1210230112102302 やはり今日の伊左衛門の話でも、的矢六兵衛が旧と新が変わったことは分かるのですが、この新的矢六兵衛がそもそもどういう人物なのか、ということがつかめませんん。
 いや、この新的矢六兵衛が次のようなことは充分に分かります。分かってきました。

 洒落や冗談どころか、めったに口も利かぬ。居ずまいたたずまいは、御書院番士の手本じゃ。・・・・・・。
 太刀筋は直新影流(じきしんかげりゅう)と見た。誇らしいことは何ひとつ口にせぬが、免許者にちがいない。・・・・・・。
 もとの六兵衛に劣るところといえば、座持ちの悪さじゃの。無口のうえに愛想がない。いつも酒席の端で、独り酒を酌んでいる。・・・・・・。12102214

 やっぱり、ここらへんはいくら読んでも、この新的矢六兵衛のことは私にはすべて見えてきません。江戸時代の多くの武士たちがそのほとんど、いやすべて12102215が実にだらしのないものとしても(そしてそれは事実でしょうが)、この新的矢六兵衛が何故どこから現れ、どういう武士なのかは私にはさっぱりつかめてこないのです。
 今後読んでいけば、つかめてこれるのでしょうか。