって無罪とされた一人の人間を再度裁判に立たせることの不当さを理解しようとしたり、自らの立証活動に対する批判に対し謙虚に反省することは決してしない。
 弁護団は、控訴審において、安田弁護士の無罪をさらに確固たるものとするとともに、検察官の「アンフェアー」とされた立証活動について、徹底的に明らかにするものである。

         安田好弘弁護士弁護団
         主任弁護人 藤沢抱一



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2012年02月15日

【判 決 要 旨】(2003.12.27) 

12021010平成15年12月24日宣告
平成10年刑(わ)第3464号 強制執行妨害被告事件
東京地方裁判所刑事第16部《川口政明,早川幸男,内田曉》
被告人 安田好弘

              主     文
          本件各公訴事実につき,被告人は無罪。

              理     由
1 本件公訴事実の要旨は、弁護士である被告人が、平成5年2月又は11月の2回にわたり、その顧問先であるスンーズ社の社長らと共謀の上、同社所有の賃貸ビル2棟「麻布ガーデンハウス」及び「白金台サンプラザ」につき、テナントに対する賃貸人の地位を同社からダミー会社であるエービーシー社又はワイド社に移転した形を取り、テナントらに対し,以後,賃料等を上記各ダミー会社の銀行口座に振込入金することを指示し、よって、情を知らないテナントらをして、平成8年9月ころまでの間、合計約2億円を振込入金させ、もって、強制執行を免れる目的で財産を隠匿した、というものである。

2 平成元年の最高裁判決が抵当権に基づく物上代位による賃料債権の差押えを肯定して以降、賃料債権の差押えを免れるため、ダミー会社もしくは関連会社への賃貸人名義の変更や賃料振込先の変更といった対抗手段が横行するようになり、民事執行の実務上、このようなダミー会社等への賃貸人の地位の移転は、賃料債権の差押えに対する妨害事例の典型とされてきた。
 そして、検察官は、本件もその一例であるという。すなわち、検察官は、「麻布ガーデンハウス」についての賃貸人の地位の移転は、貸金の返済を求める催告書がスンーズ社に配達されて間もなくのタイミングでなされていること、また、「白金台サンプラザ」についての賃貸人の地位の移転も、債権者が抵当権に基づく物上代位により別の賃貸ビルのテナントに対する賃料債権につき債権差押命令を得た直後のタイミングでなされていること、「麻布ガーデンハウス」及び「白金台サンプラザ」の各物件につき、上記のようにして賃貸人の地位が移転されたにもかかわらず、テナントが支払った賃料はいずれも還流してスンーズ社に入っていることなどの諸事情に照らすと、上記の各賃貸人の地位の移転は、賃料債権の差押えを免れる目的でなされた仮装隠匿行為であり、強制執行免脱行為であるというべきであると主張する。その上で、検察官は、スンーズ社の社長及び従業員が上記の賃貸人の地位の移転の少し前又は直前のタイミングで被告人の事務所を訪れていること、上記の賃貸人の地位の移転に使用された「賃貸人変更のお知らせ」は、スンーズ社の従業員Sが被告人から貰った雛形に基づいて作成したものであることなどの諸事情からすれば、被告人が上記の各強制執行免脱行為につき、共犯者として関与していることは明らかである、と主張する。
 これに対し、弁護人は、被告人は、スンーズ社からの依頼により、バブル崩壊後の同社の生き残り策を検討したところ、スンーズ社は早晩破綻することが必死であり、このうえは、サブリース会社を設立してスンーズ社の従業員を移籍させ、この新会社において、スンーズ社からその所有に係る賃貸ビルについて一括賃貸を受ける一方でこれをエンドテナントに転貸し、その営業利益(賃料収入)によって、従業員の雇用の確保をしていくという「分社サブリース構想」を案出するに至り、平成4年11月から同年末にかけて、チャート図を書くなどして説明をしたり、現地視察を含む調査をするなどした上で、賃貸物件としての競争力や債権者との関係の安定性などの観点から、サブリースの対象物件として「白金台サンプラザ」等の物件を選定し、スンーズ社の関係者の基本的了承を得たのであり、被告人は、あくまで「実体のあるサブリース構想」に基づいて賃貸人の地位の移転を指導していたものであって、サブリースを仮装したとされる本件各公訴事実とは無関係であると主張し、さらに、(1)「麻布ガーデンハウス」の賃貸人の地位をエービーシー社に移転した行為の真相は、スン社長が、「麻布ガーデンハウス」を海外で売却することを考え、その準備のため、物件管理担当の従業員Sに指示して実行させたものである、したがって、サブリースを仮装したものではなく、強制執行免脱目的でなされたものでもない、なお、被告人としては、被告人の提案した「分社サブリース構想」は、別途、準備・実行されるものと認識していた、(2)「白金台サンプラザ」の賃貸人の地位をワイド社に移転した行為の真相は、従業員Sが、単独で、あるいは、経理担当の従業員Oと共謀の上、スンーズ社の資金を退職金名目で横領する準備行為として実行したものであって、サブリースを仮装したものであり、強制執行免脱目的によるものである。しかし、行為及び目的はSら限りのものであり、被告人やS社長らは全く関係がない、と個別に反論し、被告人のみならず、S社長及びNも全面的に無実であると主張する。そして、以上の主張に関連して、被告人が「賃貸人変更のお知らせ」の雛形をスンーズ社の従業員Sに渡したのは、検察官が主張する平成5年2月ではなく、被告人がチャート図を書くなどして「分社サブリース構想」を説明した平成4年11月であると主張する。12021302

