将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:おきのたいふ

11042815  上田敏は、1874年(明治7)10月30日〜1916年(大正5)7月9日の生涯でした。
 私は岩波文庫の『上田敏全訳詩集』を持っていましたが、引越しでもうありません(下北沢の古書店に売りました)。
 私が一番好きなのは、この『海潮音』の「シャルル・ボドレエル『信天翁』(おきのたいふ)あほうどりのことです」です。これは私のブログの以下で読むことができます。

 http://shomon.livedoor.biz/archives/50884532.html
       「東京都北区王子のホームページ」 の11

 いつも身近に置いていた文庫本でしたが、今はもうそばにはありません。でももう思えば、インターネット上ではいつも読むことができるから、それでいいわけなのですね。
 いや、実は困りました。インターネット上で、信天翁を「おきのたゆう」と読んでいるサイトもあって、私は一貫として、「おきのたいふ」と読んで、それで暗記していたからです。
 でも「よみ」もけっこう大変なことですね。(2011.04.28)

fd820843.jpg

 信天翁と見ると、私はやはり「おきのたいふ」と読んでしまいました。私はすぐに上田敏の「信天翁(おきのたいふ)」の、以下の詩句が口から出てきます。

  波路遥(はる)けき徒然(つれずれ)の 慰草(なぐさめぐさ)と船人は、
  八重の潮路の海鳥の沖の太夫を生擒りぬ、
  楫(かじ)の枕のよき友よ心閑(のど)けき飛鳥(ひちょう)かな、
  奥津潮騒すべりゆく舷(ふなばた)近くむれ集ふ。

 ボードレールの詩ですね。私の大好きな詩です。たしか高校1年のときに知った詩でした。

   http://shomon.net/kansi/siika1.htm#bin  「上田敏全訳詩集」

 この「信天翁」がハンドル名なのでしょうが、この名前のホームページがありました。

  http://kitanet.easymyweb.jp/member/AHOUDORI/  信天翁(あほうどり)の放浪記

 これが実に私の大好きな飲み屋がいくつも出てきますホームページでした。
 私が今住む王子、そして赤羽、東十条。そして私が昨年9月まで事務所を置いていた御茶ノ水、そして神田の飲み屋がいくつも出てきます。いや、それ以外にもこの信天翁さんは、福島や高知といった地方の飲み屋も行かれているようです。住んでいるのが赤羽のようですから、できたらそのうちお会いできないものかななんて希望していますが、実現することはなかなか難しいことでしょうね。
 もう前ほど外では飲まない私ですし、そもそももうお酒の量が極端に落ちています。
 でも、ひょっとしたら、こんな素晴らしい方にお会いできることもあるかもしれないという思いで、今後も飲み続けていきます。

 このサイトは、ここのサイドバーの「東京都北区王子のホームページ」でリンクしています。

続きを読む

07012302 今「東京都北区王子のホームページ」 の11 を読んでいました。この上田敏の「海潮音」はいつもいくつかの詩を思い浮かべます。
 このボードレーヌの「信天翁(おきのたいふ)」もいいですね。詩句がいつも私の口から出てきます。

 波路(なみじ)遥(はる)けき徒然(つれずれ)の 慰草(なぐさめぐさ)と船人(ふなびと)は、
 八重(やえ)の潮路(しおじ)の海鳥(うみどり)の 沖の太夫(たいふ)を生擒(いけど)りぬ、
 楫(かじ)の枕のよき友よ 心閑(こころのど)けき飛鳥(ひちょう)かな、
 奥津(おきつ)潮騒(しおざい)すべりゆく 舷(ふなばた)近くむれ集(つど)ふ。

 ただ甲板(こうはん)に据(す)ゑぬれば げにや笑止(しょうし)の極(きわ)みなる。
 この青雲(あおぞら)の帝王も、足どりふらゝ、拙(つたな)くも、
 あはれ、眞白き双翼(そうよく)は、たゞ徒(いたず)らに廣(ひろ)ごりて、
 今は身の仇、益(よう)も無き 二つの櫂(かい)と曳(ひ)きぬらむ。

 天(あま)飛ぶ鳥も、降りては、やつれ醜き痩姿(やせすがた)
 昨日(きのう)羽根のたかぶりも、今はた鈍(おぞ)に痛はしい、
 煙管(きせる)に嘴(はし)をつゝかれて、心無しには嘲(あざ)けられ、
 しどろの足を模(ま)ねされて、飛行(ひぎょう)の空に憧(あこ)がるゝ。

 雲居の君のこのさまよ、世の歌人(うたびと)に似たらずや、
 暴風雨(あらし)を笑ひ、風凌(しの)ぎ猟男(さつお)の弓をあざみしも、
 地の下界にやらはれて、勢子の叫びに煩(わずら)えば、
 太しき双の羽根さへも 起居(たちゐ)妨ぐ足まとひ。

 やはり私の好きな詩ですね。私も思えば、「世の歌人に似たらずや」というようなことがあるのかなあ。

続きを読む

↑このページのトップヘ