3 当裁判所の判断の概要は以下のとおりである。
(1)被告人主張の「分社サブリース構想」については、平成4年4月の管理会社案にまで遡ることのできるものであり、あくまでも実体のあるサブリースを目指したものであると認められ、その対象物件についても、被告人は十分な調査検討のもとに選定していることが認められる。また、チャート図についても、記載内容や同図についての被告人の説明内容の合理性などに照らすと、検察官主張のような「強制執行妨害策の指南図」とみることはできず、弁護人が主張するように、「実体のある分社サブリース構想の説明図」とみるのが相当である。
 そして、このような被告人の主張に係る「実体のある分社サブリース構想」の本件当時における実在性にかんがみると、本件各公訴事実はサブリースを仮装したとされる点において被告人の構想と全く異質なものであり、このことは被告人の本件各公訴事実への不関与をうかがわせるものといえる。
(2)「麻布ガーデンハウス」についての賃貸人の地位の移転に関しては、証拠によれば、検察官主張の平成5年2月19日の「2月謀議」の3日前の社内会議において、「麻布ガーデンハウス」ほか1物件を東南アジアの投資家に売りに行くことが決定されたこと、その後間もなくの時点で数あるスンーズ社所有物件の中からこれら2物件について賃貸人の地位の移転がなされていること、実際にS社長が上記2物件について売却交渉のために海外に渡航していること、サブリースの主体とされたエービーシー社は、検察官が主張するような実体のない会社ではなく、アジア貿易を企画立案するなど、実体があったこと、海外への売却に際して別会社を設立してサブリースを組んでおけば、海外の投資家としては、自ら管理する必要がない上、賃料保証により投資に対する一定の利回りも保証されることになり、極めて便宜であることなどの各事実が認められ、以上の各事実を総合すると、「麻布ガーデンハウス」についてのサブリースは、海外に売却するための準備のために組まれることになったものである可能性が高いというべきである。従業員Sの証言をはじめとした「2月謀議」の実在性をいう各供述証拠には、いずれも供述内容の不自然さや重要な点についての供述の変遷があり、にわかに信用することはできない。このようにして、「2月謀議」の実在性については、これを支える各供述証拠の信用性の観点だけからしても多分に疑問がある。
(3)次に、「白金台サンプラザ」についての検察官主張の平成5年11月4日の「11月謀議」は、前記「2月謀議」の存在を前提として、その延長線上に存在するものであるところ、前提たる「2月謀議」の実在性に既に多分の疑問があることは前記のとおりである。
 ところで、「白金台サンプラザ」についての賃貸人の地位の移転に関しては、サブリースの主体とされるワイド社に会社としての実体がないことに徴すると、サブリースそのものにも実体がないことは明らかである。
 それでは、従業員Sがどのような理由から、「白金台サンプラザ」のサブリースを仮装したのか。従業員Sは、従業員Oほか2名とともに、退職金として多額の現金を横領している。このことからすると、「白金台サンプラザ」についての賃貸人の地位の移転は、従業員Sが横領の準備行為として、単独又は従業員Oらと共謀の上、行ったものと見る余地が多分にあるというべきである。12021411

4 なお、スンーズ社は、本件当時、明らかな債務超過に陥っていたものであり、このような状況の中では、従業員の雇用の確保を実現しようとするときは、債務者側にとってみれば最低限の要求であっても、債権者との間であつれきが生ずるのは不可避である。債務者の従業員の生き残り策は、債権者にとっては、多分に強制執行妨害の実質を有する。債権者にしてみれば、従業員の給与に回す金があるのであれば、債務の弁済に充てるべきだということになる。この意味で、検察官が、分社サブリース構想について、「スンーズ社の主要事業である不動産賃貸業そのものを従業員ごと債務を負わない別会社に移譲し、それまでスンーズ社があげていた収益の一部を別会社で確保する一方、スンーズ社自体は債務のみを残して消滅させてしまうもの」であると指摘しているのは、一面の真理をついている。構想の段階で債権者にすべてを打ち明ければ、一蹴されてしまうのがおちであろう。任意整理の手法として許される範囲内で先行的に構想を実施し、実績を上げた上で、債権者にもそれなりのメリットがあること、少なくとも損ではないこと、最小限、我慢できないほどの損ではないことなどをねばり強く説明して説得する必要がある。検察官は、被告人が、スンーズ社の関係者に対し、同社の収入を求償債務の返済という形でその関連会社である香港の現地法人に移すことなどを内容とする10通の契約書の締結を指導したり、抵当物件を売却処分したときは債権者から売却代金の一部を分けて貰えとの趣旨に受け取れる発言をするなどして、スンーズ社又はスンーズ社グループの財産確保のための方策を積極的に指示・指導していることをもって、本件各公訴事実についての被告人の関与を推認させる間接事実であると主張する。しかし、このような主張は、債務超過に陥っている会社の任意整理を受任した弁護士に対するものとしてはいささか酷に過ぎる。検察官指摘の各局面において発揮されている被告人のタフ・ネゴーシエーターぶりは、被告人の主張に係る分社サブリース構想について、被告人にはこれを実現する強い意志と十分な能力があったことの証左として、無罪方向のものとして評価すべき側面も多分にあることを忘れてはならないと思われる。

5 ところで、本件の捜査、公訴の提起・追行については、以上に述べたほかにいくつかの問題が指摘できる。
 その一つは、関係者の取調べに際して捜査官による不当な誘導があったことがうかがわれるということである。
(1)従業員Sの平成10年11月22日付け検察官調書は147頁にもわたる大部の調書であるところ、その記載のうちのかなりの部分が、平成10年11月3日付け検察官調書と一致し、そのことから22日付け調書は3日付け調書に修正加工されていることが明らかであるところ、その内容を比較すると、両者間に大きな食い違いがある。
 すなわち、3日付け検察官調書は、平成5年1月ころに、被告人の主張に係る「分社サブリース構想」についての話が被告人からあったことを認めた上で、社員をどうやって移すのかとか、設立した会社で一体何をするのかといったことには何も触れられることはなかったことから、被告人は本気で考えているのではなく、サブリースの外形を整えろという趣旨で言っているのだと気付いたという趣旨の記載となっている。これに対し、22日付けの検察官調書では、被告人が、平成5年1月ころから、はっきりと強制執行妨害の指示をするようになったと述べられている上に、分社サブリース構想は、平成6年後半ころの話として録取されている。以上によれば、被告人による本件犯行の指示に直接関係する事柄に関する極めて大きな供述の変遷があったことは誰の目にも明らかである。しかるに、その変遷の理由については調書上何ら触れられていない。
 そして,その他の変更部分の内容等にもかんがみると,上記の供述の変遷については取調検察官の意向が色濃く反映され、検察官の強い主導でこれらの調書が作成されたことがうかがわれる。しかるに、公判検察官は、後者の検察官調書のみを証拠請求し、前者の検察官調書の存在については弁護人からの証拠開示の請求があって初めてその存在及び内容が明らかとなった。
(2)また、S社長の検察官調書に関しては、海外物件の売却交渉についての成功報酬の一部であることが極めて明らかな現金2,000万円が「2月謀議」の5日後である平成5年2月24日にスンーズ社から被告人に対して支払われているところ、検察官調書には、被告人から細かく犯行の指示をしてもらったことに対するお礼の趣旨を含めて、いわばトータルのものとして支払った旨が記載されている。
 当該報酬は、名実ともに海外物件の売却交渉の成功報酬として支払われたことが明らかであるのに、被告人の犯行指示に対する報酬の趣旨が一部含まれているかのような供述を録取しているのである。
(3)以上のような検察官の供述調書の作成経緯やその内容からは、捜査官の強引な誘導があったことが強くうかがわれるのである。12021412

6 さらに、本件の捜査及び公判における検察官の立証活動については、以下に述べるとおり、より根本的で重大な問題があり、この点が関係者の供述の信用性についての当裁判所の評価に大きな影響を与えた。
 すなわち、証拠中の預金保険機構特別業務部作成に係る平成9年12月25日付け「調査報告書」によれば、同機構は、平成9年2月、「スンーズ社の社長が国内資産を処分し、シンガポールヘ逃亡する」旨の情報が寄せられたのを契機として、スンーズ社に対する調査を開始したところ、同社の関連会社であるエービーシー社及びワイド社の各銀行口座に多額の家賃の振込入金が確認されたこと、平成5年10月下旬、債権者がスンーズ社に対し賃料債権の差押えを行おうとしたが、賃貸人が第三者に変更されており、差押えができなかったこと、エービーシー社及びワイド社の各銀行口座から、平成8年1月8日にワイド社名義で開設された公表外口座(いわゆる従業員Oらの隠匿口座)に預金が振り込まれ、さらには、同口座から、平成9年1月8日に2億1037万円が出金されていることを探知した。
 以上の調査結果によれば、預金保険機構がスンーズ社の経営者に対し、エービーシー社及びワイド社を利用した強制執行妨害の嫌疑を持ったのは頷けるところである。しかるに、上記のように2億1037万円の使途不明金があった事実を把握していたことや、同調査は住管機構の債権回収を究極の目的としていたことなどからすれば、預金保険機構としては、いわば入口的な犯行である強制執行妨害罪の成否のみならず、最終的な、いわば出口としての現金出金2億1037万円の行方に重大な関心を有していたはずである。すなわち、強制執行妨害罪の解明を進めることにより、現金の流れ、特に経営者らの個人的な現金の隠匿(着服)を疑い、その事実の有無を解明しようとしていたことは自明であるといってよい。実際にも、S社長は逮捕直後の取調べで、捜査官から開口一番、「2億円の現金をどこにやったのか。」と聞かれている。 以上からすると、強制執行免脱と最終的な現金の行方の問題は、密接に結びついているとみるのが自然である。
 ところが、S社長らの逮捕の翌日である平成10年10月20日、捜査機関にとって全く予期していない出来事が起こった。同日の従業員Oに対する事情聴取から、上記2億1037万円の使途不明金は、従業員O、従業員S、その他2名の合計4名の従業員がS社長の了解を得ずに退職金として分配して着服横領していたことが判明したのである。
 捜査機関は、従業員Oらの横領を知った後に、入口と出口を分ける構成、つまり、強制執行免脱は経営者らが行い、免脱によって確保された現金は、経営者ら不知の下に従業員が横領したものとして事件を構成し、S社長らに対する責任追及を続け、ひいては被告人の逮捕・起訴に踏み切った。そして、その一方で、従業員Oらの退職金横領行為を一切不問に付したのである。
 確かに、賃料の入口と出口の問題、すなわち強制執行免脱と現金着服とを別個無関係のものとして構成し立件するのが相当な場合がないではないだろう。しかし、上記のとおりの強制執行免脱とその後の現金の行方の問題との密接な関連性にかんがみると、そのような構成をするのであれば、強制執行免脱はS社長らが行ったが、その後の現金の行方にはS社長らは無関係であることを明確にしたうえでそのようにすべきである。
 ところが、関係証拠をみると、検察官において、上記4名に対し、彼らが退職金名目の隠匿金を取得した経緯を詳しく追及した形跡はない上に、公判においても、2億1037万円が使途不明であることを示す証拠(いくつかの銀行口座を経て1つの隠匿口座に集約され、そこから多額の現金が一気に解約出金されているという内容のもの)を提出するだけで、従業員Oらがこれを取得したことを示す証拠は何も提出していない。このような証拠関係では、上記現金は強制執行免脱行為をしたとされるS社長らが個人的に横領したものとの疑いを抱かせる。上記従業員4名による横領の事実は、従業員Oに対する弁護人の反対尋問の追及でようやく法廷に顕出された。このような検察官の態度はアンフェアとの評価を免れない。
 また、従業員Sの平成10年11月21日付け検察官調書は、同月1日付け検察官調書を加工修正して作成されたものであることが記載上から明らかであり、前述の同人の3日付け検察官調書と22日付け検察官調書との間の関係と同様な関係が存在するところ、1日付け検察官調書には、退職の際に2,700万円の退職金を受領した旨の記載があるのに(実際には4,900万円の退職金名目の分配金を受け取っており、このことを捜査機関は従業員Oからの同年10月20日の事情聴取で既に把握していた。)、21日付け検察官調書には、退職金に関する記載が一切ない。そして、21日付け検察官調書は第1回公判において証拠請求されているが、1日付け調書は当初は請求されておらず、弁護人の証拠開示請求を受けて初めてその内容が明らかになった。以上の点は、被告人による本件犯行の指示を肯定している従業員Sの捜査段階供述及び証言全体についての信用性にも大きく影響してくる12021413ものと解さざるを得ない。従業員Sは、本件で逮捕されながらも不起訴処分となり、退職金の横領については前後を通じて捜査機関の追及を何ら受けていないところ、このような従業員Sが、一種の司法取引のような形で、全面的に捜査機関に迎合する供述を行ったとみられてもやむを得ないものというべきである。

7 よって、本件各公訴事実は犯罪の証明がないことに帰するから、被告人に対しては無罪の言い渡しをする。



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2012年02月14日

判決要旨を転載ください(2003.12.27) 

12021004 以下に24日の安田さんへの判決要旨を載せました。検察側は控訴します。どうみても、この判決内容で、控訴できるのかと私は不思儀です。どんな控訴理由をデッチアゲるのでしょうか。
 できたら、ホームページをお持ちの方は、以下の判決要旨をホームページ転載して(これは明日2012.02.15やります)、より多くの方の目に触れられるようにお願いします。この判決内容にどう控訴できるものなのか、多くの方に判っていただきたいのです。


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2012年02月13日

注目!2001年4月24日(火)10時、傍聴へ!

12021119書評本屋『厳選館』 傍聴へ!

書評本屋『厳選館』より引用
  更新意見陳述で、安田さん自身が発言します。裁判所にアピールするため、傍聴席を支援で埋め尽くそう!
  安田さんにかけられた「強制執行妨害」との被疑事実は「でっちあげ」であり、事実論からも法律論からも、安田さんの無実・無罪は明らかです。安田さんの弁護団は土屋団長(元日弁連会長)を先頭に約1250名に及ぶ全国の弁護士によって構成されています。今後も多数の方々が傍聴に駆け付けられることを希望します。



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2012年02月12日

安田弁護士の無実は明らかだ!(2001.05.12)

12021112市民集会 安田裁判とわたしたち
ゲスト:大谷昭宏さん/朴慶南さん

5月12日(土)
午後6時〜
文京区民センター
地下鉄三田線:春日駅駅前
丸ノ内線・南北線:後楽園駅徒歩3分
JR:水道橋駅徒歩10分
参加費:300円

第四幕 検察側の証人

 安田さんを支援する会・東京で企画する市民集会としては四回目になる。1999年1月の赤坂区民センターを埋め尽くした発会集会、7月の「なぜ、安田弁護士は釈放されないのか  」という怒りをぶつけた星陵会館での集会とデモ、そして11月の文京区民センターで催された安田さんを迎えての報告集会とパーティーのそれぞれが、安田さんの無実・無罪を確信する仲間たちの活気に満ちたものであった。
 さて、その後だ。
 裁判は検察側立証が進み、次々登場する証人たちはいずれもなかなかの「役者」ぞろいであった。折をみて、公判の展開を共有する機会を持つことが懸案であったが、その時が来た。
 木村烈裁判長が交代するのだ。新しい裁判長は大谷直人氏。司法審議会に説明員として、裁判の長期化は弁護側が不用な尋問をするからだという主旨の発言をしている人である。右陪席も交代する。彼らにはこれまでの証人たちの姿は調書を通してしかわからない。それも、ちゃんと読んでくれたらの話だ。この二年間、弁護団が公判で積み上げてきたことを決してゼロにさせてはならない。
 刑事裁判とは、いってみれば権力が装置した舞台だ。にもかかわらず被告人と弁護団以外はみんな交代してしまうのだからひどい話ではないか。
 第四幕となる集会では、公判解説を軸に検察側立証がいかに破綻してきたかをしっかり共有したい。権力の描いた台本がいかにデタラメなものであったかを知ることが、これからの裁判の、台本の書き直しを許さない闘いにもつながっていくだろう。
 ゲストとして大谷昭宏さん、朴慶南さんをお迎えして、この裁判とこのような弾圧を生んでいる社会をどのように見ているか語っていただく。ぜひ足を運んでください。



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2012年02月11日

安田弁護士の不当起訴に抗議する!「はじめに」

12021001 1998年12月6(日)に私はぼんやりテレビを見ていたところ、私の会社の監査役であります大口昭彦弁護士と同じ事務所の安田好弘弁護士が警視庁に逮捕されるニュース画像が流れました。私はたいへんに驚きました。すぐに調べ出しますと、「日本住宅金融機構株式の告発に基づき、競売妨害罪なる容疑により」、警視庁捜査二課が逮捕したとのことです。私はすぐ、「これはデッチアゲ逮捕だな」と思いまして、すぐさま「周の発言」に書いていきました。そして12月8日「緊急アッピール 安田弁護士の不当逮捕に抗議する!」というページを設けまして、「将門Web」のTOPページからリンクしました。そうしましたら、たくさんの方々のアクセスを受け、かつメールもたくさんいただきました。それにこの「安田不当逮捕問題」を扱うさまざまなサイトとも連携できていきました。
 私はインターネットの世界で、このような形で闘うのは始めてでした。また日本でも、権力の不当な弾圧とインターネットを中心として、闘いの情報が交されたのは、この事件がはじめてではないでしょうか。
 1968年7月に、ソ連軍がチェコスロバキアに侵攻しました。19歳でありました私はかなり驚きかつ怒りまして、すぐさま単独で港区狸穴のソ連大使館に抗議に行きました。どうしたらいいのか判らないまま、大使館前で、大勢の人たちと抗議の座りこみをしました。ちょうど、同じく座り込みをしている中に鹿児島鶴丸高校の1年のときの同級生の顔を見つけて、二人で歓声をあげたものでした。座り込みはしばらくして機動隊によって蹴散らされてしまいました。
 そんな時代と比べると、このインターネットを武器とした闘いは、より有効に機能できるように私は思っています。
 この安田弁護士の問題への闘いは長く続きました。そして今も続いています。安田弁護士は起訴され、私のこのページも現在のように名前を替えました。
 そして安田弁護士が不当に長期勾留された間も、たくさんの闘いが継続されました。現在は、毎月2回の公判が続けられています。
 安田弁護士の完全無罪、無実が証明されるまで、このページで情報発信をしてまいります。  


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2012年02月10日

過去の「石原都知事の増税案に反対する!」のログ記録

12020811 私が過去の「石原都知事の増税案に反対する!」のログ記録を終えます。
 はじめの日付が、私がUPした日付で、(2000.02.13)などというものが、それのもともとのUPをした日付です。

02.03「石原都知事の増税案に反対する!」の「はじめに」(2000.03.05)
02.04「銀行にはもっときびしく!」への返信 (2000.02.13)
02.05外形標準課税について(2000.03.03)
02.06「外形標準課税についての書き込み」への私からの返信(2000.03.03)
02.07石原都知事の三国人発言と外形標準課税について(2000.04.20)
02.08東京地裁が都の外形標準課税は違法という判決(2002.03.27)
02.09石原慎太郎は大田区が地盤なんだ(20002.07.15)



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2012年02月09日

石原慎太郎は大田区が地盤なんだ(2002.07.15)

12020709 私は、石原慎太郎東京都知事が、いわゆる「外形標準課税」ということで、増税案を出して来て、しかもほとんどすべての党派が戦前の大政翼賛会のような形で、それに賛同していくことに大変に嫌な思いを抱いたもので、このページを作ったものなのです。今では、Googleで「石原都知事」といれますと、真っ先にこのページが出てきますから、石原慎太郎にとって、私のサイトは嫌なところになっているでしょうね。
 ところで、その私の抱く石原慎太郎への思いを一変させてくれた彼の発言があります。今月8日に産経新聞に書かれた「日本よ」という連載の「時代錯誤な金融政策」という一文です。私は「けっこういいことを言っているじゃないか」という思いなのですね。
 以下一部引用します。

 しかしそれにしてもわざわざ新設された金融庁の姿勢があんなものでいいはずがない。政府は一昨年から従来地方自治体が監督していた、信用組合という末端の地域金融機関の監督権をも中央政府に取り上げ監督に乗り出した。その引き金は、東京の信用組合のかつての不祥事ではあったが。そして、彼等が末端地域の金融機関に押しつけた金融における基準は大方大手の銀行と同じものでしかない。例えば通達されている基準の一つは、企業の会計の数字の字面の上で債務超過している企業には一切融資は許されない。それが仇となって地域々々の零細企業に対する金融はたちまち硬直化してしまい、倒産が続いている。小零細企業の密集している東京の大田区ではすでに、従来八千社在った企業が五千にまで激減してしまった。

 信組といったローカルな金融機関と融資を受けている企業の関わりは、決して帳簿の字面の上だけのものではなく、狭い地域での企業主と貸し手側の人間関係を通じての互いの評価と信頼の上に成り立つ場合が多い。しかし当然貸し手側には預金を預かる者としての責任はあるから、いかに情実とはいえ無謀な融資は許されるものではない。がなおそれを、数字だけを構えて大手と同じ一律の基準でくくってしまうということは、地域に密着した群小の金融機関の特性を殺ぎ落とし、地域の零細企業のせっかくの可能性を抹殺しつくすことにもなりかねない。

 先日テレビで目にしたある信用組合支店の苦労についてのルポルタージュでは、優れた技術を持ち優れた業績を上げてきたある零細企業と、今までの身近な付き合いから彼等の可能性を理解している信組の支店長と店員たちが、金融庁が新規に構えた基準の中で、役所への報告をいかにレトリックして、企業を守るための融資を続けるかに苦労している様を極めて印象的に映し出していた。

 彼等が相手にしている二つの優秀な典型的零細企業は、そこで作っている部品はそれぞれの大手の親会社にとって不可欠のものだ。片やは親子二人、片やは親夫婦と息子三人が働いているが、最近欠陥品が増えてきたためにそれぞれ決心して七、八千万ほどの新しい機械の購入に踏み切った。

 資本金がせいぜい二、三百万程度の有限会社だから、償却を計上すれば機械を購入した瞬間から会社は債務超過となってしまう。そして金融庁が信用組合に通達した金融の規範では債務超過の会社への融資は禁じられている。その制約の中で、日頃よく見知っていて評価もしている相手に、金融庁への報告をいかにレトリック、つまりごまかしてでも融資を続けてやるかという腐心の明け暮れの実態だった。

 この期に及んでもなお政府は、日本の従来の担保主義の金融システムを、担保能力以外の企業の可能性を評価して行う融資に変質させるべき複合的な努力を一向に講じてはいない。しかたなしに東京都は独自に、CLOからさらに直接金融に近いCBOの発行という手立てで小零細企業ヘの融資援助を講じてきたが、先に日銀はCBOについての商品価値を正式に認定しもした。やがてはこれをナスダックのような市場に育てたいと思っているが、本来これは国が乗り出して行うべき仕事だろう。

 地方分権の時代というのに、地方においての地域性を生かしての金融の監督権までを全て中央集権として国の手に集めて、国家の基幹産業を底辺で支えている中小企業の息の根を止めてしまう金融政策を敢えてとる姿勢は官僚の時代錯誤としかいいようない。私が目にしたそのテレビ・ルポルタージュの最後に大蔵省出身の金融庁大臣は正面切って、金融庁の規範から外れるものはそれぞれの世界から消えてもらうしかないと、冷然といい切っていた。私はそれを驚きをこめて唖然、暗然たる思いで眺めていた。我々のいうことが聞けないなら、勝手に死ねということか。

 私はこれを読みまして、「あ、そうか石原慎太郎は大田区なのか」と思い出しました。大田区のとくに蒲田地区は、日本の最先端工業技術を本質的に支えている中小零細企業の集まっているところです。この日本を支えている中小企業がたくさんあると言っていいでしょう。優秀な技術力を持ちながら、みな資本金も小さいし、かつ余裕ある資金力も皆無です。でもそうした優秀な技術力と、その中小企業主の誠実な人柄を見こんで、地域の小さな金融機関である、信用組合は融資をしてきたわけです。それが、この地域の企業を支えてきたわけなのです。
 それを国は、官僚たちは何をしようというのでしょうか。この石原都知事の指摘はまったくその通りです。
 同じ大田区と言っても、大森と蒲田ではまったく違います。大森には田園調布があるように高級住宅地ですが、蒲田は町工場ばかりです。そして双方は反撥しあっています。石原慎太郎は、大森のほうなのでしょうが、この際、ぜひ同じ区である蒲田の数多くの優秀な中小零細企業を守ってほしいものです。国と金融庁と官僚たちの冷たい仕打ちに是非とも闘ってほしいものです。(2002.07.15)



shomon at 05:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!